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個人的に変わった修羅場なので投下させてもらってもいい?
>>509
ぉk
wktk
今まで恋愛やら修羅場やら結構あったんだけど
思い出すと一つ変わった修羅場があったので書いてみる。
面白くなかったらすまない。
当時俺は20代前半。
前の彼女と別れて少しへこんだ日が続いていました。
それでもバイトしながら、それなりに楽しい生活を送ってました。
そんな時に近所にあるカメラ屋のおっさんと親しくなりました。
バイクでどっかに出かけるたびに写真撮って帰って来たんで、
現像を頻繁に出してて。
そのカメラ屋のおっさんの知り合いの人がパーティを開くので
「一緒に行かないか」と誘われ、暇だった俺は参加させてもらいました。
12月のクリスマスパーティという名目で行われたパーティでした。
流石におっさんの友達であるロンゲのおっさんが開いたパーティだけあって
若い子はそんなにいませんでした。
だけどロンゲのおっさんの嫁さんが、
大学の講師をしていたので4人ほど若い子がいた。
若いっていっても当時の俺と同じ歳だったので20代前半ですが。
周りに同年代が居ないせいか、
相席になり一緒にダンスしたりゲームしたりしました。
暫くしてからその中の一人、S子と付き合うことになりました。
その子は関西の方からこっちに来ていて一人暮らしでした。
俺はバイトが家の近くだったこともあり、
彼女の家に遊びには行きましたが 同棲とかはしませんでした。
そこから三ヶ月、順調に付き合っていました。
彼女は元気で明るく、やたらテンションが高い子でした。
カラオケ大好きで会えば必ず拉致られ連れて行かれました。
ある日、バイトで少し遠くに行ったあと、
お土産を置きに彼女の家に遊びに行きました。
行く前に連絡を入れて、今から行く事を伝えると凄く喜んでくれました。
…が、家についてインターホンを押しても一向に返事がありません。
どうしたもんかと思っていると、
アパートの入り口の駐車場から彼女の声が聞こえてきました。
「どっか行ってたのか?」と思い、
そっちに向かってみると、どこかで見たような男がいました。
まあ友達だろう、と思って
「おーい、土産ぇぇぇぇ!」とテンション高く挨拶。
しかし顔を伏せて
「あちゃ〜」とうなだれる彼女。
なんじゃらほい?と思いつつも近づくと、
隣にいた男が俺に向かって一言。
「彼氏?」
俺「うん、ちょっとお土産を置きに」
といらんことまで喋る俺。
男「そっかー、彼氏いるんじゃしょうがないね〜」
この状況がさっぱりわからない俺は男に向かって
「友達?」っと聞いてみました。
男「あ、ごめん、自己紹介してなかったね。彼氏さん。彼氏2号です」
笑顔で答える2号君。
あまりの拍子抜けに何を思ったのか
「あ、はじめまして」とつられる俺。
でもよく考えると笑顔で会話する内容じゃないことに気付く。
黙っていた彼女に
「説明してくれる?」と言うと
「外じゃあれだから家に入ろう?」
という流れで三人で家の中に。
家の中に入り三人で何故か正座。
沈黙が続くのも嫌だったので正座したまま
土産で買ってきた長崎のカステラを出す。
「ちょっと切るからみんなで食べながら話そうか。S子、お茶用意して」
と台所を借りてカステラを切る。
「ああ、お茶は俺が用意するよ。」と2号君。
彼女の家なのに台所で男2人並んで菓子とお茶を用意する。
その時顔をよく見たんだけど思い出した。
この人カラオケの店員さんだ。
テーブルにカステラとお茶を用意し、
彼女に「説明してくれる?」と頼んでみる。
S子「ごめんなさい、二股してました。本当はねこんな風になる予定じゃなかったの」
俺「うん、二股はわかってるけどさ、こんな風にって?ばれる予定じゃ無かったってこと?」
「・・・」
黙る彼女。
そこで2号君が説明し始める。
「だいたい流れはわかるから俺が説明するよ。」
俺「あ、じゃあお願いします。」
本当なら彼女に切れて怒るところなんだけど、
どうも2号君が落ち着いていて怒るに怒れない。
2号君「多分付き合ったのは貴方が先だと思う。
カラオケに一緒に来たのも覚えてるし。
