子供はゴミみたいな家にいなくて済んだし、追い出されてもうちで寝てたし、食事は勝手に作って食べていい、とか言ってたから、健康にもなって、風呂にも入れたし、そうするときちんと学校も行くようになって、宿題も我が家でするようになって、子供いないのに子供いるみたいな生活になった。
驚きなのは実の親は子供に興味がマジでないのか、ほとんど家にいない子供に何も言わなかったことだ。
その子はうちに半分入り浸りつつ、バイト代を私からもらって、その金をこつこつためて高校に行った。
その子が高校卒業して、家を出て都会で就職をしてから、今度は似たような小学生が現れた。
これは放置というよりいわゆる虐待だった。
親に殴られたアザがあった。
小学生をバイトでやとった。
殴られない場所が欲しかったらしく、その子は小学生ながらに、掃除洗濯もろもろしてくれた。
バイト代は払った。
中学になったら力がついて、親に殴られっぱなしではなくなった。
でもまだ中学生でバイトはできないので、相変わらずうちにきて料理作ってくれたりしてた。
これも後は同じ。
高校に行って、卒業して巣立っていった。
二人とも、今も盆と正月には顔を見せに来てくれる。
仕事先には実家に帰る、と言って帰省するらしい。
自分は独身だけど、子供がいるみたいで、けっこう楽しかったりするが、今だったら絶対できないな、と思う。
子供達は私を命の恩人のようにいうんだけど、正直この子たちが家事掃除してくれなかったら、家は絶対ゴミ屋敷だったと思うのでこちらの方こそ当時はありがたかったもんだ。
こっちも助かったんだから感謝されるいわれはない。
平成の今なら絶対やれないなあ。
よく赤の他人の子供を家に迎え入れたもんだわ私。
相手の親に訴えられててもおかしくなかったよなあ。
泣かせるなよ!
絶対命の恩人でしょ、ご飯だけでなく役割やバイト代まで払うとか
まじ尊敬する
いい話だな
珍しいタイプのいい話だ
今思うと勇者だが?
犯罪者やろ