1. 独身時に高級マンションを買った。夫「子供ができたし一戸建て建てるか」私「そうだね」 → 甥「今住んでいるマンションは、僕にちょうだいね」 両親「そうね。売っちゃだめよ」私「!?」
  2. 号泣する嫁「ごめんなさいどうしても忘れられない。お願い私のことを忘れて」 → そして嫁友人の警告から明らかになった真実は驚愕で…
  3. 娘が2歳の時に血液検査をすると… 俺「血液型があわないんだけど」嫁「ごめんなさい。フリンしてました」そして嫁は子供を残してそのまま失踪 → その21年後、娘は真実を知り…
  4. 息子の幼馴染だった彼女が、息子を捨てて他の男に乗り換えた。しかし3年後、元彼女「(息子)に会わせてほしい…」私「(しつこいな)息子はもう結婚してるよ」元彼女「!!」 → 衝撃の結果に…
  5. 寝たきり状態な友人の見舞いに行くと、奥さんと子供達が爆笑中。俺「な、何が起きているんだ…?」 奥さん「今から離婚届出してくるの♩」俺!?」
  6. 娘が車に轢かれて亡くなった。救護した女性「娘さんは私の手を握って、お母さん、お母さんと言ってましたよ(泣)」私(えぇ?…気味が悪いな…) → 私が娘を愛せなかった理由は…
  7. 元レースクイーンの嫁が見た事の無いスケT穿いて食事会へ行った… 黒なら徹底的に潰す → 結果はまさかの…
  8. 5歳の俺を捨て、男に走った母。その10年後、寂しさから会いに行くと母は庭先で一家団欒の最中だった。しかし俺と目が会った瞬間、鬼の形相に… → 俺は言葉を交わすことなく決別を決心。そして更に20年後、なんと母から知らせが届く
  1. お嬢様な長身美女「私はあなたで妥協します、だからあなたも私で妥協してください」
  2. 元彼女に「この子は貴方の子供」と言われた夫。DNA検査したら夫の子供と発覚した
  3. 【衝撃の結末】間男と嫁に制裁!!俺は数々の証拠を突き付けた→ すると、間男からトンデモナイ一言が飛び出して…
  4. 両親が急逝。進学を諦めて就職し、なんとか弟2人を大学に入れた。しかし結婚を控えた上の弟が「高卒の兄がいるのは恥ずかしいので秘密にしたい」 → この事が相手の両親にバレた結果…
  5. 彼女の双子の妹が妊娠した。俺「へぇ 妹ちゃん彼氏いたんだ。俺の知ってる人?」妹「…父親は(俺)さんです」俺「!?」 → 衝撃の真実が明らかになった
  1. A子は学校一の美人、B男は医者のイケメン息子。対して私のあだ名は『ブタ子』。中学時代はやつらによくいじめられた→現在、因果は巡る。
  2. 結婚式のお色直しで控え室に下がったきり新婦が姿を消した。スタッフ「ザワザワ」救急車「ピーポーピーポー」新婦は変わり果てた姿で・・ → 遺言書『』なんと・・・
  3. 元嫁と別れる間際に「家族養う気力も無いのに結婚とか結局それに伴う器が無かったんだよw」 と笑いながら罵られた → しかし俺が再婚後、蓄えがあると聞きつけた元嫁は…
  1. フリン女「旧帝卒年収一千万資産なしより、 日大卒で品川区に一戸建て持ちの方が上だよな」
  1. 彼女の浮気は薄々感づいてた。忙しいって言ってた彼女から急に大事な話があると呼び出された。いよいよかと出向いた俺の覚悟なんざ屁のツッパリにもならない真実が待ち構えていた。
  1. 彼女が浮気相手の子供を妊娠。彼女『中?費用が必要』俺『俺の子じゃないし...』彼女親『払わないと慰謝料云々?』『男の責任とれ!』←はぁ!?
   