さっき彼氏か確認したのは彼女が「あの人は友達」って言ったから。
それを聞いたから彼女に告白したらOK貰ったの。
んで付き合いだした、と。
まだ付き合って2週間だけどね。」
なるほど、普通に二股だわな、これ。
彼女も観念したのか謝りだす。
「本当にごめんなさい、二人共。」
これをずっと繰り返す。
しかしそれをずっと聞いてるのも可哀想になったので、
この場を明るくしようとする俺。
あ、俺がこういう行動するのは沈黙やら低いテンションが嫌いだから。
俺「こいつはメチャ許せんよなぁぁぁ!」
2号君「JoJoだろ、それw俺も好きなんだよw」
わかった。なんで怒る気にならないのか。
俺と2号君ってなんか似てるんだ。
先にこの場の雰囲気を壊したのは2号君だった。
2号君「んでどうする?正直俺も好きだったからまじで凹んでるんだけど。」
俺「そりゃあ俺だってな、裏切られたわけだし。」
S子「ごめんなさい・・・」
俺「S子はどうしたいの?どっちかを取るのか、それとも両方と別れるのか」
普通だったら浮気されたわけだし、問答無用で話を聞かないところだけど
2号君がどうも憎めない俺。
普通に性格も良さそうだし、
もう少し話せばいい友達になれる感じの好青年。(俺より年上だけど)
2号君「そうだよな、どうすんの?S子」
俺「2号君はどうしたい?もしも2号君と付き合いたいって言ったら付き合える?」
2号君「え?1号君ってそういう趣味?!」
俺「違うってwS子とだよw」
駄目だ、どうも彼のペースに巻き込まれる。
2号君「まあショックだけどねー。それでもまた付き合えるなら付き合いたい。そのくらい好きだから」
うん、全く俺と同じ考え。
俺もそのくらい彼女のこと好きだったから。
俺だって1号君だって裏切られたわけだし」
俺「そりゃそうだね。でも彼女は反省してるし、
これ以上傷付けたくないよ、好きだから」
2号君「俺もそう思う。さっきから彼女泣きっぱなしだし、
これ以上悲しませたくない。」
そう、さっきから返事をしない彼女はずっと泣いている。
惚れた者の弱みか、いまいち煮え切らない男2人。
2号君「それでさ、俺らでケジメつけない?彼女を傷つけることなく」
俺「どうやって?まさか三人で合意して付き合うとか?」
2号君「1号君とならそれもいいけどさ、そのうち独占欲が沸いてどっちかが苦しむよ。
それだったら今2人で同じ苦しみを味わおう。」
俺「わかった。どうやって?」
ここを見てる人は
「こいつら頭おかしいんじゃない?」って思うかもしれない。
でもなんか2人して奇妙な連帯感みたいのが生まれてた。
修羅場なはずなのになんか和やかというか。
2号君「S子、カッターナイフある?」
ちょっと待て、何をする気だ?と正直思った。
泣きながらだけど素直にカッターナイフを出すS子。
2号君「S子が俺ら2人のどっちか、もしくは両方を好きならこれをやれば二度と浮気はしないはずだから」
と自信満々な2号君。
2号君「1号君、ちょっと腕出して?」
怖い事を言い出し、何をされるか検討のつかない俺。
腕を出した俺を見て「少し痛いけど我慢して」と俺の腕をカッターで切った。
これを見て俺よりあわてたのがS子。
「なにやってんの!やめて!」
と叫ぶ。
が、2号君が
「黙ってろ!誰の為にこうなったと思ってんだ!」いきなり切れる。
それでも叫ぶS子。
「お願いだからやめて!」
2号君「動くな!動くと手元が狂うから!」
多分これにびびったS子は何も言わなくなった。
2号君「じゃあ次は俺ね、1号君さ、俺腕を同じように切って」
これはどんな意味があるんだろう、と真剣に思った。
でもノリで同じ事をした。
そしてお互い血を流しながら、腕に合計4本の傷が出来た。
ウォーズマンのベアクローで引っかいたみたいに。
っていうか床に血が滴り落ちててやばそうだった。
彼女は途中「もうやめて!本当に!」と言っていた。
動かなかったけど。
なんか儀式めいたものが終った後、改めて聞いてみた。
俺「で、どうする?どっちかにする?両方と別れる?」
2号君「俺らは俺ら、男同士でケジメをつけた。あとはお前の返事だけだ。」
今のがどういうケジメだったのかわからなかったが、
喧嘩にならないならまあいいやと思った。
ナンダッテー!?
