長澤まさみには本当に感謝してる。
ちょっとずつ経緯を話すよ。
>>1です。とりあえずスペック
【年齢】20歳
【性別】女
【住まい】大阪
【身長】156センチ
【体重】45キロ
【現在の生活】ニート
顔うpは特定されるの怖いのでごめんなさい。
2年前の梅雨の時期に、両親と不仲になり毎晩父親から
「この家から出て行け」と言われ続けて実家にいるのが耐え切れず家出を決意
一人娘だったから家出ていく時は母親がすごい泣いた。
「本当に出ていくの?!」ってワンワン泣かれてしまい、自分も涙を流したけど
母親に見つからんようにひっそり自分の部屋で泣いた。
家出を決意したものの当時の私はまだ10代で貯金もあまりなく、
住む場所を探すのにすごく苦労した…。
とりあえず、不動産に何度も足を運んで
良い部屋がないか時間をかけて探した。
住む場所は大阪の難波が良かったんだけど、都会なので家賃がデラ高い。
安くても6万~からがほとんどだった。光熱費、水道、etcを足して生活費10万ほどは
貯金もほとんど無い自分にとって高く感じ安い物件がないか必死に探した。
>>13
手だけなら…(´・ω・`)
必死に家賃が安いところを探し、やっと良いアパートを見つけた。
家賃4万円のアパートを発見しすぐに契約をした。
場所はVIPでも危ない街と取り上げられてる大阪の西成のほうにあるアパート。
女性ひとり住むのは危ないよ~と不動産の人に言われたけど
その時の私にとっては家出を決意した強い気持ちがあったので住むのが怖いと思わなかった。
窓からは大阪のシンボル通天閣が見えるし、ユニットバスではなくお風呂をトイレが別々で
コンビニも近くて更に家賃も安い!と自分にとっては好条件だったので
治安の悪い場所に住む不安よりもこれから始まる一人暮らしの嬉しさに胸が高鳴った。
貯金無いのに、よく敷金礼金前払い保険料払えたね。
実は人からお金借りますた…1年かけてちゃんと全額返しました。
家の門限がすごく厳しくて友達の家さえもお泊り禁止だった私にとって
憧れの一人暮らしがスタートした。
門限に縛られることがない!父親の怖い顔を見なくてすむし怒鳴られない!
自分の好きなことができる!ヒャッハー!と一人暮らしが始まった時はウキウキして仕方なかった。
ほとんどの家具を大好きなピンクで統一し新調して自分好みの部屋に飾り
一人暮らしを楽しんでいた。
のちに幸せが刻々と消えていくとは思わずに毎日を楽しんでた。
一人暮らしを始めて一ヶ月ほどで現実を見る。
思った以上にお金がどんどん飛んで行く…orz
水道費、光熱費や食費はそんなにかからないんだけど
家具をほとんど新調したせいでお金がほとんどなくなった。
あと季節の変わり目で服も新調してしまい残額3万とかだった。
両親からは仕送り一切なし。当時は彼氏もなしで本当に頼る人がいなくて
途方に暮れていた。
さすがに生活していくためにお金を浪費していくわけには行かないので
家から近い飲食店でアルバイトとして働き始めた。
家具全部新調っておまいさんwww
新調したのにも理由がありまして…
引っ越しで荷物を運ぶのにかなりのお金が必要になって
高いお金を払うぐらいなら自分で必要な物だけ運ぼうとして
キャリーバックに実家の荷物入れては往復して運んでた。
テレビ、ベッド、タンスはさすがに女手ひとつでは運べないのでほとんど新調してしまいました。
>>29
あーなるほw
でもタンスベッドはともかくテレビはお金貯まってからでもよかったんじゃない?
>>30
父親から一刻もはやく離れたくてお金貯める時間より引っ越し!さっさと引っ越ししたい!の気持ちが強くて
あまりお金がない状態で引っ越ししちゃった(てへぺろ
飲食店でアルバイトをしてからが地獄の始まりだった。
店長は私より3つ上で若い店長さんだった。顔は要潤似。
性格がかなりキツくいつも怒鳴ったり社員への差別がすごかった。
アルバイトの面接で初対面で話した時、あぁ…この人、苦手なタイプかも…も思った。
勤務先の社内環境の悪い中、生活のために頑張ろうとコツコツ働いていた。
飲食店はブラックやでぇ
飲食店で働き始めて1ヶ月が経った頃、まさみは頑張ってると店長がみんなの前で褒めてくれた。
それが嬉しくてメキメキと頑張ってると若い新人5人が入ってきた。
新人5人の中にめちゃくちゃ可愛い女の子が2人入ってきて店長はメロメロだった。
店長がだんだん私に愛想を尽かして私に怒鳴るようになってきた…。
頑張っている自分なんなんだろう?なんのために頑張ってるんだろう?と
少しずつ鬱状態になってきた。
一人暮らしの環境の中、寂しさも少しずつ生まれ笑ってるよりも泣いてる日々が続いた。
だんだん鬱っぽくなり、働いてるのが辛くなった。
口下手な性格で職場の人とはあまり親睦深めることができなくて
職場の人とお喋りする楽しみとかも見つけることが出来ずに
昼になったら携帯で2ちゃんまとめを見つつご飯…って感じで勤務してた。
働いてる時は職場の方針で大声で明るくハキハキあいさつ!で終わったら「お疲れ様です(小声)」だった。
ほぼ毎日そんな日常で、ある日嫌な思いをする。
いつも通り出勤した時に知ったんだが職場で飲み会があり私だけ呼ばれなかった。
なんで私だけ飲み会呼ばれなかったんだろう…と悲しくなり
鬱っぽい状態からだんだんおかしくなってきた。
自分が周りの職場の人と仲を深めなかったのも悪いけど、
思い込みは激しい性格の私は被害妄想も出てきて「みんなに嫌われてる」と思い込み
完全に心を閉ざしていた。
働いてる時に嫌な思いをすると、いきなり泣き出してしまいよく泣きながら
「っ…ヴゥッッ、っビエェ早退じまずくぁwせdrftgyふじこ」と言い
早退させてもらうこともしばしばあった。
思った以上に一人暮らしって苦労するよね。
>>41
俺まだ学生だけど明日休みだしずっと見てるw
でも大変そうだな。あとヤンデレって書いてあるけどなんかボーダーっぽいなもしかしたら
人生で一番病んでたと思う。一人ぼっちで恨む相手もおらず
ヤンデレ特有の誰かを恨んで愛すというよりは「死にたい死にたい。自分嫌い」って感じだった。
仕送りが無いのでアルバイトのお金だけでは生活が苦しくて
もうひとつアルバイトをしようと探した。
その頃にはヤンデレ状態が出来上がっていて
「あ~都会に住み始めた若者ってこんな状態になって死んでいくんだろうな…」とか考えてた。
あ、死のう。もう生きる価値ないよ私って暗い1Rの部屋で思う事も多々あった。
一人暮らしし始めた時はあんなに楽しかったのにね。
食べてる物も酷かった。お金が無いから大阪の有名なスーパー玉出っていう
激安スーパーで買い物をしてました。買うものは激安商品がさらに値引きの貼ってあるものや
値引きシールのはられた傷んでる野菜を買って上手いこと食べれるように料理してました。
お腹下すこともあってトイレに籠もったりもしたなぁ(´・ω・`)
1Rだったので料理できるほどのスペースもなく、カセットコンロを使ってご飯作ってました。
飲食店だけでの給料では生活が厳しかったので
単純に今の自分の状態(年齢がまだ若い、寂しいから人と話したい)を考慮し
ガールズバーかキャバクラなんて良いんじゃないかな?と思い
自分が安心して働けそうな夜の店を模索し始めた。
大阪は東京の次ぐらいに夜の店がとにかく多かった。しかも給料もめちゃくちゃ良い!!
