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うちの馴れ初め書こうと考えたら、凄く長文になりそうで…
ざっくり言うと、
俺、ボウリングに行った。
↓
嫁、隣のレーンに入った。
↓
結婚
でした。
ざっくりしすぎ
文才ないので纏まらないかも、ですが、刻みながら書きます。
当時、
俺…24 高卒社会人6年目
嫁…20 高卒社会人2年目
俺は社会人になってからすぐ、趣味でボウリングを始めました。
マイボールのガチなやつです。
そのあと、何人か付き合ったり、友人に紹介された人もいましたが、誰一人ガチなボウリングには興味も理解も無く、長続きしなかったり付き合うに至らなかったり。
(次に付き合う人は一緒にボウリングできる人と!)って心に決めてました。
でも、なかなか現れず。
ある日、1人で練習してたら、隣のレーンに女の子が来ました。(それが後の嫁)
連れが来るかと思いましたが、頭上のモニタには嫁の名前しかありませんでした。
ショートカットで化粧もしてるのかどうか程度。
上下シャカシャカのジャージ姿。
最初は部活帰りのJKかと思いました。
まだ新しいボール、シューズ、バックの3点セット持参で、ボウリングを始めたばかりなのは直ぐに分かりました。
で、投げ始めるとやっぱり…基本も何も出来てなくて、ただ投げてるだけ。
ストライクもスペアも取れず。
それを見てたら、俺のいつもの悪い虫が頭を出して来ました。それが、
「指導したい病」
ウザい!と思われる事もあったので自重してたんですが、自分自身、始めたばかりの頃、上手くいかずにイヤになってた時、たまたま隣のレーンにいた常連のAさんに声をかけてもらって基礎から教えてもらってからボウリングが楽しくなったので。
だから、イヤになって辞めちゃう前に救済…みたいな気持ちで、老若男女問わずに教えてました。
この時は、特にその思いが強かった気がします。
嫁がすごくかわいくてタイプだったので、上手く行けばもしかして、みたいな下心が多少、いや、かなりあったと思います。
で、思い切って声をかけてみました。
俺「あの、もう少しここをこうしてみたほうが…」
その言葉に、嫁は少し驚いた感じでしたが、嫌そうな雰囲気では無いように見えたので指導開始。
一つ一つの俺の言葉に
「はい。」
と、しっかり返事をして聞く嫁。
やはり何かスポーツをしてきたか、現役JK運動部だと感じました。
気づいたら、指導は1時間を軽く超えてました。
嫁「ホントにありがとうございました!私、何もわからなくて。またお会いしたら、お願いしていいですか?」
俺「勿論ですよ。結構頻繁にここにいるので、声を掛けてくれれば。」
嫁は笑顔で帰っていきました。
とりあえず、ウザがられてる感は無くて安心しました。
その場で連絡先とか聞かなかった事を少し後悔しましたが、また近いうちに会えるだろ、くらいに思い俺も帰宅。
翌日、前の日の事を思い出してニヤニヤしながら1人で練習してたら、
嫁「こんばんは!」
俺のレーンの後ろに嫁が立ってました。ビックリしました。まさか次の日に来るとは思ってなかったので。
俺「あ、こんばんは。一緒に投げる?」
嫁「いいですか?お願いしても。」
嫁と一緒にカウンターに行って、俺のレーンに嫁を追加。
投げ始める前に嫁が、
「ちょっと指が痛いんですよ。」
と言うので見てみると、親指の付け根のところが若干腫れてる。
俺「ボウリング始めると誰しも通る所だから。テーピングした方がいいかもね。」
そう言ってテープを取り出して、嫁に貼り方を教えながら貼ってあげました。
冷静なフリをしながらも、久しぶりに触る女の子の手にドキドキでしたよ。
その日の指導は白熱して、気づいたら2時間弱たってました。
嫁「俺さん、教えるの上手いですよね。すごくわかりやすいです!」
俺「いやぁ、嫁さん吸収早いから。なかなか最初からここまで出来る人もいないですよ。」
そんな会話しながら、しっかりと連絡先を交換。
