馴れ初めねぇ
ネトゲで出会う→俺の友達が彼女と家が近く知り合いに→俺にも紹介してもらう→一度振られる
→めげずに何度もアタック→彼女折れて付き合い、半年後に結婚
出会ってすぐに「この人だ」と心の奥まで響いた人だった
ごく自然に当たり前のように結婚申し込んでいた
まだ新婚だけど後悔は無いし、むしろ結婚してよかったと思う場面しかない
382: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/23 21:13:25
>>381
なんだよ
お前「kwsk」って言って欲しいのかよ?
kwsk!!
>>382
kwskも何もよくあるパターン
当時のスペック
俺:37歳未婚・独身
親友:男・超絶イケメン高収入40歳未婚・独身
彼女:31歳未婚・独身
仕事柄、俺と親友は仕事が終わっても自宅にいる事が多い
家にいてもやる事が無いので趣味のネトゲでお互い時間を潰すしかなかった
親友が新しく始めたネトゲを面白いと言うので、俺もDL
ログインすると、親友と知らない名前の女キャラが居た
親友「このネトゲで知り合った人なんだ。凄く上手くて強い、面白い人だよ」
彼女「俺さんですねーよろしくです、話はよく親友さんから聞いてますよっ」
俺「よろしく」
初日から気があって、数時間後には三人とも手をとめてチャットをしているだけになっていた
それから毎日家に帰ってそのネトゲに接続するのが楽しみで仕方なくなった
彼女の話は面白かった
知的で知識量が半端なく、ジャンルも問わない
切り替えし方や話し方に頭の良さが出ているかと思えば、実はかなりの天然系だったりしてニヤニヤ
腕前もかなりのもので、一緒にいても全くストレスを感じなかった
大体そういう人物というのは、ネカマと呼ばれるものだったりする
だから俺は最初から「男だろう」と見ていた
一週間ぐらいして、親友が「彼女ちゃんはどこ住んでるの?」と言い出した
彼女「○○県だよ」
親友「え、同じ県だよ。どこ?」
彼女「××市だよー」
親友「近い!車で10分ぐらいだ。僕は△△市だよ」
彼女「近いねー!俺さんはどこ?」
俺「◎◎県だよ」
遠いな、と思ったものの彼女とリアル友達になりたかった(その時は男だと信じていた)ので
俺「メアド交換しない?今度遊ぼうぜ」
と、彼女のPCメールゲット
その日から、毎日かかさず朝のメールと夜のメールをやり取りする仲に
しかしそれは俺だけではなく、親友もだった
メールのやり取りを始めてから一ヵ月後ぐらいした時、夜10時に親友から電話がかかってきた
俺は仕事から帰る途中で車の中、電話を取るわけにもいかず結局10コール程で切れてしまった
コンビニに入って茶を一本買い、車の中で親友に電話をかけなおしてみた
俺「すまん、運転中で出れなかった、どうした?」
親友「今日彼女ちゃんに会って来たんだよ・・・彼女ちゃん、女性だった」
男だと信じていた俺は驚愕しつつ、よくわからない焦燥感に煽られたのを覚えている
親友も男だと信じていたらしく「家が近い」という事で遊びに行こうと何度も誘ったそうだ
その度難色を示していたらしいが、ようやくファミレスぐらいならと一緒に晩飯を食べに行ったとの事
会ってびっくり、なんと女性だったと
これには親友も予想外だったと言っていた
結局一時間ぐらいで解散したらしい
その日のネトゲでの彼女曰く
「いきなり会おうだとかなんて、出会い厨で怖いじゃないですか」
「そりゃ難色しめしますよ」
「自意識過剰かもしれないけど一応女なんですから!言ってませんでしたけど!」
そういや俺達彼女に性別聞いてなかったよ(男と信じきっていた
それから俺は彼女の事が気になってしょうがなかった
二週間ぐらいしたある日、親友から「彼女ちゃんの事好きになってしまった」と言われた
その言葉を聞いて、俺は自分も彼女の事が好きなのかもしれない、と気がつかされた
親友は週1ぐらいで彼女と会っていたらしく、知れば知る程どんどん好きになっていったと言う
親友とは20年来の付き合いで、今は仕事場が違えど良き理解者
お互いそれなりの年なものの、過去の女性関係で辟易していたので俺も親友も恋愛をあえて遠ざけていた
