1. 帰宅すると部屋がもぬけの殻になっていた。嫁『娘は義父と養子縁組するので養育費はいらない』俺「離婚したくない(号泣」両親「離婚して他の女を探せ」 → 俺「おk」数年後・・・
  2. コトメ「出張ある。子供お願いしてい?」私『おk』 → 私『あのさ、信じられない光景を見たんだけど・・』夫「え?」 → ウトメ「黙っててごめん」コトメに調査結果を渡すと・・
  3. レスでキレたら、嫁「お前ちょっと来い」→産婦人科に連れていかれた。医者「」俺(レスのほうがマシだったわ…)→なんと…
  4. 念願の田舎暮らしを始めて数年後、旦那が急逝した。すると村の男達から「これが村のしきたりだ」 と迫られて...
  5. まとめサイトのコメント欄に酷いコメントを書いてたら、夫に怒られた。息子にもバレてもうや親としての尊厳無くなった...
  6. 離婚した夫に未払いの養育費を請求。元夫「俺は種なし。息子は自分の子じゃない」種なし症の診断書が届いた → 私『なんならDNA鑑定をする』夫「おk」 → 前科持ちに・・・
  7. 俺が事故ってシにかけたとき。嫁母「バレないうちに別れなさいってあれほど言ったでしょ」嫁『このまま助からなきゃいいのに』→結果、嫁がシんだ
  8. 取引先の不幸で急きょ家に戻ると寝室に見知らぬ男が。俺「あの‥」男「お邪魔しました」→数日後...
  9. 嫁が男に襲われたトラウマで行為が出来なくなり離婚。その五年後に元嫁と偶然再会したのだが...
  1. 上司「取引先からクレームが来た。お前は出入り禁止になったから担当を変える」俺「理由はなんですか!?」上司「飯の食べ方らしい。ちょっと見せてみなさい」 → そして上司たちとファミレスに行った結果。
  2. 嫁が間男の子供を妊娠して離婚。そして俺は間男の元嫁と再婚した。しかし5年後、なんと元嫁から連絡がくる → 元嫁「実は。。」俺「!?」今嫁「助けてあげて」俺「!?」
  3. お兄ちゃんと買い物してたら友達と会った → 友「彼氏さん?」私 「ちがう、お兄ちゃん」友「!?」兄と腕組んで歩いてただけなのにスゴい引かれた。神経わからんよね。
  4. 暴力部長『ラオウ』がいる支店に生贄として出張することになった。ラオウ「邪魔だ!帰れ!」俺はラオウに殴られた → 俺の同行者「…待っていて下さいね」俺「!?」なんと。
  5. 彼女「ごめん…もう嘘はついていられない」俺「…なにを?」彼女「実は…」彼女が告白した想定外すぎる嘘。俺には受け止めることができない。
  1. やたら嫁の帰りが深夜になると思ったら、案の定だったので証拠そろえて制裁  → その後の3年にも渡る嫁の反省の日々。俺は鬼だろうか?。
  2. 女友達に彼女の写真を見せた。女友達「なんか影があるねー。美人だけどさ。でもこれは気になるな」俺(はぁ?なんだコイツ。嫉妬かよ) → トンデモナイ結果になった。。
  3. 母は兄の手術費用を盗んで男と逃げた。その母から20年ぶりの連絡。その目的は私の臓器 。私は復讐を決意した。。
   

メンヘラ彼女を捨てて後輩にのりかえた。その後に後輩が入院した原因はなんと…

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1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 02:50:32.863 ID:cno4dY+td.net
俺が20歳ぐらいの時の話なんだが
お前ら聞いてくれるか?


