姉が流産の危機なので病院に駆けつけた　→　義兄「なに言ってるんですか！」私（！？）医者「医学の発展の為です。100万円で…」義兄「金の問題じゃない！」医者「…200万では？」　義兄「….」

姪は３人兄弟の真ん中なんだけど、実は上の甥とこの姪の間にはもう１人姪がいるはずだった。
最初に生まれた甥っ子が思いの外可愛かったから、二人めが出来たって聞いて私も両親も大喜びしてた。

ところが、４ヶ月くらいして青い顔した義兄が１人で両親を訪ねて来た。
なんか相談があるらしく、夫婦のことなら私が聞いちゃまずいかと思って２階の自分の部屋に引っ込もうとしたんだけど、「Sちゃんにも聞いてほしいんだ。」と義兄が言うので両親と一緒に話に参加することになった。

義兄が話始めた内容は私や両親にとっても、かなりショッキングなものだった。

なんでも姉のお腹の中の子供に障害と言うか、相当致命的な奇形が見つかり、産まれてもすぐに行ってしまうレベルで大概はしざんになるらしいとのこと。
義兄は医師から聞いた話を姉に話すかどうかで悩んでるみたいだった。

姉は少し善人が過ぎると言うか、ちょっと難しい所がある人で、どんな理由があろうと中ｾﾞﾂなんて考えない性格ってのは家族全員知ってたから、義兄の気持ちはよくわかった。

結局、少しお金はかかるにしても、姉には全部内緒にして流れに任せるってことで話がまとまり義兄は帰って行った。
両親もずいぶん落胆してたけど、仲のよい二人だし孫ならまた授かるだろうと割りきったみたいだった。

その後、お腹の大きくなった姉が何度か実家を訪ねて来たけど、私も両親も事前の打ち合わせどおり無難にやり過ごしてた。

黒い過去はここから。
母が姉のそばに付いている時、診察室から
「何を言ってるんですか！」と義兄の叫び声が響いてきた。
義兄は医師からいろいろ説明を受けてるはずで、驚いた私と父は診察室にかけいった。

診察室の中では真っ赤な顔をした義兄が医師を睨んでいた。
なんか医師が「医学の発展のため」とか言って、義兄にしんでしまった赤子の献体を願い出たらしい。

それを聞いた父も怒り始めると医師は
「もちろん、御礼はさせていただきます。100万でどうでしょう？」とか言い始めた。

それから１年少し後、
私の大学卒業の時に義兄はお祝いと言って50万もくれたけど、あれは口止め料なんだろうな。

諸々の手続きは医師が全部やってくれると言ってたけど、合法的に処理できたのかは謎。
献体に金銭が絡むなんて聞いたことがないし、あの時の子供が抱えていた病気の治療方が見つかったとも聞かない。

コレクターとかに転売されてるんじゃないかと今さら胸が痛む。

予算限られた医局が検体お金で買うは無いわ

美容化粧品は人体を使っているところはない
（あったら人身売買、有名どころの宗教では絶対禁止）

>>432
30年近く前の話とすると今とは倫理観とかいろいろ異なるからわからないよ
現代なら普通はまず母親に胎児のことで話があると言って両親そろったところで話すかなと思う
それと死産した胎児の遺体を母親に見せないのもありえないね
予定日2ヶ月前なら火葬が必要だよね？

そういえばうちの母が30年前に出産したときはちょうどエコーが導入され始めた頃だったみたい
今ほどきれいには写らないから素人が見てもわからないのかな