ヘルスなどはさすがにしなかった。私は潔癖症でおっさんと一緒に鍋つつくのも無理なのに
おちん○ん舐めるとか無理!絶対無理無理!と思い内装がオシャレなキャバクラに決めてお店に連絡し
面接を受けることになった
給料はわりと安いけど働きやすそうなキャバクラに面接を受け、当日に受かった。
さっそく体験といった感じでドレスに着替えベテランの女の子に着替え室やら名刺の書き方やらを
丁寧に教えていただき、私の初めてのキャバクラデビューが始まった。
とりあえず客席についたらハンケチとライターは必須!ぐらいしか頭に入らなくて
その日はすごく緊張して、ライターのつけかたすら分からなくて
携帯依存症だった私が客席に携帯を持ち込んでお客さん帰った後に
ベテランの女の子に「なんで携帯客席に持ち込むの?怒」と言われ
めちゃくちゃ怒られて涙目でチビりそうだった。
どの辺がまさみなん?
どんくらい、まさみなん?
なんなん?
>>55
みんなが言うには顔全体が似てるらしい。
長澤さんは足がめちゃくちゃキレイだけど自分は短足www
一人暮らしを始めて2ヶ月程経った頃に、
昼は飲食店で働き終わった後は急いで夜はドレスに着替えてキャバクラ勤務の日々だった。
キャバクラでは口下手で面白い話がまったく出来ない自分はお客さんの話を聞くことぐらいしか出来ず
「せっかくよー大阪に観光来たのに、お前面白い話1つも出来ないの?」と観光で来たおっさんによく
イヤミを言われ続けていた。
盛り上げる能力もなくただ哀愁感があるだけで指名がまったくなかった。
ノルマがないキャバクラだったのでそれだけが救いだったかな…
お客さんと喋らずに給料泥棒みたいと思われても仕方ない状態でした。
飲食店の仕事は本当に過酷で、店長が常にキレてる状態が続いた。
私が怒られることはあまりなかったけど、店長より年上のおじさんが
めちゃくちゃ理不尽な怒られ方をしていて可哀想だった。
自分が怒られるのも嫌だけど他人が怒られてるのを見てもどちらも同じぐらい胸が痛くなった。
キャバクラでの仕事はだんだんなれてきてライターはきちんとつけれるレベルに成長した。
ただ、お客さんとお話するのはすごく苦手だった。
ほかの女の子は話がすっごく上手でヘルプについた時は自分が客みたいな感覚で
「ふふwwwぶふっwwwっ」と笑ってしまうこともあった。
キャバクラの女の子も同年代が多かったので少しずつ打ち解けて仲が良い子もできた。
以前よりは落ち着いたかな…と思った頃にある事件が起きた。
いつもどおり飲食店に出勤したらアルバイトの男の子に
「まさみさんってもしかして夜の仕事してる?www」と聞かれた…
「夜の仕事してる??wwww」と聞かれ
一瞬ビクッとして瞳孔がこれでもかってぐらい大きく開いてしまった。
すかさず「え~?してないよw人違いじゃない?」とごまかしたけど
(え、何で知ってるの?見られた?どこで?ヤバイヤバイ…)と心臓がドクドクと動いて
その日は仕事が手につかなかった。
どこで見られてバレてしまったのか不安で、安いサングラスを購入し
キャバの出勤の時は必ずサングラスを着用してマスクもつけて
知り合いにバレないように出勤するようになった。
いろんなお客さんと話すうちに、だんだん自分自身も上手く話せるようになり
ライターをつけれるレベルからお客様と楽しく会話できるレベルまで少しずつ成長した。
ある日、お客さんにこんな事を言われる。
「君さー、 長 澤 ま さ み に似てるよね!!」
え….私が…あの…長澤まさみ?!って思った。
ほかにいた女の子やお客さんも「あー!!!ホンマや!長澤まさみソックリや!」と言った。
お客さんが酔った状態だったのでヨイショしてくれてるのかなーと思いつつも
少し嬉しかった。
有名女優の長澤まさみに似てると言われたら誰だって嬉しい。
その日は気分がよくキャバが終わって送迎で帰ったあと
夜遅くまで長澤まさみの画像と見比べながら似てる向きなどを自分で研究して鏡をめちゃくちゃ見た。
翌日、飲食店には大遅刻した。
飲食店での仕事はやっぱり苦痛で仕方なかった。
最初のほうで少し褒められただけで、店長に首ねっこつかまれて耳元で怒られたりしてた。
その怒り方を「悪魔の囁き」だとおもしろおかしくキャバでお客さんに話していた。
だんだん常連のお客さんにも気に入られて、指名が週に2~3回入るようになった。
最初は給料が少なかったけど、入った時よりも10万ぐらい増えた。
飲食店のアルバイトの給料と足して月々25万ぐらい稼いでいた。