妻はバリバリ仕事をこなすキャリア組で一目置かれる人だった。結婚してない理由は仕事だけでなく…

293: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/07/12(火) 00:37:57.05 .net
ちょっと長くなるが、妻が『婿をとらなきゃいけない』責任で婚期を逃していた話をしても
いいだろうか。




 

294: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/07/12(火) 00:43:54.23 .net

妻との出会いは職場だった。

俺の職は数年に1度ぐらい転勤があって、全然違う場所に行くことも多い。
俺がその職場に赴任して2年目の春、妻が転勤してきた。
当時、俺は勤務6年目。仕事にも慣れ、少しずつ責任のある仕事も任されてきた頃。
妻は勤務12年目。バリバリ仕事をこなすキャリア組。
直属の上司ではないが、一目置かれる人だった。

妻と初めて話したのは転勤した初日にあった歓迎会の時だった。
私の上司と妻は高校が一緒で同級生(卒業アルバムにも一緒に写っていた)。
「お~久しぶり~」のノリで話していた。
その場に俺も呼ばれ、同級生だったことやその当時から頭が良かったことなどを
教えてもらった(頭が良いところは本人が否定していたが)。

妻からは上司が高校時代不良で、リーゼント・短ラン・ボンタンで通学していたことなども
暴露され、上司は赤面していた。今ではいいパパですが。
俺から見れば5つ年上で上司と同級生ということで、恋愛感情というより仕事で
迷惑をかけられないことや、頼りになる姉御といった感じだった。
実際に仕事では何度かお世話になった。

 

295: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/07/12(火) 00:45:20.53 .net

当時の俺の職場は男女比こそ半々だったが、ほとんどが既婚者だった。
新人が入ってくることはほとんどなく、中堅~ベテランがそろった職場といえる。

その中で俺は当然一番年下で、お茶くみやらコ-ヒーのセットやら…の雑用は当たり前のように
やっていた。
自分の中ではそれが当たり前で強要されてやっていたわけではないが、妻は俺一人で
やっているのがなんとなく気に入らなかったらしい。
早速次の日から手伝ってくれるようになった。40人以上いたので大変ありがたかった。

それから夏までは、特に何事もなく進んでいった。とくに二人で飲みに行く…なんて機会も
全く訪れなかった。
上司を含めた若手集団で飲みに行くことはあったが、世間話や上司の昔話で盛り上がった
くらいで、プライベートなことなどは特に話さなかった。

ひとつわかっていたことは、妻が独身であることのみ。
ちなみに上司は既婚者だった。

 

296: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/07/12(火) 00:46:30.93 .net

転機が訪れたのは、夏休み休暇の申請時だった
(俺の職場では夏に5日間の休暇がもらえます)。
昼食休憩時間に、デスクわきの憩いゾーンで若手職員で昼食をとっていたところ、
妻が休暇の申請書を書いていた。
ふと見てみると、土日からお盆期間に連続9日で休みを取るのではなく、
8月頭に1日だけ休暇が入っているのを見つけた。

俺「珍しいですね、そこに1日だけ休暇なんて。あ、もしかして彼氏とデートですか?」
妻「そこはちょっとお休みをもらうの。ふふふ。」
俺「すいません、余計なこと言いましたね。」
妻「俺君こそ、お盆前はデートなんでしょ?9連休とってるし。」
俺「いやいや、大学時代の友達と遊ぶんですよ。ここからだと400㎞ぐらいあるから
なかなか行けませんしね。」

 

297: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/07/12(火) 00:48:03.51 .net

実はそのころ、俺は大学時代から付き合っている彼女がおり、会いに行くのだが、
職場では内緒にしていた。
付き合って8年目、そろそろ迎えに行かなければ…と思うのだが、
なかなか踏ん切りがつかなかった。
彼女をこっちに呼ぶとなると、彼女は務めた仕事を辞めなければならない。
俺一人の稼ぎで暮らしていけるか…それが悩みの種だった。

妻「そうそう俺君、ちょっと聞いてもいい?俺君が友達と遊ぶ時ってどんなところに行くの?」
私「え?遊ぶ時ですか?うーん、最近はあんまり遊びに行ってないですけど、
カラオケとかゲーセンとか…ちょっと遠いですけど○○(隣県の県庁所在地)とかですかね。」
妻「そっかぁ。俺君も同じようなことしてるんだねぇ。」
私「この辺娯楽ないですからね。やることは同じだと思いますよwってやっぱりデートですか!
いいですね~。こんな美人とデートなんて彼氏さん羨ましいww」

俺の軽口にいつもは「も~」と怒ったふりをしてくれるのだが、この時は苦笑していた。
後になってわかったことだが、その日はお見合いの日だったらしい。
相手は俺より若干年上ということで、妻からしたら年下の男。

 

298: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/07/12(火) 00:50:21.38 .net