そんなのは聞いてない。
でもとっとと結論出して欲しかった。
血の量は多いけど、お互い実はそこまで深く切れていない。
切った場所が多いので血は流れてるけど、
多分あと10分もすれば血が固まる。
っていうか、とっとと結論出してくれないと
深く切っていないことがばれるのでやばい。
まあ2号君がそこまで考えてたかわからないけど。
1分くらい間を空けて、やっとS子が喋ってくれた。
「2人は・・・」
俺「ん?」
「2人とも好きって言ったら怒る?」
ここまできてその結論が出ると思わなかった。
2号君「怒らない!俺らはケジメつけたからS子の結論がそれなら怒らない!」
おいおい、なに一人で決めてるんだよ。
俺「ちょっと待って、それって2人と付き合いたいって事?まじで?」
S子「だって今どうするかなんて決めれないよ、二人共止血しなきゃならないし・・・」
やばい、なんかこの結論はやばい気がする。
いっそ血のことは言った方がいいんじゃないか?
2号君「とりあえずS子が結論出してくれたから止血しよう。」
俺が色々考えてるうちに、どんどん話が進んでいく・・・。
なんとなく2人で風呂場を借りて血を洗い流す。
傷は思ったよりも深く切れていて、
何年も経った今でも三本だけはっきりと傷が残っています。
この後、本当に三人で付き合うという奇妙な生活が三ヶ月続きました。
最後は本当の修羅場になり三人別れることになりましたが。
今回書いたのは修羅場というには緊張感が無いと思うんだけど
俺にしてみれば心境的に修羅場でした。
変な話でごめんね。
普通のカッターで血がしたたるまで切るのは結構痛いよ
的に支援
DQN
つーかその後に本格的な修羅場って、そりゃ誘い受けか?
>本当に三人で付き合うという奇妙な生活が三ヶ月続きました
これ本当に男がヘタレ
>>一同の皆様
へたれです。申し訳ない。
>>539
傷はまだ残ってるけど、そのときは痛くなかったんですよね。
なんか麻痺してたのかな?