そこそこ生活できるお金を稼いで、お粗末な値引き品を食べることなく
スーパー玉出でまともな物が食べれる事が嬉しかった。
あれ?キャバクラだけで食べていけるんじゃね?wwwと思い、
ストレスたまりまくりで仕方なかった飲食店を退職する決意をした。
あの悪魔の囁きをする店長に「やめます(^q^)」と伝えたら「あぁ、いいよ」とだけ言われ
すんなりと辞めることができた。
余談だけど、本当に店長嫌いすぎて病んでた自分は店長のマンションを知っていたので
深夜に忍び込んでマンションのポストにゴキ大量に仕込んでやりたいとか本気で計画してた。まぁ一歩手前でやめたけど。
飲食店をやめてからは、本格的に夜の女としてバリバリ働き始めた。
名刺も大量に作って、化粧も小奇麗にして、すごく良い笑顔でお客さんを出迎えていた。
飲食店で働いて1つだけ良かったことは素敵な笑顔を学んだ事だった。
その笑顔でどんどんと自分のお客さんを増やした。
指名のお客さんをニコニコとお見送りした時に、お店の前である男とバッタリ会う。
「まさみさん夜の仕事してます?www」と聞いてきたあのアルバイト君だった。
飲食店でただ一人だけ私が夜の仕事をしてると知ったアルバイトくんは
かけもちで案内所の仕事をしていた。
ニコニコとお客さんを見送ってた私の顔は一瞬で顔が鬼の形相になり「?!」と慌てふためいて
すぐにお店の中に引っ込んだ。
たぶんアルバイトくんも気付いてると思う…。
「あぁ…あの人、案内所で仕事してるから私が働いてるの分かったんだ」とすぐに理解した。
飲食店も辞めたし、別にアルバイトくんにバレたところで…と思い
あまり気にしなかった。
アルバイトくんが案内所からお客さん連れてきたときは反射的にビクッとして待機室にすぐに引っ込んでた。
それからはずっとキャバ一本で働き月に2回しか休まずほぼ毎日出勤して、ほぼ一日一回は
「あれ?君、長澤まさみに似てるね!」と言われ続けた。
初めて言われたときは嬉しかったけど、だんだん恥ずかしくなって照れちゃってた。
「いやいや、そんなことないですよ~^^」と上手くかわしたりした。
芸能人の誰かに似てるって言われるのすごく恥ずかしくなるのは私だけかな…。
長澤まさみにちなんで「体にピース☆言って!!」とお願いされ
ほぼ毎日「体にピース☆体にピース☆体にピース☆☆☆」と言わされ続けた。
もう言いすぎて私ウンザリ…客は大喜びしていた。
アホみたいにカルピスを持ちながら「体にピース☆」を言い続けた私は
お客さんの口コミで「長澤まさみに似てる子がキャバで働いてる!」と広まり
新規のお客さんで「長澤まさみに似た子がいると聞いてきますた」という人も少なくなかった。
キャバでの源氏名は「優子(仮)」だったけど、「まさみちゃん!まさみちゃん!」と言われて
「まさみちゃんお願いします。」と指名する人が多かった。
店のスタッフも「あ、はーい。まさみちゃんですね。」と源氏名で呼ばなくなったwww
あれよあれよと指名が増え続け週に10回以上は指名が入るようになった。
いいね、見てるよー
言わされ続けるのはしんどかったけど「体にピース☆」といった後のお客さんの顔は本当に嬉しそうだった。
売上もうなぎ登りで、飲食店で苦労していた事を忘れるかのように
お客さんと楽しく話しながらお酒を飲みクソ高いシャンパンが自分の席でポンポン鳴り響き
人生が本当にバラ色の絶好調だった。
見た目も更にグレードアップしようと、髪型を「モテキ」に出てた長澤まさみの髪型&色とまったく一緒にして
「激似!まさみちゃん激似だよー!!!」と指名のお客さんを喜ばせた。
もう完全に自分は長澤まさみの分身なんだと思い込んで生活していた。
ありがとう!!本当にありがとうと長澤まさみに感謝しつつ
毎日モテキに使われていたフジファブリックの夜明けのBEATを大音量で聞きつつノリノリで出勤していた。
働いてたキャバクラではノルマは無かったけど人気順位表があった。
わりと負けず嫌いな私はかなり頑張って、ずっと1位だった女の子の順位を抜き
自分が1位になった。嬉しくて酔いながら一人で吉野家に入って牛丼食べるのが至福だった。
順調に上手く働き、だんだん生活もかわったころ
キャバクラの系列にヘルプに行くように頼まれ「へいへーいw」と
違う店にヘルプに行った。
いつもと変りなく客席についた時に、一人の女の子がずっと私の顔を見てた。
ん?あれ、この子見たことある….(^v^)
!?!?!?!?!