そうこうしているうちに秋になり、冬が近づいてきた11月。
妻の様子がおかしいことに気が付いた。
こんなことを言ってはいけないのだが、出会ったときはちょっとふくよかな人だったのが、
最近はがりがりに痩せ、頬もこけているように見えた。
あれだけバリバリ働いている人がミスを連発、俺もヘルプで何度か入ったこともあった。
周りの同僚も何かあったことは薄々気づいていたが、なかなか聞くことができない。
俺もそうだった。
妻はプライベートなことはあまり話したがらない。
無理に聞くとさらに症状が悪化するのではないかとビクビクしていた。

そんな時、事務のおばちゃんから呼び出された。
この事務のおばちゃん、実は俺の同級生のお母さんでもうすぐ退職。
妻とはお茶のみ仲間だったのだが、「最近あまりにも元気がないので心配している。
俺君だったら相談に乗ってあげられるのではないか。
うちの娘も俺君なら大丈夫なんじゃない?といっている。君は確か彼女がいたよね?
だからある意味心配はないと思っているし…頼んだよ。」

なぜか私に彼女がいることを知っているし、「ある意味」ってなんだよ!と
突っ込みを入れたかったがそうもできず、しぶしぶ了承することに。
中学校の時、その娘さんと付き合っていたこともあったし断れない。
でもなんて切り出そうか…。

 

299: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/07/12(火) 00:51:06.28 .net

なんて迷いつつ、妻の所に行きいつもの軽口で

私「妻さん、元気ないですね。何かありましたか?」

と聞いてみた。周りが一瞬「ぉぃぉぃ」という雰囲気になったが無視。
妻「んー?なんにもないよ。元気元気。」
私「そうですか?なんか最近元気がないなーって思ったもんで。
もしよかったら映画でも観に行きません?」
妻「映画?最近何あったっけ?あ、そういえば京極夏彦の小説が映画になるんだよね。」
私「え?そうなんですか?(京極夏彦って誰?)」
妻「あの人の小説好きなんだ。その映画だったら観たいな。」
私「わかりました。じゃあその映画の公開日に行っちゃいましょう。」
妻「わかったよー。というか、今週の金曜日なんだけど。」
私「マジですかwwじゃあ週末行きましょうww」

この映画こそ、私と妻の仲を取り持つ映画になった『魍魎の箱(漢字でません)』
これがあったから関係が続いていくのです。

 

300: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/07/12(火) 00:53:37.59 .net

その日、仕事を終えて憩いゾーンにいるといろんな人に声をかけられる。
同僚、上司、支社長…なぜか支社長から1万円を握られたのは内緒。
みんな口々に「頼むぞ」といってくる。

ある意味プレッシャーだが、私の目的は妻と付き合うことではなく相談に乗ること。
聞き役に徹するのみ!と気合を入れながら待った。
10分ほどして妻が来て、妻の家に車を置き、私の車で出発することになった。

映画は20:00くらいからだったので、とりあえず夕食に行く。
平日とはいえ知り合いに会ったらまずいと思ったので、ちょっと早めに居酒屋に入り
個室をとることにした。
どんな料理が好きですか?なんて聞いていると、最近食欲がなくて食べると吐いてしまう。
だから気にせず俺君は食べて、とのこと。
サラダなら食べられるとのことなのでサラダうどんを注文した。
結局半分も食べられなかったが、食べないよりはいいだろうということでよしとした。
俺はがっつり食べましたけどね!

映画館に入りチケットとドリンクを買い、あらかじめ予約していた席に。
20:00という時間もあり、人はまばら。
私たちの他に10人もいなかったと思う。
上映開始。

 

301: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/07/12(火) 00:54:32.71 .net

上映終了。
ん?これ何?出てる俳優さんは豪華なのだがいまいち内容がわからず終了。

私「なんかすごくホラーチックな映画でしたね^^;」
妻「ごめんなさい。とんでもない映画に誘っちゃったみたいで…
内容わからなかったでしょ?ははは…」
私「ごめんなさい、実はよくわかりませんでした…」
妻「ホントごめんなさい。この埋め合わせは必ずするから。また映画いきましょう。」

というわけで、映画の予定が入る。
携帯で予約を入れたので、次の週の土曜日にまた映画に行くことになった。

 

302: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/07/12(火) 00:56:08.70 .net