>>541
うん、自分の意見はその時言わずに三ヶ月ほど過ごしました。
そのときは楽しかったので、今思えばいい経験でした。
>>543
ネタと思ってくれてもいいけど、
本当にネタッぽいことが現実に起こることもわかっておくれ。
>>544
誘い受けのつもりじゃなかったんです。
ただこのスレのまとめとか見ると、
ありがちなパターンだと思って書きませんでした。
今までにも出たような内容だと思うので。
これにて名無しに戻ります。
変な話に私怨してくれた人たち、叩いてくれた人たち、
ありがとうございました。
期待させてこんな内容でごめんね。
そんなに仲良くやってたのに、なぜ本当の修羅場がきたのか気になる。
後で書いてくれw
駄目だ、うまく修正できない。
長いけどごめん。
あとヘタレでごめん、
ちょっと前置きから。
S子と俺、2号君で付き合うことになったけど
何故か一人暮らしの彼女の家にどちらかが転がり込むってのは最初無かったです。
俺は俺の時間が空いた時に家に行くし、2号君も同じだったと思う。
なので基本的に俺と2号君が鉢合わせることもほとんどなく
「こんなんでいいのか?公認の浮気だよなこれ」
って状態が2週間〜3週間ほど続いてました。
彼女も最初は自分の決断に戸惑っていたようで、
少なくとも俺が行った時は必ず
「こんな状況が許されるわけが無いのはわかってる。
気持ちの整理つけるまで待って。本当にごめんなさい。」
と言ってました。
まあ普通に考えてS子の都合良過ぎ、ってのはわかってました。
それでもそんな状況が数週間続くと、
俺も慣れてしまって「まあいいや」みたいな気持ちになってた。
こんな感じなので浮気がばれる前ほどS子のことが好きではなかったのかもしれません。
が、気にせず付き合いを続ける俺ら。
でもね、Hに関して嫌じゃなかったわけじゃない。
だって「昨日の夜2号君来たよ」とか言われたら、
正直「なめんな」とか思ってたから。
それでも彼女である以上したけど、頻度は多くなかった。
そんな関係を崩したのは俺。
当時バイトを3つかけもっていて、
その中のメインのビデオレンタルの店に新店ができた。
そっちに飛ばされた・・・orz
実家よりもS子の家のほうが近かったので頻繁に出入りするようになった。
それを知った2号君も何故か頻繁に来るようになり、
1週間の内4日は三人で暮らすようになった。
もっとも俺が他のバイトしてるときも2号君は居たようなので、
彼は完全にS子の家に転がり込んだんだと思う。
そうすると困るのが夜の生活。
男2人で女1人の3人でなんぞしたことがない。
それは三人とも同じで最初数日は
寝る準備>布団に入る>雑談>おやすみ
って感じだった。
気まずい。
理由はわかってるけど本当に気まずい。
寝静まった感じだけどお互い遠慮してる感じがまじで嫌だ。
夜、寝る直前でもハイテンションな俺なので、その温度差が嫌だった。
しかし・・・3人か。
と悩んだ。
悩んだけど三日目で挫折した。
三人でまた寝ることになり、雑談が始まったが
「なんでこんな修学旅行みたいなこと続けにゃならんのだ」
と思い、普通に意見を言ってみた。
思えば2号君に遠慮していて自分の意思を伝えることが少なかった俺。
俺「なあ、2号君もS子もさ?」
S子「どうしたの?」
俺「気まずくね?このなんちゃって修学旅行。」
S子「どうして?面白いよ?」
既にこの時点であんまり反省していない感じのS子。
まあいい、放置。
2号君「ああ、Hのことでしょ?気まずいよねw」
S子「だってしょうがないでしょ?」
俺「しょうがなくない。もう3人でよくね?」
2号君「いいね!それいい!」
即答するなよ。
数日悩んだ俺が馬鹿みたいじゃないか。
馬鹿だけど。
当然S子は嫌がる。
S子「無理無理!恥ずかしすぎる!それに二人共お互い恥ずかしいでしょ?」
俺「修学旅行の風呂みたいなもんだ、もう気にならない。」
2号君「そだね、それにこの状況を作ったS子に否定する権利ないよねw」
2号君はかなり楽しそうだ。
S子は不満気だったけど、自分のせいでこの状況が作られてるのもわかってたらしくOKした。
順番はどうするか、とかくだらないことも決めた。
格闘ゲームの勝敗とかの景品にして。
S子は横でゲームを見ながら微妙そうだった。
んで3人ですることになったんだけど割と興奮した。
てか普通に楽しかった。
結局S子も慣れていったし。
前置き長いな、マジすまない。