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2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 02:51:06.240 ID:C5XV42WUd.net
はよ

 

6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 02:51:45.232 ID:cno4dY+td.net
当時の彼女との話なんだが
まず最初に言っておくとメンヘラの話だ

 

7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 02:53:04.561 ID:4Q3JTNhV0.net
心霊じゃなくキチガイ恐怖のほうかよ

 

11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 02:57:02.069 ID:XqpmG9sF0.net
人間の話はガチで怖い

 

8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 02:54:39.146 ID:cno4dY+td.net
当時のの俺はコンビニバイトをしてて
多少お客と接する機会もあったんだが
その精算の時間の会話すらしてほしくないって
彼女には言われていた
ただ仕事だし話し掛けられて無視するわけにもいかない
そんなたわいもない事でいつも喧嘩になっていた

 

13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 02:58:22.347 ID:cno4dY+td.net
バイト終わりが21~22時くらいだったんだが
そんな事が続いてるうちに
バイト終わりの携帯にメールが来るようになった
内容は手首切った写メ付きてそれだけの内容なんだが
当時の俺はメンヘラなんて知らなくて
焦ったんだ

 

14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 02:59:50.541 ID:cno4dY+td.net
すぐに電話を掛けて大丈夫か聞くと
浅く切っただけだから大丈夫
けど、俺君が他の人と話してると
また切っちゃうかも
そんな感じの事を言われた
俺も焦ってたってのもあって
なるべく話さないって言ってしまったんだが
これが悪かったのかもしれない

 

15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 03:00:38.566 ID:1NrWs0HSa.net
分かる右手切られるとまともな思考出来なくなるよな

 

16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 03:03:56.340 ID:cno4dY+td.net
バイト先で話すと言っても
彼女はコンビニに来てないし
分かるわけもないと思うが
なるべく会話を最小限にする努力はしてた
そこから多少彼女も落ち着いてきて
普段通り過ごしてたんだが
ある時バイト先に18歳の女の子が来た
もちろんバイトするためにね
控え室で多少の自己紹介なんかもあって
年齢が近い俺が簡単な品出しやレジなんかを
教える事に決まってしまった

 

17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 03:07:57.413 ID:cno4dY+td.net
年齢が近いこともあって
その女の子A子と呼ぶけど
A子も俺に話しかけてくる事が多くなった
俺は最低限の返事しか居ないんだが
そこがガツガツしてなくて
A子からしたら好印象だったのかもしれない
数週間経ってA子がバイトにも慣れてきたある日
バイト終わりの時間が同じ事もあり
一緒に帰りませんかと言われた
帰る方向は同じなのでいいよと言うと
A子は喜んでいたな

 

19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 03:12:56.810 ID:cno4dY+td.net
近過ぎず離れ過ぎずの距離で
会話はほぼ無いが俺とA子は歩いていた
帰り道に公園があってその先で
別れる事になるな、なんて事を考えてると
A子もそう思ってたのか
「あの公園過ぎたら帰り道別れちゃうんで少し寄っていきませんか?」
そんな事を急に言われて
俺はびっくりしたが彼女がいるから
無理だよと断った
A子も諦めたのか「分かりました」
素直に諦めてくれた
公園が見えてきてもうそろそろだなと思った時
公園から彼女が歩いてきた
「俺君、その子誰?」

 

20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 03:14:13.199 ID:N+vcQyRpd.net
ヒェッ

 

23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 03:19:04.328 ID:cno4dY+td.net
流石に焦ったがここで嘘は付けない
「バイト先の後輩だよ、たまたま帰り道同じだから」
俺は素直にそう言うと彼女は
「そう、分かったわ
ここからは私と帰りましょ」
そう言って俺の手を引いた
「それじゃあA子この辺でまたな」
俺はそうA子に言うと
A子も
「俺さんありがとうございました」
そう言って俺達は別々の道を歩いていった
家までの帰り道彼女からは
あの子との関係は?どんな子?
ずっとA子の事を聞いてきたが
知ってる事だけを話してその日は終わった

 

24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 03:24:30.599 ID:cno4dY+td.net
それから数日何事も無く過ごしていたんだが
ある休み日に店長から電話が掛かってきた
「A子ちゃんが階段から落ちて怪我したみたいでね
俺くん少しの間忙しいかもしれないけど大丈夫かい?」
俺はバイトもそれなりに長くやってるので
大丈夫ですよと言った
A子が階段から落ちるね…ドジだな
大丈夫だといいけど
そんなことを考えながら休みの日をダラダラ過ごしていた