その帰り道、駐車場に向かう途中で公園があったのでちょっと寄っていくことに。
そこで歩きながらポツポツと元気のない理由を話し始めた。

・自分は長女なので、結婚相手は婿に来られる人じゃないとダメなこと。
・年下と付き合ったことはないのでどうしたらいいのかわからないこと。
・妹がいるのだが、昨年結婚して家を出てしまったこと。
・8月、俺君に指摘された日はお見合いだったこと。相手は年下だったこと。
・3回ほど会ったが、先月お断りの電話があったこと。
・結婚できるラストチャンスだと思って、もう婿でなくてもいいから、
年下でもいいからと家族会議が開かれたのに、ということ。

妻「どうしても成功させたかったのに…もう結婚はあきらめないといけないねぇ」
俺「…」

このとき、気休めでも何か言ってあげられたらよかったのに、俺は何も言えなかった。
ただ、そうやって泣く妻を見ているしかなかった。
その帰り、妻の家まで送り、帰宅。すると妻からメールが届く。

俺君、今日はありがとう。こんなおばさんの愚痴きいてくれて嬉しかった。
今日の映画はほんとにごめんね。来週のはきっと大丈夫だから!
少し元気出ました。がんばらなきゃね!それではおやすみなさい。

返信
今日はありがとうございました。妻さんのプライベートなこと、俺が聞いてよかったのかな、
なんて思いますが安心してください。
口は固いですから!それから、妻さんはおばさんじゃないですよ。「おねえさま」ですから。
来週楽しみにしてます。おやすみなさい~。

 

303: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/07/12(火) 00:59:49.82 .net

翌週、職場では特に何事もなかったように業務が始まる。
ひっそりと支社長に呼ばれて金曜のことは話した。男女関係のはなしですよ、と誤魔化したが。
事務のおばちゃんはだいたい知っているようで、ありがとうとチョコレートをくれた。
実は今週末も映画に行くんですよーと話したら、彼女さんに悪いわね~なんて返ってきて…
気づいてしまった。

これ、浮気になるのかなぁ…って。

俺、ホント馬鹿で、そのことを彼女に話して謝った。そういう理由なら…と彼女も電話では
納得してくれたが、実はこれが後でとんでもないことになる。

土曜日、用事を済ませ、妻さんにメールし、約束の場所へ行く。
そのまま映画館に直行し、映画を観る(何を見たのか覚えていない…)。
帰りに食事でもと思ったが、妻の体調を考えると難しい。さてどうしたものかと考えていると、
焼き鳥が食べたいとリクエストが来た。ちょっとだけでも食べられるし、とのこと。
妙に納得して焼き鳥屋に入る。
俺は運転があるので酒はパスしたが、妻はビールを注文。
焼き鳥盛り合わせも頼んで飲み始めた。
ペースがすさまじく早い。30分で中ジョッキ4杯は飲んだ。
すげーな、と思いつつ離席し、またもや公園を歩くことにした。

妻「俺君、今日もありがとね。でもごめんね、相手がこんなおばちゃんで。」
俺「なーにいってるんですか。こんな美人と映画なんて滅多にないですよ。
こちらこそありがとうございます。
っていうか、おばちゃんってのやめません?おねえさまですよ。」
妻「うん…」

そしてまた泣き始める妻。いったい何があったんだ?と思っていると

妻「私さ、振られるときにね、『年上だとおばちゃんっぽくてダメなんです。ごめんなさい。』って
言われちゃって。
どうしてもそれが頭から離れなくてさ。そりゃ29からみたら私なんて5つも上だしさ。
おばちゃんって…」
俺「だーかーら。忘れましょ、そんな奴。こんな綺麗な人におばちゃんなんて言うやつ
最低ですよ。
そんな底辺野郎のことなんて忘れて、新しい恋しましょうや。」
妻「でもさ…」
俺「こういうときは運動して気晴らしするといいんですよ!」

 

304: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/07/12(火) 01:01:50.23 .net

と、妻の手を取り公園を走り出す。周りから見たらバカ丸出しだが、
それしか思い浮かばなかった。
数百m走ったところで

妻「俺君、もう、無理、吐く…」

そういえば妻がビール飲んでたのをすっかり忘れていた。自分が飲まないとダメだね。
公園のベンチに妻を座らせ、俺は自販機から水を買い渡した。

妻「やっぱり、ハァハァ、若いね」
俺「そうですか?日頃の運動ですよ!」

といいつつ、実はすごく息切れてた。でも無理やり誤魔化した。

妻「俺君は優しいね。」
俺「いやいや、妻さんだからですよ。他の人には冷たいですよー。」
妻「そういうこと言うと誤解するよ。」
俺「はっはっは。だって上司さんの友達ですもん。それに自分より仕事ができる人は
尊敬しますし、ね。仕事ができない奴にはすっごく冷たいですから、俺。」
妻「最近は手伝ってもらってばっかりだから、私も駄目だよ。」
俺「そんなことないですよ。春頃はいっぱい手伝ってもらいましたし、お返しですw」
妻「ありがと…」