その女の子は高校時代の同級生でした。
ファビョる私。声をかけてくる彼女
「あれ?どっかで会ったことあるよね…もしかして学校一緒だった?」
「え?!えー、たぶん違うと思う…よ…(震え声)」
高校時代の私は本当に根暗で瓶底メガネをかけて暗い生活を送っていた。友達も少なかった。
一方、彼女は活発的でギャルな女の子で自分とは正反対だった。
スクールカーストで言えば私が下で彼女は上だった。
めちゃくちゃ顔を見てくる。
「えー?ほんとに違う?名前は?」
「え!ち、違うよー本名○○(偽名)だよ…(震え声)」
その後はなんとか架空の事をしゃべりまくり場をしのげた。
嘘も方便とはこのことだと実感した。
なんとか、高校の同級生に私だとバレずにやり過ごした。
まさかキャバクラで再会するとは思ってもいなかった。
この同級生の女の子はマミちゃんと呼びますね。
給料もほぼ安定して、一人暮らしを始めた時よりも生活が潤うようになった。
ただ、精神的にまた支障が出てきた。
きらびやかな世界だと思ってやり始めたキャバクラだけど良いお客さんばかりでは無かった。
指名してくれるお客さんで悪いお客さんも少なからずいた。
胸を触ってきたり、下心丸出しでアフターをしつこく誘ってくる客にウンザリして
まれに中傷的な言葉を浴びせる客もいた。
そしてだんだん、私の持ちネタ「体にピース☆」は受けなくなり
少しづつ給料が右肩下がりになった。
キャバクラで働いてる時は、月に4回しか休みをとらずほぼ出勤していたのもあり
身体的にも精神的にも休息をとらなかったのでだんだんと病んできてしまった。
更に右肩下がりで勢いがなくなっていた…。
カラ元気で働くようになり、ある新規のお客さんの席についた。
「初めまして~優子です。」
「は、はじめまして…」
一人客で来た男性でメガネをかけていて見るからに女性経験が少なそうな方だった。悪く言うとDTぽい雰囲気の方で
お酒は飲まずにウーロン茶ばかり飲んでいた。
初対面なので軽くお茶する感じの会話でとくに深い話をすることなく、ありがとう~と見送った。
翌日、出勤するとボーイに「優子さん、指名入ってます。昨夜来られた方です」と言われ
客席に行くとウーロン茶をちょびちょび飲みながらモジモジしてるお客さんがいた。
「え!また来てくれたんだ~ありがとう。びっくりした!」
「う、うん。来ちゃった。ハハ」メガネクイッ
「せっかく来てくれたし名前で呼びたいな~お名前なんて呼んだら良い?」
「え、ぼ、ぼくのこと…?た、田所でいいよ。」
「じゃあ、田所さんって呼んじゃおうっと♪」
田所さんは30代でヤマトで働いてると話してくれた。
女性と交際した経験が無く、ご丁寧に僕はチェリーだという事も話してくれた。
「田所さんそんなに顔悪くないのにね。彼女いそうだよ~♪」
「そ、そう?彼女かぁ…彼女にするなら優子ちゃんみたいな子が良いよ。はは…」
「え?優子を彼女にすると毎日大変だよ~ふふっ♪」
田所さんとはいつも仲良く話していた。下心をまったく感じない人で
「手もキスもHも好きな子としかしたくないんだ。」と話しているのを見て心の中で
今どきこんな奴いるんだDTバロスwと少し小馬鹿にしていた。
指名が少し減っていたけど、田所さんがバンバン来るようになった
週に3~5回は通うようになり開店から閉店までいる時もあった。
田所さんはとにかくすごかった。
ほかの女の子も「あの人、ほぼ毎日優子ちゃん指名で来るね。」とみんな顔を覚えていた。
どこにそんなお金があるの?と不思議に思いつつ、週に6回は必ず来るようになった。
端から見ればキャバクラにどっぷりハマってしまった独身男性。
「お金、大丈夫なの?」と気にかけて聞いたけど
「優子さんのためなら全然惜しまない」と言って笑っていた。
田所さんはメール弁慶っぽいところがあった。
お店に来た時はモジモジ話すけれど、メールでは恥ずかしい内容を沢山書いて送ってきた。
メールは朝夜必ず送ってくる豆な方で天気予報とアニメの最新情報を送ってくる。
たまに「優子さんが僕にとって本当に大事な人で愛してます」といった内容をほぼ毎日送ってきた。
メールの行がかなり長ったらしいので、いつも三行だけ読んで削除したま~に返信していた。
プレゼントや花束を毎回持ってきてくれる田所さんは本当に良い人だと思ったけど
だんだん、もう、そんなに尽くさなくていいよ…と思うようになった。
田所さんに「欲しいものある?」と聞かれ、あまり私は物欲がなくて
「私は田所さんと話せるだけで嬉しいよ~」とかわしていた。
田所さんは「僕も優子ちゃんと話せて幸せ。」と嬉しそうにしていた。
それでも毎回何かしら物を持ってきた。
私がお腹を空かせているだろうとたこ焼きやドーナツやお寿司、ほかにもアニメグッズ、
私の好きなアーティストのDVDやら色々と持ってきていた。
家には田所さんから頂いた物で山になり、あまり自分の部屋に物がありすぎるのが嫌だったので
女の子にあげたりオークションで売ったりして減らしていった。
Oh…no…
キャバクラは女の子の入れ替わりがすごく激しくて
お店の女の子で、私が古株のほうになっていた。
ライターもつけれなくまったく話せなかった私がベテランになり
新人の女の子に仕事を教えてあげる立場になった。
仕事を教えてあげる他にも、女の子の悩みを聞いてあげたりと
お母さんっぽい立場になっていた。
売上は下がってもお店の中では1位はキープしていた。
女の子の中には私のことをライバル視する子もいて無理して対抗する子もいたけど
精神的につぶれて辞めていく子が多かった。
気づけば女の子ともスタッフとも仲が良くなって
お客さんがいない時はみんなでトランプしたり、DSで通信対戦したりして
毎日をほのぼの過ごしていた。
指名につくこと多かったが(ほぼ田所さんの席)、ある日久しぶりに新規のお客さんについた。
20代前半で水泳選手の北島康介にそっくりな男性だった。
「初めまして~優子です。お客さん!わ、若い!若いですね~!」
「……はい。」
「(物静かな人だな…)お酒とか飲むんですか~?」
「………たまに。ワインとか」
「へ、へぇ~♪」
ものすごく会話が弾まなくて、無言状態が続いた。
あ、もうこの人はこのお店こないだろうな…と思いつつ頑張ってしゃべり
時間が過ぎボーイが延長するかどうか聞きにきた。
「延長しますか?」
「……….します。」
「(えっ!)延長でいいの~?」
「……….うん」
「(まじかよコイツ..)うそ!本当に~!ありがとう♪」
「………閉店までお願いします。」
「え!!!!ホントに?!」
閉店まで残り4時間もあった。自分にとって訳がわからないよ!という状態だった。