次回は日時を決めて会う事にしました。
帰宅後、嫁からメールが。
「ホントにありがとうございました!次回楽しみにしてます。また連絡します。」
絵文字の無い簡単な文章だったけど、もう嬉しくて嬉しくて。
完全に嫁の事が好きになってしまいました。
翌週、連絡を取り合って3回目の指導。
テーピングしてはいるものの、ちょっと痛そうな感じの嫁。
慣れない事を急にするから、とか、色々理由はあるんですが、ボールのドリルが手に合ってない事がかなり大きな理由の一つで。初心者の最初のドリルがいきなりピッタリ合うことの方が稀だし、ショップもそこまでガチにやってくれる人でもないし。
そこで、ちょっと提案をしてみる事にしました。
俺「嫁さん、多分ね、ドリルが手にフィットしてないから痛くなると思う。もし嫁さんが嫌じゃなければ、ちょっと遠いんだけど俺がドリルお願いしてるプロがいるから見てもらわない?俺も行く用があるから。」
これはかなりの関門です。
ここから先がガチなスポーツボウリングの世界。
「正直、そこまでは…」
と言う答えが帰ってきてもおかしく無いとは思いましたが、ここを超えたらかなり「こちら側のひと」に近づく。嫁の答えをかなりビビって
待ちましたが、
嫁「是非お願いします!!」
と気持ちいい位の即答。
直ぐにプロボウラーのBさんに連絡して、その場で3人の予定を確認。
その週の週末に行くことが決定しました。
土曜日、センター(ボウラーの間ではボウリング場の事をセンターって言います。)の駐車場で待ち合わせ。
やって来た嫁はいつものシャカシャカジャージとはうって変わって、可愛らしいオンナの子な服装。
更に嫁に惚れてしまいました。
Bプロのいるセンターまでは、高速使って1時間位の距離。
車内で話をしながら、嫁の詳細を聞く事ができました。
・彼氏はいない(これが一番聞きたかった。とりあえずひと安心。)
・高卒社会人2年目の20才(とりあえずJKじゃなくてひと安心)
・中高とソフトボール部だった。卒業してから何かスポーツをしたいと思ってた時、テレビでPリーグ(女子ボウラーのトーナメントやる番組)を見て、私もやりたい!となった。
高校までずっと野球をしてた俺と、その辺の話でもかなり盛り上がって、1時間のドライブなんてあっという間でした。
Bプロのいるセンターに到着して、Bプロに挨拶。
Bプロの一言目は、
「ようやく俺君も、一緒にボウリング出来るカノジョできたかぁ。」でした。
Bプロは、Aさんに紹介してもらって以来の長い付き合いで、俺の彼女遍歴も全部知ってる人でした。
俺「い、いやっ!違いますから!」
って必死で反論しましたが、Bプロはニヤニヤ。
嫁は照れ笑い。
俺「とりあえず早くやりましょう!」
って事で早速開始。
嫁の手の大きさ、指の太さとか握りのクセとかを見て、かなり緻密にメジャーシート(ドリルする時の設計図みたいなやつ)を書いてくれました。
B「そうそう、せっかくだから」
と、少しキズになって売り物にはならないけど、投げるのには問題ないからと言って、かなり高性能なボールを嫁にプレゼントしてくれる事に。
嫁「でも、申し訳ないですから…」
B「いいのいいの!いつも俺君にはよくしてもらってるし。俺君の初のボウラー彼女ゲットのお祝いだから!」
俺「だから!違いますから!」
B(ニヤニヤ)
嫁「…(照れ笑い)」
帰りの車内は何となくお互い意識した微妙な空気を、お互い打ち消すようにワザと陽気に振る舞っていたように思います。
嫁は、新しいボールを手に入れてから指が痛いと言う事が無くなりました。
お陰でかなりのゲーム数を投げる事も可能に。
俺と時間を合わせて一緒に練習は勿論、自分一人でもかなり練習して、2ヶ月でアベレージが160を越えそうな所まで来てました。
その頃には、メールか電話はほぼ毎日、内容もボウリング以外の事も増え、練習の後に一緒にご飯を食べに行ったりする事も多くなりました。
もうほとんど「こちら側のひと」になってる事は間違いない感じ。