再び泣き始める妻。

妻「でも、こうやって遊ぶのは最後だね。俺君の彼女にも悪いし。」
俺「ははは。大丈夫です、わかってくれてますから。」
妻「うん…」

この日も妻を送り、帰宅。

それから12月に入るが仕事が忙しくなり、お互い仕事以外のことも話すことなく
年末を迎えることになる。
そして俺にとって修羅場がくる。

 

305: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/07/12(火) 01:04:04.28 .net

年末はスキーを兼ねて、彼女の家に行くのが毎年の恒例になっていた。
大学時代の友人とみんなでスキーを楽しみ、彼女の家で飲み、寝るというそれだけだったが、
その年はちょっと違っていた。
彼女がひとりで実家に来てほしい。そしてお母さんと会ってほしいと打ち明けられた。
彼女のお母さんとは何度か面識はあるものの、きちんと挨拶していなかったな、と思い、
OKを出す。これがまずかった。

彼女のお父さんは彼女が幼い時に他界している。そして彼女は一人っ子。俺も一人っ子。
妻の『婿』騒動は自分にも降りかかってくるのだった。
そんなこととはつゆ知らず、いつも通りに車にスキーを積み、数日分の着替えをもって俺は
家を出た。
彼女の実家に着き、挨拶をすると祖父とお母さんが真剣な目でこちらを見ている。

・娘と長いこと付き合っているのは知っている。
・そろそろ適齢期でもあるので結婚を考えてほしい。
・祖父が病を抱えていることもあって、ここから動くことができない。
・俺君がこっちに転勤してくれるのなら嫁に出してもいいが、転勤できないのならば
こちらで転職し、婿に来てほしい。

要約するとこんな感じ。俺の会社は全国展開をしていない。あくまで自分の地域のみ。
だから、彼女と結婚するなら婿に来るしかない。
しかし自分も長男。家を捨てることはできない。葛藤した。彼女も心配そうに見ている。
そしてとどめが来た。

・もしどれも選べないなら、娘はやれない。娘に見合いの話がきているので見合いをさせる。
君がこちらにいる間に結論を出してほしい。

こちらにいる間…すなわちあと4日。4日以内に結論を出して報告しなければならない。
すごく迷った。彼女とも話し合った。

そして正月、1月1日に彼女と別れた。

自暴自棄になった。もうその場にもいたくなくて、夜中2時に参拝客にまぎれながら家に帰る。
おめでたい日に何やってんだろう、8年も何してたんだろう、と。

 

306: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/07/12(火) 01:06:26.05 .net

元旦ということもあり高速がすいていたのはよかった。
そして家に着くと酒を浴びるように飲み、寝た。
両親は何があったかは聞かなかったが、理解していたようだ。起きると、メールが届いていた。
あけおメールか?ちっともめでたくないわ!と思いつつ携帯を見ると、妻からだった。
なんと返したか覚えていないのだが、3日になって電話がかかってくる。

妻「ちょっと何やってんの?大丈夫?生きてる?」
俺「??生きてますよ。どうしたんですか?」
妻「メールの文があまりにもアレだったから。何かあったの?」
俺「…」

4日に初詣に行こう、と誘われ、流されるように初詣に行く。
遅めの初詣だったこともあり、近所の神社では参拝客もまばらだった。
あまり人に会いたくない心情だったのでかえってよかったのもある。
妻とお参りをし、お守りやおみくじを引いて楽しもうとは思ったが楽しめなかった。
自分自身もあまり覚えていない。妻に心配されつつ喫茶店についた俺たちは、
近況報告をしながらコーヒーを飲んだ。
年末にあったことをかいつまんで話すと、

妻「俺君の気持ちもわかるし、彼女さんの家のこともわかる。自分自身がそうだったしね。
私がどうこう言えたことじゃないけれど、辛い気持ちはわかるつもり。うん、うん…」

と、泣き出してしまった。

妻「私が泣いてもしょうがないよね。俺君、これから時間ある?飲みに行かない?」

次の日から出勤だったが、気持ちもモヤモヤしているし、このままでは新年から
大きなミスをしてしまいそうだった。
忘れたかったということもあってOKした。

こういう雰囲気だと、俺が慰められて妻とホテルで…という流れになりそうなのだが、
そんなうまく事が進むわけもない。
ただ普通に飲んで、話して、明日から頑張ろう、で解散した。
悲しいかな、本当に何もなかったんだ。