それなのに何故と思ったが、親友の話を聞くと今までの女性とは全然違うのが分かった
彼女は親友や俺をスペックだけで見ていない
人としてそのものを見てくれる、それはもう今までの彼女とのやり取りでも分かっていた事ではあった
が、実際に接してみてより実感したそうだ
話を電話越しに聞いていて、ここまで恋愛に対して真剣かつ深く考えている親友を見たことが俺はなかった
やたらとイライラしてきた俺はついに
「もしかしたら俺も彼女の事好きかもしれない、いや多分好きだと思う。でも実際会った訳じゃないから分からない」
と言ってしまった
親友は「だろうね、だと思ったよ。だから僕は君に自分の気持ちを伝えたんだ。で、どうする?」
そこから二時間近くの電話で、これからの方針を決めた
・とりあえず、俺も彼女と会いたい
・彼女がどっちを取るかは分からないし、どっちも振られるかもしれないが後悔の無いようにしよう
・もしかしたらお互いの友情が崩れるかもしれないが、それでもいいか→そんな柔な友情じゃねえだろ、となった
親友は彼女に気持ちは伝えてはいないし、まだ言う気もないとのこと
俺は親友が次に彼女と会う日、一緒についていく事にした
彼女と出会って三ヶ月ぐらい目、親友と一緒に彼女へ会いにいった
彼女「へへ、はじめまして」
ちょっと恥ずかしそうに、でもとびきりの笑顔で迎えてくれた彼女は、想像以上に俺のドストライクだった
実はぽっちゃり大好きなんです
黒髪長髪最高です、天然パーマ大歓迎です
高身長大好きです(俺が180cmあるので小さいと困る
ちょっとガタイがいいところ最高です(華奢は嫌い
一目惚れに近かった
まさかこの年でそんなのするとは思わなかったし、初めての経験で舞い上がってしまって当日の事は覚えてない
ただ、彼女は結婚するつもりだった男に振られたばかりで、恋愛はもうこりごりと言っていたのは覚えている
多分浮かれて当日は色々言った気がしたが、家に帰ってからは「よく分からないが、あの人しかいない気がする」という気持ちにしかなれなかった
そこから毎日ネトゲで三人一緒に遊ぶのに加え、二週間に一度ぐらい二人でデートをするようになった
デートとは言っても軽いもので、一緒に夕飯を食べるぐらいのもの
話をしていくうちに、価値観や見ている物、方向、目指しているものが全く同じ事に気がついた
好き、とか恋愛をしている、という感覚ではなくて「出会うべき人と出会った」という感情
言うなれば、尊敬すべき人で大事にしたい人、という感じか
昔から俺は真面目らしく、下手をすれば一生下っ端の茨の道を歩いてきたと思う
運よく上から可愛がってもらえ、かろうじてそれなりの地位にはつけたものの、少し外れれば弾かれる立場
でも自分が信じる道を歩いてきたつもりだし、これで弾かれたらそれに甘んじるつもりだった
お陰で付き合う女性には今まで「もっと世渡り上手にならなきゃ」だの「将来の事とか考えてる?」だの言われてきた
それなのに、彼女は俺の生き方を「素晴らしい!」と目を輝かせて即答してくれた
彼女「社会の奴隷と言われようが、働き蜂と言われようが、正しいと思った道を行く。犠牲も問わない、素晴らしい」
俺はもう、彼女のその言葉だけで十分だった
よく分からない、でもこの人の為に人生捧げたい幸せにしたいと心の底から思った
ここから少しはしょるけど、親友とは本気で彼女を取り合う事になった
彼女も俺と親友の気持ちに気がついていたようで
「軽い女と思うかもしれないが、二人をしっかり見てよく知って決めたい」
「あと恋愛する気分にはまだなれないけど、二人とも素敵だから前向きに検討する」
と言うので、親友と交互にデートをする決まりが出来た
彼女はプレゼントは受け取らないし、いいレストラン連れていくよりも屋台のほうが好きだったりで、とことんお金がかからない
さらにデートは割り勘というありさま
デート代は男が出す世代なので戸惑って困ったが、もし付き合えたり将来結婚出来たりしたらその時全部返そうと決めた
(ちなみに俺も親友も手出しは一切無し、キスもしていない