俺に恋愛感情があるかは分からないけど、好かれてはいる事は間違いないだろうと思ってました。
そこで最後の関門。
俺「ねぇ、嫁ちゃん。せっかく頑張ってるから、試合出てみない?」
嫁「えぇっ!試合ですか?でも、自信ないですよ…」
俺「最初からうまくいく人なんていないし、大丈夫だよ。あれ、出てみたいんだけど。」
その日は隔週開催の「ミックスダブルス」の日。
文字通り男女ペアでのチーム戦です。
俺「個人戦だとレーンは抽選だから一緒に投げられないかもだけど、ミックスならチームで必ず同じレーンで投げられるから。俺と一緒なら安心でしょ?」
ミックスの試合を2人で観戦しながら説明しました。
嫁は試合となるとかなり緊迫した雰囲気だと思ってたらしく、実際のゆるーい感じを見て安心したみたいで、
嫁「分かりました。出てみたいです!」
早速2人でチーム名を考えて、次回開催のエントリーをしました。
試合当日、俺がセンターに着くと、既に嫁はいて、準備をしていました。
試合での最低限のドレスコードは言っておいたんですが、完全にボウリング用のポロシャツにミニスカートでした。
嫁「買っちゃいました。」
俺「ウン、カワイイデス、スゴク。」
もう、ドキドキです、生足。
スカートの下に見えてもいいの履いてる事は分かってるんですけど、それでも見たい!って思ってしまうのは男の性ですかねw
嫁「あ、そうそう、これ。」
そう言って嫁はバックから何やら出して来ました。
嫁「これ、つけましょう。」
それは、クローバーのワッペンでした。
チーム名にクローバーを入れたんですが、前回のミックスダブルスを見た時にお揃いのワッペンをつけてるペアを見たらしく、手芸屋さんで買ってきてくれたとの事でした。
嫁「ハイッ!ほら!カワイイじゃないですか!」
両面テープで俺の左胸の所にペタっと貼ってくれました。その笑顔がすごく可愛くて、
(もう絶対今日、これ終わったら告白する!)
心に決めました。
試合中、
(何て言って告白しようか?)
(嫁ちゃん、僕とボウリングじゃない時でもペアを組まないか?……)
(……わかりづれぇぇぇっ!)
そんなバカな事考えたり、アプローチに立った嫁の後ろ姿に(生足ミニスカに)俺のムスコが勃ってしまったり。
まあ、スコアはグズグズでした。
嫁も頑張ったんですが、結果は参加17チーム中、ダントツ最下位。
それでも嫁は、自分が上手くいかなくても、場の空気を悪くするような態度をとらずニコニコして、回りの人達と色々話しをして、常連さん達にとても可愛がられていました。
優勝したAさん夫婦が、
「嫁ちゃん、これ、家に持って帰ってあげな。」
って、優勝賞品の洗剤セットを嫁に渡してくれて、嫁大喜び。
その姿見てた俺の方が嬉しくてたまりませんでした。
帰り支度をして駐車場を2人で歩きました。俺は告白のタイミングをはかってました。
嫁は自分の想像以上に楽しかったらしく、
「楽しかったけど、やっぱり悔しい」
「私もスペア用のボールが欲しいから、今度Bプロのお店に行こう。スペア取れないのが敗因」
「ワッペンをAさんご夫妻が褒めてくれた」
「ワッペンもいいけど、Aさん達みたいなお揃いのポロシャツもいい」
「次は頑張って最下位脱出!」
興奮気味に話してくれました。
ミックスダブルスは単発エントリーだから、まだ次出るって決めてないのに、もうやる気満々。
この流れに乗って一気に告白してしまえっ!って思いました。
嫁の車の所に着いて、嫁が自分の道具を車に閉まって、こちらに振り返った時でした。
ホントにドキッとしました。
ちょうど嫁の車は駐車場の街灯の真下にあったんですが、その街灯の光がスポットライトみたいに嫁を照らしてて、キラキラしてて、もう、天使が降臨したかと思うくらい綺麗でした。
その瞬間、ボウリングが…とか、「こちら側のひと」とか、バカな告白のセリフとか、ホントにどうでもよくなって
俺「嫁ちゃん、俺、嫁ちゃんの事好きです。付き合って下さい。」
って自然に口から出ました。