何故か喧嘩する事は一切なく2ヵ月半くらい経過しました。
が、この頃からどうも2号君の様子がおかしくなりだした。
前は俺のバイト中にS子と出かけたりすると、
必ず連絡をよこした2号君。
「今日ちょっと2人で買い物行って来るね」とか。
それは俺も同じだったし、それでいいと思ってた。
でも俺がバイトに行って帰って来ても誰も居なかったり、
2号君とS子が居ても
2号君は「おかえり」も言ってくれないようになった。
S子は言ってくれるんだが。
おかしい、というかなんとなく検討がついていたけどS子に聞いてみた。
俺「なんで最近2号君は俺に余所余所しいの?」
S子「そんなことないよ」
と否定するがそんなことある。
追求するとS子は教えてくれた。
S子「最近2号君ね、1号君に嫉妬してるみたい。」
俺「やっぱな」
S子「知ってたの?」
俺「知ってたわけじゃないけどさ、ずっと三人で生活は無理でしょ。
誰かがそう言い出すと思ってたし。」
S子「うん、そうだよね。2号君に言うなって言われてたんだけどね・・・」
と、あっさり口止めされてたのを話すS子。
しかも自分から。
S子「なんか1号君は何も考えてないだろうけど、俺はこの状況限界って言ってたよ。
このままでいたら何をするかわからないって。」
何も考えてないとは失礼な。
それにこの状況でいいって言ったのは2号君の方だ。
俺も否定しなかったけど。
俺「なにをするかわからないって・・・なあ?」
S子「うん、カッターナイフのこともあるし、2号君切れるとなにするかわからなそうだよ・・・」
俺「まあいいや、そうなったらなったで。その時考えるよ」
S子「お願いだから危ないことしないでね?嫌だよ?1号君居なくなるのは」
居なくなるって・・・。
俺死ぬんですか?
それからはいよいよ気まずくなった。
まず2号君が
・挨拶一切しない。
・そもそも俺の話を聞かない。
・夜、寝るときに自分の方にS子を持って行き話さない。
・俺の服が破かれてる。
・格闘ゲームしてくれない。
などなど。
小学生のいじめですか?
ってくらい些細なことをするようになった。
決定的だったのは三人で撮った写真の俺の顔だけが切り抜かれたことだった。
いい加減頭にきて文句を言おうとした。
だけど写真を見て先に切れたのはS子だった。
S子「2号君、いい加減にしなよ!そんな影でわかりやすい嫌がらせするなんて最悪だよ?!
三人で楽しく撮った写真なのになんでこんなことするの?!」
それを聞いてガンダムの雑誌みたいのを見てた2号君が止まった。
そして立ち上がる2号君。
ちなみに俺の身長181cm、2号君の身長180cm、
ついでにS子の身長158くらい。
俺ら2人が立つとS子がはかなり小さい。
2号君「・・・ふざけんなよ」
あ、やばい。
絶対切れてる。
2号君「お前ふざけんなよ!お前が結論出さないからこうなったんじゃねえか!
最悪?最悪なのはこいつだよ!」
と俺を睨む。
S子に怒っているのか、それとも俺に怒っているのか。
俺「2号君、落ち着けって。何か悪いことしたなら理由をおs「うるせえ!!」」
遮られました。
2号君「なんでお前ら2人してそうなの?俺が何したっていうの?!」
S子は泣きながら「写真切り抜いたり無視したりしてたでしょ?!」
2号君「したよ!なに?それ!俺が悪いの?謝ればいいの?はいはいごめんなさい」
なんか錯乱してて2号君は話を聞いてくれる状況じゃなかった。
俺が何を言っても「うるせえ!」しか返ってこなかったから。
だけどS子が泣きながら床に座り込んだとき、
2号君は「あ・・・ごめん。」と落ち着いてくれた。
俺が「とりあえず話そう?話はちゃんと聞くし、理解できることなら謝るから。」
となるべく優しい口調で言ったんだけど、俺の話は無視する2号君。
S子に向かって「ごめんね、ちょっと落ち着くから泣きやんで?」
と言い優しくなだめる。
その後2号君は自分の荷物から彫刻刀らしきものを取り出した。
そして俺が止める間もなく自分の手の甲に突き刺した。
俺「ちょっと!なにやってんだよ!」
まじでびびった。
まさか自分に襲い掛かるなんて。
S子は「もうやめてよ、お願いだから」と言って泣いている。
2号君「大丈夫、こうやって自分の血を見ると落ち着くんだよ。」
なるほど。
数ヶ月前、俺の腕を切って自分の腕も切ったのは、
自分を落ち着かせるためでもあったんだ。
2号君が馬鹿なことをやってるのを見て、いい加減イライラしてきた。
自分の手の甲を刺して大丈夫?