 

25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 03:31:01.404 ID:cno4dY+td.net
初めはダラダラ過ごすのもいいが
段々と飽きてくる
携帯を触りながら彼女にでも連絡するかと思ったが
そう言えばバイトがあるって言ってたのを思い出し
いつも暇な友人に電話をかけてみた
「もしもし、俺だけどB太今何してる?」
そう言うといつも決まって
絶賛ニート中のB太は
「暇してるよ」と返してくれた
「じゃあ、とりあえず駅前で集合で」
いつも通り決まったやり取りをして
電話を切り準備をして駅に向かった

 

27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 03:43:57.002 ID:cno4dY+td.net
駅に着くとB太はもう来ていた
距離的に俺が遅くなるのはいつもの事なので
お互いそれには何も言わない
今日はなにして遊ぼうかなと考えてると
「今日はカラオケな」
とB太が勝手に決め俺の手を引いて進む
が途中で止まり
「そう言えばお前知ってるか?一昨日ぐらいにそこの駅の階段
女の子が突き落とされたってさ」
そう言って階段の方を指さす
俺は一瞬変な気がしたが気にせず
「俺のバイト先の後輩も階段から落ちて怪我したってさ最近多いのかね」
そんな冗談を言うと
「実はその後輩が突き落とされた子だったりして」
B太も俺に冗談を返してくる
そんなやり取りがあったがまた歩き出し
やがてカラオケに着いた
俺はB太が歌うアニメソングを延々と聞かされ
これいつまで続くの?と思いながら
いい暇つぶしにはなったかなと
その日を満喫した

 

28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 03:46:34.211 ID:cno4dY+td.net
カラオケから帰りシャワーを浴びて
ベッドで横になってると
彼女から電話があった
「俺君、今バイト終わったよ少し話しようよ」
内容はありきたりなものだったが
やけに嬉しそうに喋る彼女が印象的だった

 

29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 04:01:20.057 ID:cno4dY+td.net

何事も無いまま数日が経った
バイト先に向かうと
今日A子ちゃん復帰するからと
店長に聞かされて
今日からまた少し楽できるなとそんなことを考えていたら
A子がやって来たので俺は
「A子大丈夫だったか?」そう聞くと
「もう大丈夫ですよ、骨折もしてなかったんで打撲だけで済んでよかったです」
そんな事を言いながら
青色から黄色になりかけの腕の打撲痕を
見せてくれた
「痛そうだな、まぁ無理するなよ」
それだけ言って仕事に取り掛かる

休憩に入り控え室で休んでると
A子も入ってきた
「俺さんには言いますけど…
実は駅の階段で転けたんですけどね
誰かに押された様な気がしたんです
人が多かったので誰が押したか分からないんですけど
俺さんの彼女さんがいた気が…」
俺は驚き「そうか…」とだけ言った
まさかB太が言ってた事が本当になるとは
俺はA子が押された事より
彼女がいた事に驚いてしまった
そう言えばA子が階段から落ちたって聞いた後
彼女電話で嬉しそうな感じだったな…
休憩が終わった後も
俺はそのことが頭から離れなかった

 

30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 04:07:50.652 ID:cno4dY+td.net
バイトが終わっても胸のモヤモヤは消えない
俺は思い切って彼女に聞くことにした
「もしもし、俺だけど、うんバイト今終わった
夜遅いけど会えるかな?」
そう聞くと彼女は嬉しそうに
「私も会いたかったよ、じゃあ帰り道の公園で待ってるよ」
「うん、分かった」
そんなやり取りをして電話切った
冷静な振りはしてたが内心焦っていた
もし彼女が押していたら…
A子が怪我をしたから嬉しかったのか…
色々考えてしまうが答えなんて出てこない
思っていたより考え込んでいたみたいで
公園が目の前まで見えてきた

 

