嫁のパンツを見てしまったことがキッカケと言えばキッカケ。
スペック
ふたりとも吹奏楽部員。
俺:サックス。高3。たぶんフツメン。
嫁:クラリネット。高2。スレンダー黒髪美人。ひんぬー。
俺は高校時代は吹奏楽部だった。
音楽室が独特な作りで、ひな壇のように2段上がるスペースがある。
一番下の段からは窓からベランダに出られるんだけど、
段を上ったスペースにある窓は腰くらいの位置にあるから出入りが出来ない。
ちょっと分かりにくいかな。察してくれ。
である日俺は、その腰くらいの位置にある窓の下の壁に背を持たれて座って楽譜にメモしてた。
すると嫁が出入りするための窓じゃなくて、わざわざ段のあるほうの窓を使ってベランダから中に入って来たんだ。
嫁からは俺が丁度視角になってたらしくて、気づかなかったらしいんだけど、俺のすぐ前に着地した(踏まれなくてよかった)
俺の頭の上に窓があって、その窓から俺ごと超えて飛び入ってきた感じ。
が、俺の頭と持ってた楽譜がスカートに引っかかり、スカートの中に頭を突っ込むような状況になってしまった。
いきなり現れたパンツに硬直しながらも凝視する俺。
俺「おっ……」
嫁「!!!!!!」
声を出したらびっくりしたらしくて飛び上がって驚いてた。
と同時にスカートの状態に気づいたらしい。
嫁「見た……?」
俺「見た……。」
顔を真っ赤にして「恥ずかしい……ゴメン」と小さな声で嫁。
俺「いや、なんかゴメン」
この日はそれだけ。
ただ健全男子高校生たる俺が、その夜オカズにしたのは言うまでもない。
そんなことをしたものだから翌日以降気になって仕方ない。
で、音楽室の独特な作りのもうひとつが、窓と反対側(廊下側)の壁の下半分が鏡張り。
これは合奏時にお互いの意思疎通を図る練習とか姿勢が悪かったりするのを自分で確認するのが目的なんだけど、
うちの吹奏楽部の楽器構成だとサックスの前にいるのがクラリネットなのね。
だから座って演奏してると鏡越しに嫁の足が写るんだ。
演奏中は姿勢にも気をつけてるし、鏡があったからって中が見えるなんてことはまず無いんだけど、妄想が捗ってしまうわけ。
で、俺ガン見。それを1週間くらい続けてた。
で1週間後くらいに嫁が俺のとこきて、
嫁「俺先輩、ちょっと私のこと見すぎじゃないですw?」
俺「え、そ、そ、そうかな………w」
嫁「パンツ見えないかガン見してたんじゃないですか?」
俺「え、や、そんなことないよw」
嫁「どうしても見たかったら『見せてくださいお願いします』っ言って下さい。見せてあげます。だから覗きみたいなのは止めてくださいね」
俺「えっ…………」
俺「見せてくださいお願いします!!!!!」
嫁「えっ」
俺「えっ」
嫁「ちょっ、ドン引きなんですけど」
俺「えっ」
で、嫁帰ったwwwwww
俺終わったと思ったよね。
明日から部員の間でこの話回されて顰蹙を買うんだろうなと覚悟したよね。
ところが夜、嫁からメールが来た。
嫁「そんなに見たいんですか?」
俺「いや、ごめん俺調子乗ったわ。男だからそりゃあ見たいけど、見せてとは言わないよ」
嫁「先輩はパンツが見たいんですか?それとも私のだから見たいんですか?」
俺「誰でもいいわけじゃないよー。やっぱり嫁ちゃんのじゃないと。」
ここで返信途切れる。
あわてて返信来る前に追撃。
俺「ごめんまた調子乗ったわ。」
がこの日は返信来ず。俺眠れず。
でもおかげで嫁を意識して、あーこれもう好きなやつだわと自分なりに分析したりした。
そんなこんなで夏のコンクール前の合宿である。
吹奏楽部事情を知らない人のために解説すると、吹奏楽部に休日は一年を通してほぼ存在しない。
年末年始とお盆の数日間くらい。
平日は放課後夜までみっちり部活。
土日もみっちり部活。
気にあるあの子を遊びに誘うような休日は存在しないのである。
唯一テスト期間は部活停止のため時間があるのだが、赤点を取った部員はコンクール出場資格を剥奪される。
故に遊んでいる暇などないのである。
で、吹奏楽部のメインイベントは夏のコンクールだ。
これを控えた夏休み序盤で、避暑地に3泊4日の合宿練習が行われる。