ほぼ無言で高い金を払う。何が楽しくて延長するのかまったく理解ができなかった。
4時間という長い時間で会話したのはトータル30分ぐらいだったと思う。
「どんな仕事されてるんですか?」
「……….自衛隊」
「え!!すごい~♪良い体格してますもんね♪」
「……………..ありがとう」
「あはは…ねぇねぇお名前なんて呼んだら良いですか~?」
「………….山本でいいよ」
「山本さん♪優子はねぇ~優子でいいよ♪」
「………….ユウコサン。」
「うん(^v^)」
「……….」
「・・・・」
ほかの客席はお酒も入りかなり盛り上がっていたけれど
私と自衛隊の山本さんの席はお通夜かよって突っ込みたいぐらい静かだった。
いるよね。もう何喋れば良いかチンチンカンプンになるよね。
山本ワロタwwww
>>96
まったく喋らなくて最初はキツかった。慣れると黙ってるだけで良いから楽だったけど。
山本さんはお酒は飲む方で、来店したら私が席についたと同時に
スタッフがモエシャンドンを持ってきてくれた。
「今日もモエ入れてくれたの?!ありがとー♪」
「…………うん」
グラスにモエを入れて乾杯してほぼ喋らずにいつも無言だった。
喋る時はほぼ私から話しかける形だったけれど、山本さんは私以上に口下手で
会話をシャットアウトさせるのが特技か?と思うほど会話がいつも止まった。
「私ね、長澤まさみのマネできるよ!」
「………….前から似てると思ってた。」
「ほんとに?!(カルピスを持って)体にピース☆」
「……………」
「はは…(温度差がつらい…)」
得意技の体にピース☆に反応することなく、面白くなかったかなと落ち込みながら帰ってる時に
メールで「長澤まさみのマネ似てたよ。」と送ってきてくれた。
田所さんは毎日毎日メールを送ってきてくれた。
だんだん私に会社の鬱憤も話すようになって、ウンウンと聞いてあげるようになった。
お店にはメールで「○月○日○時に優子さん指名でお願いします。」と予約し
1分でも遅れそうな時はお店に必ず電話をいれるようになった。
スタッフの間でも「お客で一番真面目な人って田所さんッスよね~」と好感度を上げていた。
私は田所さんに対してはお客さんとしか見れなくて恋愛感情はまったく無かった。
山本さんは自衛隊でいろんな地域に行く事が多く月に5回ほど来店してくれた。
予約せずにフラっとくる人で、たまに「店行くよ」と連絡をくれた。
ある日、いつも通りお通夜状態で山本さんといるときに田所さんがお店に予約時間通りにやってきた。
山本さんは延長するつもりだったけど、田所さんが来たので延長出来ず
山本さんを「また話そうね~♪」と見送った。
その一部始終を田所さんが見ていた。
「優子ちゃん、さっきのお客さんは…?」
「あぁよく来てくれる人だよ~」
田所さんは「え?」といった顔をしながら私の顔を見てきた。
「なんか、すごく楽しそうだった…。」
「え~?そう?ただのお客さんだよ♪」
「お客さん?…僕のこともそんな風に見てるの?」
「えー!思ってないよ♪田所さんは特別に決まってるじゃん♪」
「本当?!僕も優子ちゃんのことは特別で大事だと思ってるからね」
田所さんはたまに、ほかのお客さんに嫉妬したりした。
ほかのお客さんと話しているところを見られると必ず
「どんな話していたの?あの人はどんな人?」と聞いてきた。
私がほかの男性にコロっといきそうで不安でいっぱいだったんだと思う。
私のお客さんの中には、中年の方もいた。
車のメーカーに勤めていて、バツ1の中島さんがいた。
すごく人柄が良さそうで田所さんと山本さんとは違って面と向かって猛烈にアタックしてくる人だった。
中島さんはよく会社の人を連れて来店していた。
滞在時間は1時間ほどで、ノリの良い中島さんはオヤジギャグをよくかましていた。
私はオヤジギャグがすごく好きで中島さんはおじさんとして好きだった。
中島さんに「2人で沖縄行こうや♪」と誘われ、悪い人ではなかったので2人で沖縄に行った。
真冬に行ったんだけど、沖縄はすっごく暖かくて海も綺麗で
ヤドカリを捕まえたりして子供のように2人でキャッキャッはしゃいでいた。
中島さんは50代だったので、親子みたいに見られた。悪く言えば援助交際っぽくも見えたかな。
夜はホテルの部屋も別々で中島さんにいやらしい事はされずに気持ち良く眠りにつけた。
そして、いつぐらいの話なん?
1は、今いくつなん?
なんなん?
ほぼ最近ですね…特定される勢いで書いてるので年数は気にしないでいただくとありがたいです。
田所さんもよく来てくれていたので、2人でコンサートや東京に旅行にも行った。
「僕は結婚するまでは女性と同じベッドに入らないよ」と言い部屋は別々に予約を入れてくれていた。
良い人だったけれど、私は少しずつ嫌悪感が出てきた。
田所さんはビックリするぐらいドジでよくお店のグラスを何個も割っていた。
その度に私がイライラしていて一度「何回グラス割れば学習するの?!」とキレた事もあった。
怒った日は何日も引きずってメールで長文の謝罪を送ってきた。
お店にも「グラスを度々割ってしまい本当に申し訳ございませんでした。」と長文の詫びメールを送っていた。
その場で「うわ~また割っちゃった。ごめんね!」と言えば済むのにメールで謝ってくる所が女々しいと思い
だんだん田所さんにイラつくようになってきた。
私の誕生日にDSのとびだせ!どうぶつの森が欲しいと伝えると
めでたいことにかなり前の「おいでよ!どうぶつの森」を間違えてプレゼントしてくれた。
「ありがとう。間違えてるけど嬉しいよ♪」と伝え翌日ブックオフで売った。
読んでくれてありがとう。
自分でとび森を買い、お店の待機室でピコピコとゲームしていた。
「ユウコサン新規のお客さんデース」と若いスタッフに声をかけられ
まだとび森してるのに…と思いつつ支度して新規のお客さんについた。
見た目がすっごく大きくて893っぽい雰囲気のお客さんだった。
目は細く、少し怖い雰囲気だったけど名刺を渡して接客した。
「はじめましてぇ~優子でっす♪」
「あぁ、宜しくね。」
「わ~良い体してますネ♪何かスポーツしてたんですか?」
「ラグビーしてたよ。でもヘルニアになって辞めたんだ」
「え~そうなんですかぁ。残念だねっ☆」
ふ~ん♪、へぇ~♪と左から右に話を流していた。
「お仕事は何してるんですかぁ?」
「今はIT関係をしているよ。」
「そうなんだぁ♪PC強いってすごいですネ♪」
「名刺あげるよ」
名刺をもらうと熊野と書かれた名前の左上に「代表取締役社長」と素晴らしい肩書が小さく書かれていた。
「え?!シャッチョサンなんですか?!」
テンションが高くなる私。
なかなか社長と肩書をもったお客さんに巡り会えなかったのでラッキーと思った。
