俺が一目惚れした
中学校に上がって中二でやっと嫁と同じクラスになり
そこで初めて嫁と会話ができるようになった
3年に進級するとき嫁は親の転勤で他県に引越し
高校になっても女子は連絡とっていたらしいが、俺と親友正則♂は仲良し女子と疎遠になっていった
高校卒業し俺は他県に就職し4年でUターン(地元に転勤)
23歳で営業所の主任(会社最年少)に昇格し毎日が午前様
26歳で営業所の所長に昇格(課長待遇)になり営業所の方針で
効率よく仕事をこなすやり方でできるだけ残業抑えて、定時内で帰宅できるように改善していった
28歳になり社内売上一位と最大のコスト削減で表彰され課長から次長に昇格した
気づけば恋人も作らず会社のために突っ走てて周りから見合いなど進められていた
そんな時に正則から同窓会の誘いがあった
久しぶりにあった同級生はみんな大人になりそれぞれの生活を築いていた
そこで15年ぶりに嫁と再会した
嫁は高校卒業とともに地元の大学に進学していて戻ってきていた
聞けば俺の会社の下請けで働いていた
それから同窓会で盛り上がり2次会で2人で抜け出し嫁から告白された
嫁はずっと俺のことが好きだったらしい
まさかの両思いで俺もテンションが上がり気が付けば嫁の部屋に転がり込んでいた
そこで初めて嫁と結ばれた。
恥ずかしながらお互い初めて同士だった嫁は15年想い続けてやっと結ばれたと号泣
俺は改めて結婚を前提に交際を申し込んだら嫁は過呼吸になりカオスと化したw
再会から1年で結婚した
子供も3人生まれた。
子供たちは俺と嫁が出会った小学校に通っている
小学校の卒業記念に制作した木彫りの自画像が飾ってあるんだが
子供が言うには嫁の木彫りの裏に俺との相合傘を彫っているらしいその子供たちも嫁いでいった54歳で嫁が癌で先立った
嫁の最後の言葉は
「幸せでした」
苦しかったろうに、それでも最後の言葉を振り絞った嫁に
「俺のほうこそ幸せだった。ありがとう」と笑顔で見送った
今でも小学校の木彫りを見に行っては嫁を思い出している
陽子愛している。
もうすぐお前のそばに行くよ
お疲れ様でした、ゆっくり休養して下さい
奥様の分まで生きてくれ
朝から泣いてしまった
素晴らしい話ありがとうございました。