合コンで知り合った
みんなみたいにドラマチックじゃないけど、思い出したら懐かしくてな
その合コンっていうのが街コンサイト経由でセッティングされたもので、しかも指定時間が昼間
2対2の合コンで、企画した同僚が色んな人を誘ってたけど、
サイト経由ってなんか怪しいって断ってた
かく言う俺も一番初めに声をかけられたけどなんだかなーとおもって、
誰も行く人がいなかったらまた声かけてって言っといた
しばらくしたら同僚が、ちょっと申し訳無さそうに宜しくって声かけてきて察した
そして当日、特に期待もせずに待ち合わせ場所に行ったら、
女の子をみてびっくり、可愛い
なんか騙されてる?って思って合コン中ちょっと慎重にみてたら
彼女は恥ずかしがり屋なのかすぐに耳が赤くなる
自分が喋る時はもう顔まで真っ赤にして一生懸命喋っていてすごく可愛らしかった
そしてあっという間に時間が過ぎて、
二次会でもあるのかと思いきや彼女たちはサッサと帰ってしまった
脈なしか…と思ったけど一応連絡先は交換しておいたから彼女に速攻で連絡した
一日にメールを2、3通くらい、それを一日置きだからやはりあまり脈がなかったかなーとがっかりしていた
けど、ゆっくり話を進めていって、話題が食の方へいった時に思い切って食事に誘ってみた
いつもはだいぶ経ってからの返事なのに、
その時は「是非!」という短い文章で5分後には返ってきたw
嬉しくて、もう飛び跳ねて喜んで日程をその週末に決めたんだけど
その週末まで彼女とメールは一度もやりとりすることはなかった
776: 名無しさん@お腹いっぱい。 2017/06/15(木) 18:22:40.58 ID:FCRzMb4Mx
続き
ほんとうに約束場所に来るのかな?と少し不安になりながら待ってたんだけど
彼女はやってきた
やばい髪切ってる!可愛い!喉まででかかったけどぐっとこらえて店まで行った
実は俺女の子と付き合ったことがなかったから、
可愛いとかそんな気の利いた言葉を言うのが恥ずかしかったのもある
2人ともなんだかぎくしゃくしながら飲んでたんだけど、
ふと彼女が「実は、髪をきったんですよ」と言った
俺は自分でもびっくりしたんだけど咄嗟に「すごく似合ってる!すごく可愛いよ!」と言ってしまった…
そしたら彼女、もう耳も顔も真っ赤でそれをみた俺まで耳が熱くなっていた
この時、この子のこと好きになってしまったんだなあって実感した
(彼女はちょっと変わった子で、昼間に合コンセットしたのも初めての合コンで少し怖かったからというのと、
街コンサイト経由だったのも合コンを一度だけ体験したいだけで後腐れなく出来そうだったからだそう)
それから次の週末にはまた食事に行く約束をした
彼女は俺と会う前日に友人と日帰り旅行に行ったらしく、
お土産を買い過ぎたからどうぞと言ってデカい羊羮を差し出してきたw
こんなデカイ羊羮買い過ぎることあるのかな?と思いながら受け取ったw
今思えば、恥ずかしくて普通に渡せなかったんだろうな…w
そんなこんなで順調に何回か会って食事して、人生初めての告白をした
彼女はまた顔を真っ赤にしながら宜しくお願いしますと言って、交際がスタートした
始めの数ヶ月はほんとうに楽しかった
何もかもが新鮮で月に一度は旅行に出かけた。
彼女の笑顔がまぶしくてたまらなかった
最後
そして2人で初めて花火をみにいった時、彼女は急に座りこんで過呼吸になって嘔吐してしまった。
人混みと、花火の大きな音のせいだった。
彼女の生い立ちは特殊で、トラウマがあった。
ポツリポツリと聞くのも辛くなるような話を沢山きいた
俺はずっとこの子と居たいと心に決めていたから、根気よく付き合った
そして、彼女は自分で自分をコントロールできるようになりたいと言って病院に行く決意をした。
彼女も彼女で、俺と一緒に居たい一心だったらしい
カウンセリングは、ほんとうに長くかかった。
トラウマを掘り起こす作業だからか、彼女は寝ながら泣いていたり、急に気を失ったり、
人から急に肩を叩かれるだけで息ができなくなったりした。
それでも一緒に居たいという一心で頑張って、1年した頃には目に見えて良くなっているのがわかった
それから病院に行く日数を減らしていき、薬も減っていった。
そのタイミングで、俺はプロポーズした。
昔の自分だったら断っていたと思うと言って泣きながら指輪を受け取ってくれた。
ありがとうと何度も言って、俺も泣いてしまって、ぐちゃぐちゃになりながらキスをした
それから同棲を始めて、まぁ人並みにケンカしたりもしたけど、
晴れて入籍も済んで1年まったり2人を楽しんで
先日、新しい命を授かりました
あの時俺が挫けていたら、彼女が挫けていたら会えなかった命だと思ったら
昔のことを思い出して吐き出させてもらいました
相当ドラマチックじゃねーか
おめでとう
お互いがお互いの事を本当に好きになったからこそ報告者はこの嫁が辛い時も支える事が出来て
嫁もそんな報告者の事を受け入れる事が出来たんだろうね