「アドレス教えてくださぁい♪」
「うん、いいよ」
すかさず熊野さんのアドレスをGETし自分のお客さんにしようとしていた。
熊野さんは落ち着いた人だったけど、すごく会話は弾んだ。
私が言ったことにはきちんと答えてくれるし見た目は怖かったけど話すとすごく優しい人だった。
着々と自分のお客さんを増やしていき、たまに系列のお店にヘルプに行って
同級生だったマミちゃんとは度々顔を合わせていた。
自分が同級生とは絶対に明かさず、2人で話したりして不思議な関係を築いていた。
山本さんがある日、モエシャンドンじゃなくて
めちゃくちゃ高いドンペリをいれてくれた。お店でも年に出るか出ないかのお酒だった。
「山本さんまじで?!ドンペリ入れてくれたの?!え!優子めっちゃ嬉しいねんけどー!」
「………….一緒に飲もう」
その日は気分が良くて自分のためにいれてくれたドンペリのボトルを持って帰った。
山本さんからデートに誘われドンペリも入れてくれたし…良いよ♪とデートする約束をした。
もう付き合うなら山本さんで良いかな~自分と歳も2歳しかかわらないし♪と楽観的に考えたりもしていた。
いざ山本さんとデートの日!!朝から田所さんのおはようメールを読んで家を出た。
ほんの少しだけ山本さんに恋愛感情が芽生えていた。
山本さんは神戸のポートアイランドに連れて行ってくれた。
めちゃくちゃ気合の入った服装でサングラスをかけたEXILE風の山本さんを見て吹いたwwww
「…………..じゃあ行こうか」
神戸のポートアイランド2人でぐるぐると散策した。
お昼はオシャレなイタリアン料理に連れて行ってくれた。
「…………僕はチーズフォンデュ食べる。」
「え?!チーズフォンデュですか?!wwwwww」
「……………….うん(笑)」
「あ~じゃあ私も…ww」
2人でお昼からチーズフォンデュを食べた。
山本さんとは食の価値観は合わないかな~と感じた。
イタリアンがものすごく好きな方で、私はガッツリ和食派だった。
とにかくトマトが嫌いでイタリアンはほぼトマトが入っていたからNO THANK YOU状態でいた。
山本さんはほとんど喋らないし、私といるだけで落ち着けるといった感じだった。
だんだんと私がつまらなくなってきて、夕方になった頃には山本さんには恋愛感情が消えていた。
夜は神戸ポートピアホテルの予約していたコース料理をごちそうしてくれた。
素敵な料理が次々と運ばれてきたけれど会話をすることなくボーっと窓から出港する船を見ていた。
「………..トイレいってくる。」
山本さんがトイレにいった後に、山本さんがいない隙に並べられた皿の料理をガッツリとムシャムシャ食っていると
扉からパチパチパチとスタッフと共に何か大きいものを運んできた。
キャバは十三なん?梅田なん?
難波なん?
なんなん?
梅田でっす♪
スタッフ数人を連れてトイレから帰ってきた山本さんが
これを持ちながら帰ってきた。
「え、えー?なにこれ!可愛い♪」
「……………….今日のためにサプライズで。」
可愛らしいケーキに言葉が添えられていた。
しかし、山本さんがいない隙にガッツリと肉を平らげてしまったので
お腹がいっぱいでテイクアウトした。
帰りの電車に乗り、山本さんとは帰る方向が違ったので
私は電車を降りて今日は楽しかったバイバーイと手を振り電車が閉まる瞬間に
山本さんがいきなり降りた。
「え、えええ、電車いっちゃうよ?www」
ドアが閉まりまーす。
「え、電車行ったけど良いの…?www」
「…………………..話がある。」
「え、なに?なになになに?!」
「…………….ずっと好きだった。」
山本さんが照れながら真剣な眼差しで駅のホームで言った。
「あ~そっかぁ…でも私、山本さんのこと恋人として見れない!ごめん!」
ハッキリと自分の気持ちを伝え山本さんは少し泣きそうな顔をしていた。
「……………..そっか」
「でも気持ちはすっごく嬉しいーありがとう♪」
「……………実は俺、長澤まさみがすごく好きで」
「え、そうなの?!」
「…………友人に聞いて店に行ったら本当に似てて嬉しかった」
「あーまぁよく言われるwwwそれなら最初に言ってくれたら良かったのに!」
「……………それだけで好きになったら怒ると思って。」
「ははは~別に怒んないよ!なんかイメージ崩してごめんね。」
「………………..あのさ」
「なに!?」
「………………最後にあれやって….」
「あれ?!なに?」
「……………………..体にピース….」
「えw良いよ~」
「体にピース☆」
満面の笑顔で体にピース☆をすると山本さんは幸せそうに笑って電車の乗って帰った。
それからお店には山本さんは来なくなった。
山本さんはこれで良かったんだなと思う…
田所さんは相変わらず毎回来た。
山本さんがお店に来なくなって少し嬉しいと話していた。
バレンタインデーも近づいてきて、お客さんにチョコを作ることにした。
チョコレートケーキを量産して作り100均一で買った箱につめ
中島さんや田所さんにプレゼントした。
中島さんは「やったぁ!優子ちゃんのケーキや!」とものすごく喜んで大事そうに家に持って帰った。
田所さんは涙目になりながら「う、嬉しい!優子ちゃんのケーキ大事に食べるね」と言い
冷凍保存して少しずつ食べているよとメールで送ってくれた。正直お腹を壊されそうだったので早く食べて欲しかった。
検索した。そっくりでビックリしたww似てるwww
その頃、熊野さんもよくお店に来てくれた。
熊野さんは優しいけど見た目がちょっぴり怖くて男だなっと感じていた。
熊野さんとはお店で会った後にアフターで2人でご飯に行ったりした。
乗ってる車がBMWですごく格好良かった。いつもお店が終わった後、車にのせてもらって
深夜にあいている居酒屋でいろんな話をしながら仲良くご飯を食べていた。
熊野さんは高級店に連れて行く事は一度も無かった。
いつもモツ鍋屋や、チェーン店の居酒屋に連れて行ってくれた。
社長なのに身につけてるものは安物ばかりで時計は身につけずスーツはシワだらけだった。
あんまり気取らない人なんだな~と思い庶民的な感じで親しみやすかった。
熊野さんも長澤まさみが好きらしく私に好感を持ってるとある日話してくれた。
なんだか雄雄しい熊野さんに対して子宮がうずく時があった。
「この人なら抱かれて良いかな」と酔った勢いでウットリしてしまって
ある日アフターでモツ鍋屋を出た後、車の中で「まだ一緒にいたいな…」と言ってしまった。
熊野さんは「じゃあどこか行こうか…」と言いラ〇ホテル街へと車を走らせた。
すごい勢いで言ってしまってマズイ!と思ったけどラ〇ホテルに連れてこられた。
最初はえ、え、どうしようと戸惑ったけど仕方なく部屋を選んで