31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 04:31:00.946 ID:cno4dY+td.net
公園のベンチに座り彼女を待つが
頭の中は不安でいっぱいだった
しばらくして彼女がやってきた
「俺君お待たせ」
「いや、俺も今着いたところだよ」
聞いてしまったら終わるような気もして
なかなか言葉が出てこない
すると彼女が
「どうしたの?元気無いけどなにかあった?」
何かあったと言えばあるが…
言っていいものか
だが聞かなければこのモヤモヤは消えない
俺は勇気を振り絞り
「この前さ駅で女の子が階段から落ちたの知ってる?」
そう聞いてしまった
「あーあれね、私も駅にいたから知ってるよ
遠目でしか見えなかったけど」
彼女は焦った様子もなく答える
「あれ、A子なんだよ」
すると
「そう…」
それだけ言って彼女は黙ってしまった
「あの後の電話で嬉しそうにしてたしさ
お前A子を嫉妬してたろ?
こんな事言いたくないけど
もしかしたらお前が突き飛ばしたのかなって…」
彼女は小さい声で
「私はやってないよ…俺君信じて…」
だけど俺からすれば
誰かと話すだけで嫉妬で手首を切ったりする女だ
A子とは一緒に帰ってる所を見られてる
手を出す可能性がないとは言えない
「じゃあ、帰り道で
A子の事を俺に質問したのはなんでだ
A子が駅で電車に乗って帰るのも知ってたろ
電話の時嬉しそうにしてたのはなんでだよ
俺も疑いたくないけどお前の嫉妬の事も知ってるから
どうしても疑ってしまう」
俺は半ばヤケになって言ってしまった
「ごめんなさい…でも本当にしてない」
泣きながらそう言って彼女は帰っていった

 

32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 04:40:21.091 ID:cno4dY+td.net
それからは彼女とは距離ができ
あまり連絡も返さなくなっていった
逆にバイト先で会って話す上に
慕ってくれるA子とは仲良くなっていった
「彼女さんと上手く行ってないんですか?」
A子から聞かれた俺は
「うん、まぁ色々あってね」
深くは語らずにそう言った
「ダメですよ彼女さんとは話した事ないけど
綺麗な人だし優しそうな人じゃないですか
俺さんも優しくしてあげないと」
「そうだな優しくか…」
そんな風に時々A子は彼女の心配もしてくれる
優しい子なんだな
少しずつ俺はA子に惹かれてたのかもしれない
彼女にもキツく言い過ぎたか
犯人なんて決まってないのにな
俺は少し反省しながら
今度彼女に優しくしてみるか
そんな風に思っていた

 

33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 04:57:49.353 ID:cno4dY+td.net

それから今まで通りには行かなくても
多少は彼女に優しく接していた
歯車が大きくズレたのはこの時からかもしれない
ある日の朝彼女から電話があった
あれ以来やり取りはメールでしかしてなく
電話なんてしてなかったから
気になって電話に出ると
「俺君、私全部分かった
私達を嵌めたのはA子ちゃんだよ
私昨日歩道橋の階段から落ちて今入院してるの
落ちる瞬間A子ちゃんが見えたの、本当よ」
俺は何言ってるんだこいつ状態だった
「A子がそんな事するわけないだろ
バイト先でも
いつもお前の事気にかけてくれてるんだぞ?」
入院してるのは心配したが
その後のA子が犯人
これは信じられなかったし
彼女が俺にもう1度振り向いて欲しくて
嘘をついてるとしか思えなかった
「落ちる時はっきりとA子の顔みたのか?
周りに目撃者は?」
そう聞くと
「はっきりとは見てない…けど…
周りに人もいなかったと思う…」
「そんなにA子を犯人にしたいのか
A子にも一応聞くけどさ」
そんなやり取りを続けて
俺の方から電話切った

 