これもだいたい朝から晩までみっちり練習なのだが、それなりに自由時間も取られる。
なので男女間の関係が親密になるのはだいたいこの合宿によるところが大きい。
今回の合宿地は富士山の麓の湖畔だ。
朝は湖畔の散歩。夜は有志で肝試しなどのイベントが企画された。
で、この肝試しペアがくじ引きとなった。
当初俺が引いたクジは親友である男子に「あいつとのペアはちょっと……」というお願いにより交換することに。
必然的に親友に「ちょっと……」と言わしめた女子とペアになるはずだったのだが……
それは女子も同じことを考えていたらしく女子のほうも既に交換していたらしい。
というかそういう交換が横行していてペア探しが難航した。
じゃあいったい俺のペアは誰なんだと探していたところ嫁が「先輩、私とですね」とやってきた。
俺、めっちゃ顔ニヤけてたと思うw
肝試しは大したことない内容で、近くにある小屋まで行って、小屋に置いてあるお菓子の包みを持ってくるだけ。
周回コースのため前のペアと蜂合わせることはないが、距離にして往復300mくらい。脅かす役も別にいない。
だが真っ暗な夜道、密着するでもなく、嫁がちょんと俺のTシャツを摘んでついてくる時間はなかなかに攻撃力が高かった。
他愛ない話をしつつ小屋に到着し、おやつをゲット。中身はポッキーだった。
俺「これはあれかwペアでポッキーゲームしろってことかw」
嫁「あはは、します?w」
逡巡する俺。これは一体なんて返すべきなんだ!?
プランA「しよう」→ドン引き
プランB「冗談だよ」→ノーチャンス
プランC「したいの?」→言わせるなんてサイテー
どれも問題がある気がして言葉が出てこない……!!!!
すると嫁、ポッキーを口に咥え、「……んっ」と俺を見つめる。
俺(えっまじで……。逝っていいのこれ……?トラップじゃないの……?)
が嫁は動かない。
どうにでもなーれ、と俺も反対側を咥える。
徐々に短くなっていくポッキー。
あと4cm……あと3cm……あーっ、あと少しで唇が触れてしまう。
どうする!?わざと折ってお茶を濁すか!?それとも笑ってしまうオチにするか!?
などと頭の中を思考が駆け巡っているうちに吐息が触れるまでに短くなるポッキー。
なんてくだらないことまで頭に浮かぶ始末。
どうすんだどうすんだと思っているうちに、ついに唇と唇が触れてしまった……!!
そしたらもう止まらなかった。
腰を抱きしめてキス続行。
嫁も首に手を回してきて続行。
互いのチョコを舐めとるようなディープなやつをたぶん1分くらいしてた。
この辺で後続ペアが来てしまうと気付いて唇を離し、歩くことに。
俺「あのさ、キスしちゃってから言うのなんなんだけど、俺嫁ちゃんが好きなんだ。付き合ってくれないかな?」
嫁「……言うの遅くないですか……?」
俺「ごめん」
嫁「もう一度言ってくれたら許してあげます」
俺「嫁ちゃん。大好きだ。付き合ってくれ」
嫁「ふふっ。わかりました、許してあげます。よろしくお願いします。」
もう辛抱たまらん俺と俺の息子だったが、合宿中、これ以上イチャコラするような時間は無かった。
が感づいた他の部員に意味深な目線を向けられて辛かったw
ちなみにコンクールは地区予選でいわゆる「ダメ金」を獲得して県大会に進めなかった。
よって3年の俺は引退。大学受験に向け勉強一本となる。
後は面白い話は特にないかな。
この後、俺は秋にAO入試でさくっと合格し、バイト三昧。
嫁が大学受かるまでは全然会えないし遊べなかったけど、それでも毎日メールとかして続いてた。
そのままずるずると付き合い続け、俺が就職すると同棲。
転勤を期に結婚というよく流れです。おしまい。
読んでて『傷物語』を思い出したw
末永く幸せになるように呪いをかけておきますww
大きな挫折もなく素晴らしい青春時代でしたね
気持ち悪い妄想ばかりまとめてるな、精神異常者なん?
陰キャの嫉妬見苦しい。
羨ましい青春やね
なんやねんこれなんやねんこれ!
気持ち悪すぎるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
パンツの話はどこいったんだよ