俺からしてみたら子供がかまって欲しくて駄々をこねてるだけに見えた。
このまま放置したらどうなるんだろう?
結局誰かに助けを求めるんじゃないか?
そんな考えすら浮かんだ。
俺が「2号君、落ち着いた?」と聞いてみると
「うん、だいぶ落ち着いてきたよ。
だけどお前の顔を見るともっと血が見たくなるくらいむかつくけどね」
みたいなことを言った。
つまり落ち着いていないらしい。
そう言いながらS子の顔を覗き込んだ。
顔が青ざめてる。
そりゃそうか。
2号君の手にはまだ刃物が刺さったままだし、血も落ちてる。
普通の人だったらびびるに決まってる。
(ような気がする)
俺「なあ、2号君、お前が落ち着くためにやったことは結果的にS子を怖がらせてるんだよ?」
2号君「だから?お前がいなくなれば問題は解決じゃん!そんなこともわからないの?!」
ああ・・・一緒に遊んだ数ヶ月が嘘のようだorz
少なくとも俺は2号君とは上手くやっていると思ったし、
仲のいい友達感覚だった。
俺だけだったんだね、そう思ってたのは。
俺「とりあえず刃物抜いて止血しろよ、まじで出血多量になるよ?」
2号君「S子が怖がってるから抜くけど、お前はどっかいけよ」
俺「今後のことはちゃんと話して決めよう、今はS子もお前もこんな状態だしさ」
2号君「は?俺は普通だよ?なに?俺のどこがおかしいの?」
やばい、まずいこと言ったか?
S子を怖がらせないように冷静を装ってたけど
刃物を持って手から血が落ちてる彼が、
こっちを睨んでるのは普通に怖い。
2号君「何?びびてるのお前?かっこわりーw」
かっこ悪くて結構。
俺は命が大事。
だけどS子もまだ大事。
とか考えていると
2号君「お前相手に刃物使うわけねえじゃんw」
と言いながら刃物をポケットにしまった。
こんな会話をしている間にも手からは血が出て、
床には結構な血が落ちてる。
そしていきなり顔を殴られた。
血が出てる方の手でも殴られた。
2号君は殴りながら
「ああん?ああん?」とか言っていたのを覚えてる。
しばらく殴られたままだったけど、
気がすんだのか彼はドアまで歩きながら
「S子が怖がるからこのくらいでwS子ごめんな?」
と笑いながら言ってた。
殴られてるときから思ってたんだけど、
正直痛くなかった。
こんな性格だからか、今までトラブルには巻き込まれてきた。
前に竹馬で殴られたのに比べれば、本当に痛くなかった。
でもヘタレだから反撃しなかった。
起き上がってドアの横にある洗面所に入った。
2号君はその時ちょっと身構えたみたいだけど無視した。
鏡で自分の顔を見ると、まるで俺が血を出してるみたいだった。
振り返って床を見るとやっぱり血が。
これ普通にサツ人現場みたいだw
と呑気な事を思った。
だけど俺のヘタレはまだ続いた。
まだ平和に話し合い(もうなってないけど)で片付けようとしてた。
俺「2号君も止血しなきゃならないからさ、とりあえずS子落ち着かして病院行こう?俺も着いてくから」
本当に真剣に止血しないとやばいと思った。
俺「後で殴りたければ殴っていい。でもとりあえず止血じゃね?」
2号君はS子の隣で黙ってた。
とりあえず自分の顔を洗い、服を着替えた。
S子を立たせて「ちょっと2号君を病院に連れてくから待ってて?」と言ってみる。
S子は心配して何か言っていたけど、大丈夫だからと言って2号君のところに行った。
2号君「病院行くわ、でも着いて来なくていい、一人で行くから。」
どうやらやっと普通に戻ってくれたっぽい。
俺「そんなに血を出してたら説明も必要だって。変な事は言わないから一緒に行くよ。」
そう言いながらドアを開けると、2号君は無言で着いて来た。
とりあえず、俺のタオルを貸して手に巻かせた。
バイクの後ろに2号君を乗せて病院へ。
病院で事情を説明するときに、