34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 05:05:23.852 ID:cno4dY+td.net
バイト先に向かい
先に来ていたA子に聞いてみた
「A子昨日の夜は何してた?」
「私は昨日は家でテレビ見てましたね」
「そうか、ならいいんだけど」
「どうしてそんな事聞くんですか?」
「いや、うーん彼女から朝連絡来てな
入院してるって言われて
A子に突き飛ばされて階段落ちたって言ってるんだよ」
正直に話してみると
「私はしてませんよ?
けど、彼女大丈夫ですかね
入院って心配ですね」
やっぱりこの子は優しいな
犯人扱いする彼女すら心配するなんて
「大丈夫だとは思うけどね
頭でも打っておかしくなってるのかも
まぁお見舞いに言ってみるよ
変な事聞いてごめんね」

 

35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 05:14:50.927 ID:cno4dY+td.net
入院してる彼女に会いに行った
病室に入ると
ベッドに横になりながら彼女が
「俺君来てくれたんだ…」
「あぁ、大丈夫か?」
「何ヶ所か骨折してるけど
命に別状はないから大丈夫よ」
「そうか、そう言えばA子に聞いたけど
あの日はテレビ見てたってさ
内容まで言ってくれたよ
やっぱり見間違いなんじゃないか?
お前の事心配してくれてたぞ」
「いえ、絶対A子ちゃんよ…
俺君は騙されてる」
「どんだけA子を犯人扱いすればいいんだ
お前なんかよりよっぽどA子の方がいい子だよ」
あまりにもA子を犯人にしたがる彼女にムカついて
酷いことを言ってしまった
「そう…」
そう呟く彼女の言葉を聞いて俺は病室を出た

 

44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 06:38:22.061 ID:bMUEE5j/d.net
せっかく優しくしようかと思ってたのに
またA子の事を言われて優しく出来なかった
彼女と真剣に向き合えばA子の話になり
お互い少しずつだが会話が減ってきた
彼女との会話が減るたびに
A子への思いが増えてきた
そんな思いで関係が続くはずもなく
俺は自然と電話を掛け
彼女に別れを告げていた
「もしもし、俺だけど
突然で悪いがもう俺達別れないか?」
彼女は
「そう…分かったわ」
とだけ言い電話を切った
俺は思っていたよりもあっさりと別れた彼女に
少しだけ驚きつつも
A子にどう告白するか悩んでいた

 

45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 06:50:04.350 ID:bMUEE5j/d.net

彼女と別れた後に数日は経ってるが
あれだけ俺と彼女の心配していた
A子の事だ
彼女と別れてすぐ告白するような
男を好きになるはずがない
俺は勝手にそう思い告白出来ずにいた

A子と帰りの時間が被ったある日
「俺さん、最近悩み事でもあるんですか?」
驚いたがA子は俺が悩んでるのを
分かってたみたいだ
「悩みと言うか…彼女と別れてな」
俺がそう言うとA子は
「え…?もしかして振られたんですか?」
「いや、俺から振った
最近上手く行ってなかったし
好きな人が出来たからな…」
「どんな人ですか?見た目は?年齢は?」
やけにA子が食いついて来るが
俺はチャンスはここしかないと思い
「A子だよ、好きな子は」
A子は少しの間無言になり
そして口を開いた
「私も俺さんの事ずっと前から好きですよ…」

 

46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 07:07:17.613 ID:bMUEE5j/d.net
「だから彼女さんの事私許せなくて
私の方が俺さんの事好きなのに
なんで私がバイトしたか知ってますか?
俺さんの近くにいるためですよ
コンビニに買い物来た時に俺さんを見掛けて
あ、この人が私の運命の人だって分かったんですよ
駅で丁度彼女さん見付けたから
自分で転けちゃいましたよ、痛かったんですよ
ちょっとずつ私を好きになってもらいつつ
彼女さんの事を嫌いになってもらうのは
大変でしたよ
ある日彼女さんを見つけた時
こいつのせいで私が転けたんだから
こいつも同じ事してやらなきゃって
顔見られたんで焦りましたけど
俺さん馬鹿なんで気付かなくて良かったです」
俺は頭が真っ白になって言葉が出てこない
「俺さんリストカットって知ってます?
あれ、手首だとバレるんで
私はお腹切ってるんですよ
お腹だとバレないんで」
俺はA子の豹変ぶりに恐怖を覚えた
「じゃ…じゃあ、なんで今そんな事を俺に言うんだ
嫌われたいのか…?」
するとA子は笑みを浮かべると
「運命の人には全部知ってもらわなきゃ
ダメじゃないですか
運命の人なんだからこんな事で嫌いになりませんよ
なりませんよね?」
俺は恐怖のあまり逃げ出した
家に着いてから
バイトだってやめよう
A子とは顔合わしたくない…
彼女の言ってる事は本当だった
なんで信じてやれなかったんだ…
そんな事ばかりが
頭の中をグルグルと渦巻いていた