 

307: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/07/12(火) 01:11:24.92 .net

仕事が始まると、年始ということもあって多忙を極めた。
妻ともなかなか話す機会も時間もなかった。
週末は昼まで寝て、午後から活動開始。
スキーにでも行こうかなと思うけれど昼から出発ではほとんど乗れずに終わるので却下。
妻にメールしてまた飲みに行こうかなと思うけれど、二週連続で飲むのもどうかな…
などと考えていると、妻の方からメールが来る。内容は、『ちゃんと休んでますか?』のような
感じだった。
それから2時間ぐらいメールでやり取りをしていたが、何かと不便だったのでSKYPEに
誘うことにした。
妻の方も、妹とSKYPEでやり取りをしていたということもあり、すんなりOKしてくれた。

さらに2時間ぐらいSKYPEでチャットしていると(自分の所にボイスチャットできる機材が
なかった)
電話がかかってきて、ボイスチャットできるようにマイク付きヘッドホンを買いに行かないか
という提案だった。
夕食の時間がもうすぐということもあり、買うついでに食事も誘った。

無事にお揃いのヘッドホンと夕食を済ませ待ち合わせた場所に行き、
車の中で話に花を咲かせていると、お互いの過去の恋愛話になった。
俺は自慢できるような恋愛経験はあまりないのだが、学生時代の
恥ずかしいエピソードなどを話した。
妻の方も学生時代の片思いの話をしてくれた。

その頃から『恋愛=結婚』を考えていて、恋愛するなら長男以外、
婿に来られる人限定でないとダメ、というものだったからうまくいかなかったらしい。
就職してからも両想いになった人がいて告白されたが、相手が長男だったから
断ってしまった。
今でも年賀状のやり取りをしているけれど、相手は結婚して子供もいる。

そんな話を語ってくれた。俺は長男で一人っ子、今までは『恋愛=結婚するための
経験値稼ぎ』と思っていたので、今回の件で思い知った。

「好きだった人が幸せになってくれるのは良いことだよ。」と悲しげに言う妻を見ていて、
思わずきゅんとなってしまった。
たぶんその時に惹かれてしまったのだろう。
「それはそうだけど、あなたも幸せになっていいはずですよ。」といいながら、
手を握ってしまった。
車の中はステレオが流れるだけで薄暗かったが、妻の頬が赤くなって伏し目がちになった。
またきゅんとしてしまった俺は、黙ってキスをした。

 

308: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/07/12(火) 01:16:01.85 .net

次の瞬間、「ダメ…」といいながら、妻は車を降り、自分の車へと戻っていく。
「やっちまった!」と自分も車を降りたところで妻の車は発進していった。

軽い男性恐怖症&対人恐怖症にかかり、ストレスで激ヤセした人が、
好きでもない男からキスされたらそりゃ逃げるよな…
と後悔したのだが、少しでも妻の不安を取り除こうと思い、すぐ携帯でメールした。
内容は覚えていないが、『雰囲気に流されてしてしまった』ことや
『あなたの泣き顔にきゅんとしたこと』、そして本気で『ごめんなさい』と謝った。
もちろん返事はなかった。

月曜に出勤した時は緊張したが、妻はこそっと俺のところにやってきて、
「この前のは犬にかまれたと思うことにするから、俺君も普段通りにして。」といってきた。
無視されるかと思ってヒヤヒヤしていた俺は、正直嬉しかった。
キスぐらいで…とも思ったのは内緒。

週末、今度は俺の方から誘ってみた。
でも、心持ちは今までと少し違っていて、妻のことをもっと知りたいと思うようになった。
妻は「この前のようなことは付き合っている人がするものだから!わかっているよね?」と
いいつつ、誘いに乗ってくれた。
このときは本当に話したと思う。午前中から夕方までずっと話し続けた。

夕方になって、今日は家族で夕食を食べるから解散しようね、と言われたとき、告白した。
「俺は長男で、一人っ子で、年下で…あなたの望んだ結婚像とはかけ離れている。
でも、あなた自身を幸せにしたい。好きです。結婚を前提に付き合ってください。」