嫁は「えっ!」って顔をして一瞬固まってしまい、目を大きく見開いたまま口を両手で覆ってしまいました。嫁の顔がどんどん赤くなっていくのが分かりました。
で、嫁が発した一言目に頭がカチ割れるくらいの衝撃を受けることになりました。それが、
嫁「ごめんなさい…」
だったんです。
ここまでしてきてもダメなのか!ボウリングは楽しいけど、俺は恋愛の対象では無いのか!ビックリした、と言うか、目の前真っ白になりました。で、過去のイヤな思い出が蘇りました。
「マイボールとか、キモッ!」
そう言って笑った女の顔まで浮かんで来ました。でも、嫁が言った次の言葉に違う意味で更に衝撃を受けました。
からのスペアですね。
④
「ごめんなさい…私…もう、俺さんと付き合ってるつもりでいました…」
俺「……は?」
嫁「私、もう、俺さんとお付き合いしてるもんだと思ってました…」
嫁「だって、毎日電話かメールして、いつも一緒にボウリングしてご飯食べて。いつも一緒にいたから…」
俺「でも、俺、告白は今が初めてだけど…」
嫁「私、告白した事もされた事も無いし、男の人とお付き合いした事無かったから、こうやって始まる事もあるのかと…」
俺「でも、好きとか言った事なかったし…」
嫁「そういうのも今後徐々にあるのかと…」
俺「手繋いだり、色々な事も…」
嫁「そういうのも今後徐々に…」
嫁、盛大に勘違いしてくれてました。
相当恥ずかしかったらしく、そのまま両手で顔を覆って俯向いてしまった姿に辛抱たまらなくなり、担いでたバック放り投げてそのままギュッと抱きしめました。
で、嫁の中ではもう付き合ってたんだから、と自分に言い訳して、そのまま嫁のファーストキス(多分)をいただきました。
(今付き合ってる人がいないというのは聞いてたけど、付き合った事が無い、というのは知らなかった。)
その後、嫁の中での付き合ってる期間はだいぶ経ってるから、という都合のいい自分への言い訳をして、嫁の色々な初めてをいただくまでに、さほど時間はかかりませんでした。
すみません。ご期待に応えられるような事ないです。全然色々じゃなかったです。
普通に嫁の処○いただいて、あとはせいぜい、ボウリングのユニホーム着せたままの初の着衣プレイを初羽目鳥程度ですw
羽目鳥up
ボーリングは年とってもできるから じじばばになっても一緒にやれるな
UPなんてできませんよw
で、続きです。
嫁と付き合うようになり、ボウリング以外のデートも増えました。
当時2人とも実家住みで、お互いの実家に遊びに行くこともしばしば。
その中で、両親同士に共通の話題がある事が分かり、一度引き合わせる事にしました。そしたら大盛り上がりで意気投合!
俺達抜きで4人で呑みに行っちゃうくらいの仲良しになり、そのうち、両家の間で俺達の結婚は既定路線みたいな雰囲気になりました。
俺達も何時しかそんな雰囲気になって、自然に結婚話があがるように。
ある時、嫁が、
「やっぱりプロポーズはちゃんとして欲しい!」と言ったので、一発かましてやりました。
俺「嫁さん!僕と人生のペア組みませんか!?」
(告白の時のネタは以前嫁に話した事があって、その時は大笑いされた。)
嫁「www!分かりづらいわ!ま、2人でパーフェクトゲーム目指しますか!」
って答えてくれて結婚し、今に至ります。
子供はまだなので、今でも勿論2人でボウリング行ってます。
嫁が初めての試合の時に買ってきてくれたクローバーのワッペンは、2人のお揃いのポロシャツの左胸に縫い付けてあります。
嫁の初パーフェクトゲーム達成を記念してのカキコでした。
長文失礼しました。
>嫁の初パーフェクトゲーム達成
へえ~、すごく上達したんだね!奥さん、何事も真剣、真面目になるタイプか?
ということは…(ニヤリ)
様々仕込んで、従順妻に仕立て上げて、夜のゲームもパーフェクトなわけだなw
幸せにな!
共通の趣味から始まった正当王道な恋物語やな
えがったえがった
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