そんな関係が四ヶ月ぐらい続いた時、親友が「彼女を諦めるよ」と言ってきた
一ヶ月ぐらい悩みぬいて出した結論だと言う
俺と彼女が似合いで、一緒になるのが極めて自然だと思ったらしい
それでいいのか、と発破をかけようかとも一瞬考えたがやめて
「分かった。なら近々本気で彼女に告白してみる」と伝えた
381で書いた通り、本気で告白したが玉砕しました
お互いフォーマルで決めてホテルのレストラン言ってプロポーズよろしく告白したけど駄目でした
親友の事が好き、とかではなく
彼女「振られた傷が思ったより深く、恋愛まで気分が向かない」
彼女「素敵な人だからと思ったけど、結局自分に自信がもてない」
彼女「これは自分の問題だから、ごめんなさい」
といわれてしまった
それでも一生側にいようと思っていたし支えていこうと決めた
去年の秋、デート中だと言うのに酒を飲みまくってしまった
記憶に無いけど、俺は道のど真ん中で彼女に「お願いですから付き合ってください!というか結婚してください!!」と土下座を繰り返していたらしい
気がついたら翌日の朝で彼女の部屋だった
初めて彼女の部屋に入って感動したのもつかの間、綺麗に片付いているものの殺風景でがっかりした
家具が無い、と言えばいいのだろうか・・・テレビとかが無い、レンジが無い
それでもぬいぐるみ(ふもふもさんというシリーズらしい)が置いてあったり、カーテンやベッドがピンクなのは女の子だな、と思った
軽い朝ごはんを出されて食べたら、これがまたおいしいの何の
メシウマでした(お粥、焼き魚、味噌汁、冷えたコーラだった
朝ごはんを食べながら道で土下座した話をされて、記憶にない俺は恥ずかしさでいっぱいだった
でももう一度自分の気持ちを伝えてみよう、と真剣に
「酔っ払っていたけど、本当の気持ちです。付き合って下さい。今は酔っていません、冷静です」
と言ったら
「・・・よろしくお願いします」
とか言われてその時俺は固まったの覚えている
どうせ断られる、と思っていたから
後日どうして付き合おうと思ったのか聞いたら、酔った俺を部屋に連れてきて横にさせたら
「好きです、本当に好きです、幸せにします」と独り言言いながら泣いていたらしい
それを見たら自信が無いだとか、恋愛が怖いとか言ってる自分が馬鹿馬鹿しく思えてきたそうだ
俺と一緒に前を向こうと思ってくれたらしい
付き合い始めてから自然にプロポーズしてOK貰って、今に至る
喧嘩もするし、価値観がすれ違ったりしてしまう事はある
それでも話し合いお互い歩み寄って乗り越えるたび、絆が深まったのを感じる
俺にとっては理想もいいところの嫁さんで、幸せすぎて不安になるぐらい
長文ですみませんでした
何も面白くない出会いです
次はどんな喧嘩をするか詳しく
>>395
嫁さんちょいと病弱なんだ
具合悪い時には無理して家事やるなって言ってるのに、青い顔して「大丈夫、元気^^」とか隠して嘘ついて料理作ったりしてる
「具合悪いのが見え見えなんだよ!嘘つけないくせに!いいから寝てろぼけかす!」って布団に抱っこして連れて行くと
「やだー!やだー!ご飯作る!ハンバーグー!」とか抵抗する
んでベッドの上で(いやらしい意味ではなくて)喧嘩始まる、寝てろ派と頑張れる派で口論
あと、価値観の違いうんぬんはお互いネトゲやるからそれであったかな
俺は色んなネトゲを渡り歩くほうだが、嫁さんはひとつのネトゲをやりこむタイプ
嫁さんに「そういうのって性格出ると思う、実は俺さんって浮気性だったりするの・・・?」とか軽く泣かれた
これはゲーム、だから軽く考えられる、渡り歩ける、でも現実は違うと分かっているしそんな事はしない
というかお前は俺の何を見ているんだ、俺はそんな人間か?ってほっぺつねったら「信じるからね!」とツンデレられた
軽い調子で書いてるが、話していた時はものっそい真剣だった
他は嫁さん病弱関係で、もし私が先に死んだら~とかいう話をされた時にはチョップ入れた
俺より先に死ぬことは許さん、二度とその話はするな言うなで終わった
乙。羨ましすぎだわ
喧嘩とかいてノロケと読むんですね、分かります
嫁さん大切にな。
ええのう
くそが、祝ってやる
創作か