自分の人生を振り返りながら書き綴ってみた。今は幸せですが。
下の娘が生まれてすぐに離婚した。
一人目の妊娠中にスナックの女と浮気し、出産後再構築を目指したものの
二人目妊娠中にまたも浮気。
それでもう無理だと思って離婚を切り出したとき、
工作用のカッター(太いやつ)で切り付けられた。
幸い大きな傷ではなかったが診断書もとってあった。
慰謝料はいらないから養育費を一括払いし、親権放棄、今後子供たちとの面会も求めない、
この3点を受け入れるなら警察沙汰にはしないが、
受け入れないなら診断書を持って警察に行くと言ったら受け入れた。
養育費は母親から借りたらしい。お金の出所なんか私にはどうでもいいけど。
姑からは「あんたがしっかりしないから浮気するのだ」と言われた。
妊娠中に“夜の相手が欲しかったから”浮気したって言ってる男に
じゃあどうすればよかったのか。
姑には「じゃああなたが相手してやってください」と言ってやった。
浮気相手にはしっかり慰謝料は請求させてもらった。
払わないなら親と勤務先に報告しますと言ったら即効で払ってくれた。
そして女は元夫のもとから去った。
今思い出しても、あの時の私の心には憎悪しかなかった。
それでもその後の人生はそれなりに順調だった。
もともと保育士の資格を持っている妹が育児を助けてくれて
あれこれ手を貸してくれる友もいたのは幸せだった。
最初は1Kのアパート暮らしからスタートしたが
正社員となり、子供たちに一部屋ずつ与えられるぐらいになった。
上の子は順調にいけば来年から大学生。
マイホームまでは難しいが、子供たちの結婚式に
多少援助してあげられるぐらいには蓄えもできた。
そんな矢先にどこで住所を調べたのか元夫から手紙が届いた。
びっしりと恨みつらみが書かれていた。
私と離婚したあとのどん底人生が書き連ねてあった。
そして“おまえが憎い”というフレーズが何度も繰り返されており
身の危険を感じるような内容だった。
が、手紙が届いた数ヶ月後には別の知らせが届いた。
元夫が首を吊ったそうだ。
連絡してきたのは元夫の姉(元義姉)。
私が離婚したとき、味方とまではいかないまでも
どちらに非があるかきちんと話してくれる人だった。
元夫の部屋を片付けていて私の名前と住所が書かれたメモを見つけ
迷った末に連絡してきてくれたようだ。
今更と思ったけど、子供たちにはあれでも一応父親なので
死んだことだけでも知らせなければと思ったらしい。
連絡下さったことは有難かった。
手紙が届いて以降、いつか元夫が現れるんじゃないかって
本当は怖かったから。
ちなみに元姑も何年か前に亡くなっていた。
その日に子供たちにも話をした。
「いつか気が向いたら墓参りにいくかも」ぐらいの温度だった。
私の前だから気遣ったのかもしれないけど。
今は子供ふたりとも結婚して、上の子が最近同居を勧めてくれるようになった。
有難いけど趣味仲間もたくさんできてそれなりに楽しんでるから断っている。
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