妻は「嬉しいけれど、すぐ結論は出せない。少し待ってもらえる?」といいながら解散した。
その日、家族での食事の際に告白されたことを相談し、家族会議が行われたそうだ。
妻の家族は

・前回の時に『婿』であることは諦めた。お前に子どもができればうちの遺伝子は
引き継がれる。(母)
・相手の男は誰だ?なに?○○さんとこの息子か!そりゃいいじゃないかw(父)
・わしは認めない。その男を連れてこい。この目でみてやる(祖母)

ということがあったそうだ。
妻は祖母の意見が気になったようだが、付き合ってもいない男を家に呼ぶわけには
いかないと、俺には黙っていた。
そして1週間後に「ぜひお願いします」と返事をしてきた。

 

309: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/07/12(火) 01:19:12.40 .net

そこからはスピーディーに物事が進んでいった。
春に俺が転勤することになってしまったが、新しい職場は隣の市だったので問題なし。
毎週のようにデートを重ね、夏にプロポーズ(付き合って半年くらい?)
8月にお互いの両親に会った。

妻の祖母は最後まで難色を示していたが、俺の曾祖母が妻の祖母の小学校時代の恩師で、
俺の家にも遊びに行ったことがある事実が判明。
即結婚しろ!と手のひらを返したw
あの人の子孫と親戚になれるなんて、夢のようだ。
冥土の土産になった…と(このとき妻の祖母は90歳オーバー)。

次の年の1月に入籍し、賃貸マンションを借り、3月に結婚式を挙げた。

今さらながら、妻とゆっくり話す時間ができたので、その時の心情などを語り合った。
キスされたときにはびっくりした。
私の恋愛対象からは外れていたし、6つも上だからあなたの恋愛対象からも外れていると
思っていた。
急にされたのでびっくりしたし、怒ったけれど、あの後すぐにメールが来て、
本気で謝罪してきたのを見て感心した。
許そうと思った。
そしたら、なにか心が揺れるものがあった。
で、次の週に告白されてさらに揺れた。
付き合いたいと思ったが、家族に相談しなきゃいけないと思って
(この辺がまだ縛られていたと思う)すぐした。
祖母は仕方ないとして、両親が勧めてくれるのが嬉しかった。決心がついた。
ということらしい。

田舎だからかもしれないが、家に縛られ続けた妻はかわいそうに思う。
だが、それがなければ今のこの生活はないのだと思うと、妻の家に感謝しなければならない。

ちなみに妻はキス以外は俺が初めてだった。
結婚するまで!!!というのではなく、付き合った人がいないのだから…

今では2人の子どもに恵まれ、幸せに暮らしている。おはようとお休みのキスも欠かさない。
2人目が生まれた時に俺実家をリフォームして2世帯住宅にし、
いつかは妻実家の義両親も一緒に住めるよう準備しているところだ。

実は今日でプロポーズして10年なんだ。
記念にかかせてもらった。スレ汚しスマン。

 

310: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/07/12(火) 01:29:44.40 .net
いい話だった。書いてくれてありがとう。
これからもお幸せにな

 

311: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/07/12(火) 02:51:38.77 .net
長文乙!
みんなそれぞれ、物語があるんだなぁ。
これからも嫁さんを大事にしてな!

 

313: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/07/12(火) 12:54:11.83 .net
ささっと気持ちよく読ませてもらったよ 幸せにな

 

314: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/07/12(火) 15:56:56.64 .net
ちょっとどころかだいぶ長い
まったく
もげろ

 

317: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/07/12(火) 22:36:42.92 .net

みなさんありがとうございます

wordでまとめていたら9000字にもなっちゃって…長すぎですよね

これからも仲良く頑張ります!

 