「二人で日曜大工してたら手の甲に刃物が刺さった」と説明しておいた。
実際ポケットに刃物が入ったままだったので、説明はすんなり信じてもらえた。
病院で2号君はほとんど喋らなかった。
バイクで帰って家の前まで来るとやっと喋ってくれた。
2号君「今から俺S子に謝って別れてくるわ。だからちょっと外で待ってて欲しい。
絶対に変な事はしない。お前にも謝る。ごめん。」
なんか真剣な話し方だったので、OKした。
タバコを吸って待ってると、ほんの数分で2号君は出てきた。
自分の荷物が入ったバッグを持って。
2号君「S子には謝ってきた。怪我のこと心配してくれたよ。俺が自分でやって怖がらせたのに。」
俺「反省してるんでしょ?じゃあいいよ。俺にはもう謝ったからそれもいい。」
2号君「うん、それと俺別れるわ、S子ともお前とも。」
俺「まじ?俺とお前付き合ってたの?w」
2号君「とりあえず先に荷物置いてくる。明日また来るからちゃんと話そう」
俺「わーった。待ってるよ。」
こんな感じの会話をした。
俺は家の中に入って事情を説明した。
S子はわかってくれたが、
明日自分からもちゃんと話すと言っていた。
俺は家の中に入って事情を説明した。
S子はわかってくれたが、明日自分からもちゃんと話すと言っていた。
次の日にちゃんと話をした結果、2号君は別れることをちゃんとS子に伝えた。
S子は三人でいるのが楽しかったので、
どっちか一人と居ても罪悪感がどうこう言っていた。
俺は未練がましく「三人で一緒にいれないか?」
と聞いてみたが二人の意志は固かったらしく駄目だった。
んでお互いバラバラになった。
ちょっと危ない奴だったけどいい友達だった2号君。
ハイテンションでカラオケ好きだったS子。
あれから二人とも会ってないけど元気でやっていてくれるなら嬉しいと思ってる。
以上、長くなったけど終わりです。
私怨してくれた方々、ありがとうございました。
乙。
S子すげーだんだん変わっていくのな
最初はバレて謝って申し訳無さそうにしてても最後は
3人でいるの楽しかっただもんなw
S子は今恋愛してたとしたら罪悪感がなくなってまた浮気してるかもしれんね。
女を女としてだけじゃなく人として好きになるヤツだと思うし
人の悪い部分を見るのではなく良い部分を見る姿勢とか、
「自分が○○してしまうと相手が△△になるだろうから××で行こう」とか
周りの状況を分析して自分の行動を選択したりするところとか。
ヘタレと呼ばれても結構、これが俺のやり方って感じ。
まぁあまり自分の意見は通さないし通らないけどね。
自分を抑えることに慣れてるよね
自分は509みたいな人は好きだと思う
乙でした
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- 俺「俺とやり直して(´;ω;`)」 嫁「ごめん。彼に気持ちがあって、もうあなたには無い」 → しかし俺が吹っ切れてしまった結果、なんと…
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結局、2号が一番ヘタレで屑だったって話?
会話文多用は嘘松の証って誰かが言ってた
どうしても自分の話としてとらえてしまうが、カメラ屋のおっさんとは話はしそう
パーティーに誘ってもらうほど親しくなるかはわからない
仮になったとして、知らない人が多いパーティーには行きたくない
それでも顔を立てて行ったとする そこまでだな S子がものすごく好みのタイプだったとしても当たり障りのない話をして終わり
何の変哲もないつまらない日々と修羅場もあり、喜びもある日々、どっちがいいか聞かれたら後者の方がいい人生だろう
ただ、俺には前者しかなかった
全員普通に気持ち悪い
3Pしなかったのか・・・