綺麗な部屋にチェックインした。
さすがにお客さんをヤルのは禁じ手だろ!と我に帰り
ベッドではなくソファに座ってテレビでお笑いを見てた。
熊野さんはどっしりとベッドに座り私がベッドに来るのを待ち構えていた。
いや、Hできないと判断し熊野さんに明るくなったら帰ると伝え
熊野さんは「いいよ」と答え手を出さずにマッタリ2人で映画を観た。
それから、何故か熊野さんとはアフターの時にご飯に行ってラ〇ホテルに行くという
習慣がついてしまった。
ラ〇ホテルに行っても何もせずに2人でベッドで映画を観ていた。
たまに熊野さんがソフトタッチでおっ○いを触ったけど
「やだーやめてー」と言うとサッと手をのけてくれた。
いきなり狼になって無理やり襲う事は一度もなく、大きなベッドで映画を見ていた。
熊野さんは仕事終わりだからすぐにベッドでいびきをかきながら寝ていて
朝になったら私が起こしてあげてホテルをチェックアウトしていた
ある日、熊野さんの家に行ってみたいと話したら
熊野さんが良いよとマンションに連れて行ってくれた。
大きな高層マンションで私の住んでる4万のアパートの何倍もあった。
「わぁー!めっちゃおっきいー!」
「あ、うち犬いるけど大丈夫?」
「うん大丈夫ー!ワンちゃん大好き~♪」
きっと可愛いワンちゃんだろうなぁと思いウキウキしていた。
熊野さんの部屋につき扉をあけると勢い良く吠えながら
デカいブルドッグが私に突進して押し倒してきた。
「バウッwwwwwwバウバウッwwwwww」
体は小さいのに力が成人男性並にあり吹っ飛んでいく私。
熊野さんは「ごめんね。すごく暴れん坊さんな犬なんだ。」と謝ってきた。
「いや、大丈夫ですよ~」コートのボタンは全部、前足で引き千切られタイツはビリビリで全く大丈夫では無かった。
熊野さんの部屋は男暮らし以上を上回る見るに耐えれない汚さだった。
脱ぎっぱなし散らかしっぱなし、犬の毛が全身に瞬く間に私にこびりついた。
「あんまり掃除しないんですか?」
「うん…仕事が忙しくてね…」
「男の人の一人暮らしって大変ですね」
「うん、そうだね。俺ちょっと眠いから寝るね」
寝室へと熊野さんが行った瞬間にマスクを装着しホウキを持ち部屋中を綺麗にした。
ブルドッグがバウバウ私に吠えつつも「汚物は消毒だー!ヒャッハー!」と言いながら掃除した。
朝方には少し部屋が綺麗になり、熊野さんが起きて「ありがとう」と言ってくれた。
ブルドッグは熊野さんと私が仲良くしてるのが気に入らない感じで
前足で私を攻撃しまくりだったので早めに家へと帰った。
てか最初の話から流れがガラッと変わったな
熊野さんの家に行ってから母性本能が生まれた。
「あんなに不衛生な環境で大丈夫かな」と心配する気持ちが強くなった。
バレンタインデーの日に量産したチョコレートケーキに
熊野さんのだけほかのと比べて少し奮発して良い出来に仕上げた。
箱も100均一じゃなく、東急ハンズで買った高価な箱に入れて
お店に来てくれた熊野さんにプレゼントした。
その日もアフターでご飯を食べた後にラ〇ホテルに行った。
熊野さんが「せっかくだからホテルでケーキを食べたい」と言い
車から私が頑張って作ったケーキを取り出してくれてホテルに持込んで冷蔵庫で冷やした。
2人でいつもどおりマッタリ映画を観て仕事の疲労で熊野さんは
いつもより早く眠りについた。
朝になり「熊野さん起きて~」と体を揺さぶり起こした。
ホテルをチェックアウトして車に乗り込んだ。出発して5分経った頃に
私はある事を忘れていることに気づいた…
ラ〇ホテルにケーキ忘れてる…!!!
眠そうにしながら運転してる熊野さんを横目に
ショックで声が出なかった。
(熊野さん、ホテルにケーキ忘れてること気付いてないし…)
ラ〇ホにケーキ忘れるなんて…となんだか自分が情けない気持ちで
涙目になりながら胸が苦しくなった。
熊野さんも10分ぐらいで「あ。」と気づいた。
もう、気づくの遅いよ!と怒りと悲しみで下を向いて黙ってた。
家についたあと、「ケーキせっかく作ったのに酷いよ」とメールを送ってしまい
「ごめんね。今度お返しでお詫びするね」とメールが返ってきた。
3日ほど落ち込んだけど、それからはもうなんとも思っていなかった。
ただ熊野さんに会うのがすごく気まずかった…。
日も経ち、あることがキッカケで店長と大げんかをしてしまい
店の中で「こんな店やめてやる!!!クソが!!!!!!!」と大暴れしてしまった。
今思えばささいな事だけど、すごく胸糞悪いことがあった。今でも思い出して腹が立つぐらい。
泣きながら店の中にある自分の物をまとめて、家にトボトボ一人で帰った。
その日はずっと家で泣いていて、今本当に頼れるのは誰だろう…とふと思った時に
熊野さんが頭に思い浮かんだ。
「そうだ…熊野さんに連絡しよう」
熊野さんに「店で嫌なことがあった。今泣いてる」とメールすると
すぐに返事が返ってきて「今から迎えに行くよ」ときた。
熊野さんは仕事が終わった後、車ですぐに迎えにきてくれて
「今日は何でも好きなもの食べて良いよ」と慰めてくれた。
その瞬間、熊野さんの優しさに本気で恋に落ちてしまった。
熊野さんはゆっくりと話しを聞いてくれた。
「もう辞めて正解だったよ。そんな辛い思いして店で働くことないよ」と慰めてくれた。
「でももう店を辞めたら生活していけない。」と話すと
「じゃあ、俺と一緒に暮らせば良いよ」と優しい笑顔で言ってくれた。
翌日から店を辞め、携帯にはバンバン「お願い、戻ってきて」と店から連絡が来たが
もどらなかった。
お客さんからも「何でいきなりお店辞めたの?!」
「え、まさみちゃんに会いに行ったけど辞めたってマジ?」
「また、優子さんに会いたいです」と沢山のお客さんからメールが届いた。
さすがにお客さんにはメールを無視するのはしつれいだと思い
一人一人に謝罪の内容と、もうお店に復帰しないとメールをした。
ほかの女の子からも連絡がきて「長澤まさみがいなきゃお店潰れるよ~帰ってきなよ」とメールがきた。
仲の良かった子だったので、一瞬戻ろうかなと心が揺らいだけど
「もう、私…体にピース☆疲れたよw」とメールした。
こうして長澤まさみ似で1位になれた私のキャバクラ人生はピリオドを迎えた…
飲食店で働いてる時は辛かったけど沢山の人と出会えて、まさみちゃん!とみんなから呼んでもらえて
長澤まさみさんには感謝してます。
来年結婚する予定で今は熊野さんと幸せに一緒に暮らしています。
ここまで読んでくれた方々、ありがとうございます。
要するにキャバ嬢は金持ちに収まるってこと
まとめるなら赤字でお願いします
なんだろうこの不発感
きもい客を適当にあしらい、IT社長と結婚したった
美人さいこー!
