そのとき頻繁に彼女の実家に行っていて、いろんな手続きの話を勧めていた
ある日の帰り、駅までの道で、腰が曲がり、80は過ぎているだろうと思われる女性から
「あそこの娘は部落出身である、結婚は辞めたほうがいい」と言われた
その人は「こんなことを言う自分も身の危険があるが、身の危険を犯してまで親切心で教えてやってるんだ」
と言っていた
しかし部落に差別的な意味合いがあることを知らない俺は、女性の異様な雰囲気に気味悪さを感じ、あしらうように「そうですか」としか返せず、逃げるように立ち去った
その後俺の家のポストに差出人不明の「○○に住む○○は部落出身である」との手紙も投函されるようになり
警察に相談に行ったが、実害が無いならどうしようもないと言われた
結局彼女と彼女の親に事情を話したが、彼女は部落問題は学校で学んだ以上の知識はなく、彼女の親も元々中国地方と東海地方の出身で、仕事の関連で引っ越してきたらしく困惑していた
実際に彼女両親の実家は中国地方と関東地方に立派な日本家屋として残っており、現在も彼女の伯父や従兄弟が彼女の祖父母と暮らしていた
結果的に、昔彼女の両親が住んでいた社宅がその昔部落と言われていただけで、その土地で生まれた彼女を部落出身と言い張っているっぽいと言うことが判明した
しかしその部落だと言われていた土地も区画整理やらで道が広がり美化が進みマンションも建ち並び、ずいぶん前からどこからどこまでが部落かも曖昧で、そういった詳しい事情に関してはよくわからないままだった
そしてその出来事から今日まで、結婚してからは部落差別を実感したことは一度もない
じゃあ俺に声をかけてきた怪しい人物や手紙の差出人の正体はといえば、ご近所で有名な前科者一家だった
彼女の両親が元部落から引っ越してきたという話を聞いて、彼女一家に執拗に嫌がらせをしており、一家の息子が5歳だった彼女に暴行を加え、弁護士と警察を挟んでやりあったことがあるということだった
しかし暴行した男性はどうやら障害者だったようで、警察が動いても相手にとっては全く抑止力にならず
他にも迷惑をかけられた近隣住民と協力した結果、息子の母親(俺に声をかけた女性)は塀の向こうへ行き
息子の方は遠くの親戚に引き取られていたはずだった
父親はずいぶん前に犯罪で塀の向こうへ行っていたらしい
いつの間にか一家全員が戻ってきており、再度彼女に関わってきたため、現在は彼女の親と共に遠くに引っ越している
この出来事で部落差別の闇の一旦は垣間見えたが、差別意識から実際に犯罪を起こす人たちは神経わからなかった
>>671
ご近所に住んでるってことはその人たちも部落出身者ってことでしょうよ
というわけでまたいい人もいればやばい奴もいて
ヤバさの度合いが部落だと云々みたいな話に戻っちゃうけどね
東北の人たちは知らんですませても現地ではいろいろあるんだろう
どうも根深いものがあるらしいから
「最初から教えない」ではなく
「知ったうえで、差別をなくすという意思を持つ」のほうが良いと思うんだけどね
>>673
その人たちは昔からその地に住んでる元名家だから部落の人では無いらしい
彼女が中学生の頃はまだ地元で企業を展開して幅を効かせてたらしいんだけど
犯罪者が出てから一気に没落したらしく、某サイトで調べたら自己破産してた
彼女は関西生まれ、4歳から京都育ちだけど、部落に関して差別意識はまるで無いし
京都で再就職するために一年京都市内の専門学校に通ったけど、そこでも部落問題は感じたことはなかった
俺は知るよりも、彼女のように差別の認識そのものが無い人間が増えた方が良いと思う
海外の一定数の人がナチュラルに持つ、黒人差別の意識が全く理解できないように、部落差別も若い人には彼女のような「なんかよくわからない」って認識の人が多いと思う
そうやってよくわからないまま無くなっていったほうがいいんじゃないかと思うんだが
差別のなかった東北で生まれ育ったから言えることなのかな
好き勝手意見してしまってすまない
ま、京都はあくまで観光で行くとこであって
移り住むなんてバカな事は考えない方がいいって事よ
関西、四国の部落問題はその土地で生まれ育ったものにしか解らない独特な感覚があるからな。