つまんない話ですがごめん、吐き出させてもらう
舅が死んで初めての彼岸だった。
舅は屑だったと思うが、なぜか死ぬ2年ほど前に覚醒した。
お金は有り余るのに、人は誰もいない、とどっかで愚痴ったら、
その話を聞いてくれたどっかのばあさんに、
「あなたは可哀そうね、人にやさしくできなかったのは誰もあなたにやさしくしてくれなかったからなのに。
可哀そうな人生だったのね」
とさめざめと泣かれて、初めて自分のやったことをじっくり振り返ったんだそうな。
泣いてくれたばあさんに、自分のしたことを語って、
ばあさんに泣かれて一緒に泣いてたら自分のしたことが
いかにひどいことだったかわかった、すまなかった、と。
今更許してくれ、と言ってもたぶん無理だろうから、
せめて自分が死んだ後に息子(夫)に遺産を受け取ってほしいと手紙がきた。
(絶縁して連絡先も教えていなかったので、親せき経由で)
『夫は10年前に死にました。今わの際の言葉は
『あいつ(舅)にだけは連絡するな。葬式にも絶対呼ぶな』でした。
あなたが殺し損ねた長女は3年前に幸せに結婚して、子供も生まれていますが、
絶対にあなたには会いたくないといっています。子供も会わせたくないと。
あなたが知らない孫があと2人いますが、性別も教えたくはありません。
二度と連絡はよこさないでください』
という手紙を送り返した。
舅から来た手紙と、あまりに遠くて顔が全くわからない娘と孫の写真を、その中に何故入れたのか自分では判定不能。
写真は背景を入れようとしてあまりに遠くから撮った失敗作。
511: 名無しさん@HOME 2012/03/25(日) 13:39:41.80 0
それから2年、もやもやしながら孫可愛い、と、
家に残った下の2人の子供を大学に送り出しつつ仕事して、の毎日を過ごしていると弁護士さんがやってきた。
舅が死んだ、遺言で遺産は私と孫三人に残す、とわかりやすい形(ほとんど現金)にしてあったので受け取ってほしい、と。
速攻断った。遺産は被災地に寄付してくださいとか、人でなしの遺産管理なんてあなたも人でなしの仲間とか言ってしまった。
しかし、弁護士さんは穏やかな人で、
晩年(弁護士さんと知り合ってから1年ほど)の舅がどういう人だったか、
どれほど人生に悔いていたかを話した後、
「許せなくても、お金はお金です。必要なときには必要です。
もらっときなさい。そのあと寄付して(故人の意思とは違って)残らなくてザマーミロというのはあなたの自由ですから」
という現実的なアドバイスをもらった。
何の因果か、本当にそのあとに多額の出費が重なって遺産を使う羽目になった。
正直助かった……。
舅が死んだのを発見したのは通いの家政婦さん。
性格の悪い舅が嫌いだったが、ここ数年(多分覚醒した後?)少し変わってねぎらったりしてくれるようになった、
「帰ります」とあいさつしに行ったらいつもなら「お疲れ様、次回もよろしく」みたいな返事があるのにないから様子を見に行ったら死んでいた、と。
死因は聞いてない。
件のばあさんに連絡を取って、
「あんたが余計なことして舅を覚醒させたから、こっちが迷惑している」と言おうと思ったけど、
ちんまりした小さいばあさんが涙をぽろぽろ流して「つらかったわね。がんばったわね」と労ってもらったらなぜかこっちも泣いてしまった。
ちょっと負けた感があったけど。
遺産の一部を受け取ってもらおうと思ったけど、「お金には困ってないから」と受け取ってもらえなかった。
裕福なうちでみんなに大事にされているみたいだった。
こんな風になりたいと思った自分に、また負けた感……。
彼岸に墓参りもいかなかった今、線香の一本も手向けるべきか自分の心中が修羅場。
>>510
気付くのが遅すぎたんだなー…
差し支えなければ、お子さんに対する舅の愚行を教えてけれ
遺産が役に立ったからお舅さんは喜んでるよ。
それが一番だよ。
墓は飾りって事で考えてよいと思う。
手を合わせるだけで充分と思います。
お疲れさまでした。
>>511
あなたが「自分自身を嫌いにならない」でいられる選択を急がずすればいいと思う。
義父を許すのでもなく、亡夫のためとか娘のためとか絡めないでさ。
義父の後悔、旦那の無念、娘の怒り、色々混ぜても答えは出ない。
別に許さなくてもいいんじゃないの?
だって後で悔いてようと、510の長女を殺し損ねたとか、
実の息子の510夫が死に際に父親にだけは連絡するなとか、
よほどの事をしてたんでしょ?
ごめんで済めば警察はいらないって言うじゃない。
遺産のお陰で助かったってのだって、慰謝料としてもらったと思えば、
別に感謝しなきゃならんって物でもないわけだし。
上手く言えないけど、許してやれない事を負担に思う必要はないと思う。
正当な権利なんだろうし。
取りあえず、遺産は亡くなった510夫からの贈り物だったと思っておいて、
510も晩年になったら、もう一度舅の事を思い出して、許してやるかどうか考えればいいんだと思う。
相手が生きてる人だと、時間制限があるけど、もう亡くなった人なら、時間なんて関係ないんだし。
お子さん達は受け取った額によってはウトを悪く言わないと思うが、
そうなってもお子さん達を責めないでね。
糞ウトを変えたという老婦人に負けた感を感じるなら、許せる自分でありたいと思うところもあるのだと思う。
ウトの存在などなかったかのように切り捨ててしまえるならそれでいいのだけどね。
ヒドイ目に合わされた慰謝料がようやく支払われたんだと。
許せないなら許さなきゃいいし、許せると思った時にでも許せばいいんじゃ?思えなくてもそれでよしと。
静に手を合わせるだけでいいよ
合掌する心こそ人間本来の尊い姿なのである
この世を去らねばならないその時、合掌の心こそ相応しい
許す必要はない。
おそらく祖父も許されるとは思ってないだろう。祖父自身も祖父を手ひどく扱った人(祖父の親達だろうか?)を許すことはないだろうし。