てこと?
自己中っぽいし、3人ともかわいそう
3人ともかわいそうって、キャバクラをどんなとこだと思ってるの?
真面目な交際目的でキャバ嬢に貢ぐ方がアホ
すごい勢いで叩かれてたから、書き込み控えてました。
どうも、まさみです♪
話を中途半端に終わらせてしまってすいません。早めに切り上げたほうが良いかなと思いまして。
ここに書いてあるのは全部実話です。
正直、自分でこのスレッドを読み返してみたら酷い内容で目をそむけたくなりました。
悪い気持ちもあるけれど、当時は生きていくために必死でした。
田所さんがどうなったか気になると書き込みがチラホラあるので話しますね。
田所さんとは、キャバクラを辞めた後でも連絡をとっていました。
長い間お店に通ってくれていたしお客さんの中でも1番お金を落としてくれていました。
そんな田所さんをいきなり着信拒否は出来なかったので正直に「好きな人ができた。結婚したいと思える人」だと
メールで伝えたら最初は「本当?嘘ついてない??」と疑ってきました。
本当だと伝えると「もう僕は恋愛しないよ。仕事に打ち込む(-_-)」と不機嫌な顔文字つきで
返事がきました。私に対していつも可愛い顔文字つきのメールを送ってくれる方だったので相当怒りの気持ちを悲しい気持ちがあったと思います。
数日後、田所さんから私の好きなアーティストのコンサートに誘われました。
まだ悔いが残っていたんだと思います。熊野さんには「友達(女)とコンサートに行ってくるね!」と言い
私は(今日で田所さんに会うのは最後にしよう)と決意して、コンサート当日に会いました。
「ひ、久しぶり!!」
「田所さん久しぶり~♪」
ニコニコしながら、2人でコンサートを観て2~3時間ほどで終わり
「今日はありがとう」と伝えると袋いっぱいに入ったプレゼントを渡されました。
「今日で最後だから…これ受け取って」
「え!!悪いよ。もう、こんなにもらったら…」
「僕が渡したいと思って用意したから。」
「田所さんごめんね…」
「今日で僕と会えるの最後になる?」
「うん…ごめん。本当に今までありがとう。」
今までありがとうと沢山伝え、プレゼントを受け取って帰りました。
正直、田所さんにはごめんなさいって気持ちのほうが大半でした。
家に帰るのメールが着ていて、もう最後だと決意したので
「今日でメールも最後にするね」と送ると「本当に最後なの?寂しいよ…」と返事が着ましたが
アドレスを消去し、電話帳も消して連絡がとれないようにしました。
終わり方が無理やりすぎるけども、こうでもしないとお互い引きずると思い連絡を切りました。
キャバクラで刺されるかもと思った時期もありました。
でも、そんな恐怖心を持って働いてると精神が病むので
「この人は本当に良い人なんだ。」と思い込み自分のお客さんは全員大事にしていました。
文章の所々に誤字がありますね。すいません。
たまにですが、田所さんのツイッターを見たりして様子を見たりしてます。
なんだか気になるといった気持ちではなくて「ちゃんと楽しくやってるかな」といった気持ちで
コッソリのぞきにいってます。
田所さんは毎日ツイッターを更新していて、自分の近況ではなく芸能人の情報を更新したりして日々を送ってるみたいです。
たぶん今は私のまったく知らない女の子に恋心を寄せてるんじゃないかなと思ってます。
田所レポ乙 よく書き上げた
お前はプレゼント用意してないんかい! と思ったけど、ビジネスライクにいくべきかもしれん。
あなたに幸多かれ
>>201
こっちもプレゼンなんて用意してたら相手によけい好意もたれる気がして、あえて用意しなかったよ。
私はもう幸せだからお金使わせちゃったお客さんにはしあわせになって頂きたい。
>>202
ありがとう。
1は普通のいいこっぽいし幸せになってほしいな
>>205
家族とは今は会ってる(´・ω・`)父親はキチガイだから今でも苦手だけど。
熊野さんと家族は何度か会って挨拶してる。熊野さんお金持ちだから両親はめちゃくちゃ喜んでる。
こんな事書いてて良い子って言われると申し訳ない気持ちになる。したたかですよ
そうかー、ひとまずよかったわ!
お金持ち偉大ww
キャバでこんだけ客のこと考えられてるのはいい子だと思うよ
少なくとも俺の知ってるナイトワークの子たちは客に対してひどいw
あんまり他の女の子を視察したことないけど
客席で自分の指名客と大げんかしてる女の子はよくいたなぁ…
見ての通り、私のお客さんは大人しいひとが多いんで喧嘩とか争いは一切無かった。
田所さんがほかのお客さんに誰と話してたの?キィーってなるぐらいだった。
嬉しい反面、特定されそうでめちゃくちゃ怖い(´・ω・`)バレませんようにwww
なかなか面白かった。お幸せに!
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