引用元:http://2ch.sc/



  1. レスだった妻『2人目作らない?』俺「おk」 → 娘のDNA鑑定「親子ではない」俺「托卵だったんだね。離婚だ」妻『お前が再起不能になる位の慰謝料を請求してやる!』 → 結果
  2. 嫁と間男が合体してた。警察「夫さんを書類送検する」間男「俺をなぐったから慰謝料も取る」嫁「財産もねw」会社「夫さんクビ」夫「なら・・・」 → トンデモナイ事に
  3. 嫁が自宅で間男と合体してた。嫁「昔から関係持ってた」俺『ATMだったんだな、俺は』 → 後日、再開した元嫁がスタスタ俺の所にやってきて → 俺『え?』間嫁「」結果・・・
  4. 俺「お袋が、お前が朝飯作らないって怒ってたぞ」嫁「私は店の準備がある。というかアンタの自分の店なのに毎日なんで寝坊してるんだ。お義母さんは自分でご飯作れないの?」俺「嫁いだんだんだから、従うのは仕方ない」 → 嫁「」俺「!?」
  5. 帰宅すると嫁がいない。俺『どこ行ったんだ・・』机を見ると調査会社の報告書。寝室の天井にはトンデモナイものが・・俺『うおww』 → 弁護士「全ては計画でした」なんと・・・
  6. 長男と次男が托卵だった。妻『20年以上関係を持ってる上司の子。離婚して上司と一緒になりたい』弁護士「私の指示通りに」俺「おk」 → 間男「どんな制裁も受ける」結果・・・・
  7. 寝室から嫁のアノ声。俺『何 を し て い る』嫁「いやー!!!(絶叫」俺(愕然) → なんと、そこには・・ → 目の前には信じがたい光景が広がっていた・・・
  8. 宝石店でママさんと遭遇。ママさん『今度の参観日に貸してよ』私「断ります」宝石店「ママさんをクビにした」 → 後日、私(号泣)先生「あのー・・」私「!?」トンデモナイ事に
  9. 新人がミスをした。上司、竹刀で新人をバシーンッ!! → 警官「出動します!」社長「2週間全員自宅待機」社員「え?」 → 衝撃だった・・・・
  10. 嫁の托卵で別れた18年後、その托卵子である娘が自宅を訪ねてきた → その理由は金銭かと思ったが、実はなんと…
  1. 嫁がフリンしてたから証拠とって嫁に突きつけた。平行して水面下で弁護士通して間男に慰謝料請求したら… 嫁「影でコソコソ慰謝料とかとってるのが気持ち悪い」俺「元々陰でコソコソしてたのは自分らだろ?」嫁「じゃあ何?私浮気してまーすwwwとか言えば良かった訳?」
  2. 結婚前からの二股。まぁよくある話。妻「ウワキしたのは悪かったけど、離婚したくない!」夫「…むこうとの関係を断ち切れるのか?」妻「…自信ない」夫「」
  3. 美人嫁「悩んだのですが、離婚してください」 俺「理由は?」 嫁「ただあなたに対する愛情が無くなってきました」 俺「じゃあぐに出て行って」 嫁...
  1. 夫「全部(ウワキ)知っている。これからどうしたい?」私『離婚してほしい』夫「泣」 → 間男と再婚したある日、変わりはてた元夫と再会してしまい…
  2. 嫁の事故が原因でオレは腕を失くした。嫁『腕ないとかムリ離婚!』嫁親「じゃあお前勘当だ!」嫁『(仕方ない…)』 → 数年後、嫁『カレーできたよ』オレ「えっ」 → なんと…
  3. 間男に制裁を科すと妻が抗議してきた。あなた間男さんに何をしたの!って真っ青になってやがったwww俺は笑ってとぼけながら「次はお前だよ」と思ってたwww
  4. 妻が嘘ついて間男と旅行に行った初日に妻母が亡くなった。俺の連絡には反応しないまま、今東京に着いたと呑気に絵文字入りのメールをよこした。修羅場が待っているとも知らずに。
  5. 離婚から10年、盆に実家へ帰省すると元妻と息子が来てた。元妻「息子が受験だけど養育費がなくなっry」俺(息子の態度悪いし元妻の浮気が離婚原因なのに…)
  6. 嫁「間男が好きだから離婚して」俺「嫌だ!」嫁友人「これ以上嫁ちゃんを苦しめないで!」→離婚した結果・・・
  1. クソガキに石を投げられ、姉(23)は顔にケガをした。親「石くらいで大袈裟!」→激怒した兄が石を拾って・・・
  2. バイトのたった一言で売り上げ1位の営業マン『やめます』 → 3ヶ月後、朝礼で「全体の売り上げは3件、来月給料が遅れる」って非常事態発生www
  3. エレベーターで女が「開」ボタンを押しっぱなしでこっちをチラ見。俺(何だコイツ)女『あの、早く降りてくれない?マナー違反ですよ?』 → すると、警察が駆けつけてきて・・・
  1. 自分をここまで残酷にした元嫁と間男に自業自得をプレゼント
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    2件のフィードバック

    1. 名無しさんひねくれ親父 より:

      因縁あさからぬ両家
      吉とすべし良縁

      0
    2. 匿名 より:

      セリフ多いと長くなるんだよね、でも良い話、

      0

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