 

47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 07:18:15.773 ID:bMUEE5j/d.net

次の日バイトの時間になっても
俺は部屋に篭っていた
A子はヤバい…もう顔も見たくない
そんな事ばかり考えていたら
店長から電話が
「俺くん今日どうしたの?
休むなら休むで前もって言っててくれないと
A子ちゃんも急に辞めるって言って
辞めちゃったしさ…」
A子が辞めた?
なら俺はバイトを辞めなくていいか
わざわざ辞めたなら客としても来ないだろう
俺は店長に
「本当すみません、今から向かいます」
と言い店長は
「分かった、早く来てね」
とだけ言って電話を切った

多少の警戒はしつつも
バイト中にA子が現れる事はなかった
帰る時間になって荷物を出していると店長が
「そう言えば俺くんA子ちゃんと仲良かったよね
辞めた理由とか聞いてない?」
と聞いてきた
「分かんないですね、そういう話は聞いてないので」
実際は俺との事でやめたと思うが
それを言う気にはなれなかったので
嘘をついて知らないふりをした
家に帰る道も警戒はしていたが
何事も無く
いつも通り家に着いた

 

48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 07:25:55.375 ID:bMUEE5j/d.net

風呂に入ってる時に
あぁ彼女にも謝らなきゃな
許されないだろうけど
酷い事も沢山言ってきたしな…
風呂から上がり彼女に電話を掛けるが
電話に出ない
二、三度掛けるがやはり出ない
この時間は家にいるはずだから
やっぱり嫌われたな
まぁ仕方ないか
そう思いながらもメールを送った
今までの謝罪、今までの感謝
そんな内容のメールだ

そして眠りについた

 

49: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 07:37:59.568 ID:bMUEE5j/d.net

起きるとお昼に近い時間だった
何気なく携帯を見ると彼女からの着信が3件も来ている
メール読んでくれたのかな
やっぱりちゃんと電話でも謝ろう
そう思い折り返しかけ直す

何コールかした後に繋がった
「もしもし、俺だけど…」
すると聞こえてきたのは男性の声だった
「もしもし、俺くんで間違いないかな?」
「はい、そうですが…彼女さんは?」
「…すまない、娘は今電話に出れなくてね
今から家に来て貰えないだろうか」
「はぁ…構いませんが、彼女さんの家でいいんですね?」
「ありがとう、待ってるよ」
そう言って電話は切れた
彼女の父親が電話に出るなんて
どうしたんだろう
不思議に思いながらも
俺は彼女の家に向かった

 

50: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 07:40:24.695 ID:qgevZwLFE.net
まさか・・・

 

52: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 07:48:10.141 ID:bMUEE5j/d.net
ピンポ-ン
俺はインターホンを鳴らす
彼女の父親が出てきてリビングに案内された
「急に呼び出してすまないな」
彼女の父親が話しかけて来るが
頭に入って来ない
俺はその部屋の一角に置かれた
彼女の大きな写真から目が離せない
あれはなんだっけ…
やけに頭が重い
写真の前に置かれている
陶器らしきもの
いったいどれほど時間が経ったのか
すると
「これを俺くんに読んでもらいたい」
彼女の父親がそっとノートを渡してきた

 

54: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 08:14:59.612 ID:bMUEE5j/d.net

そのノートは日記帳だった
今までの思い出が書かれ
料理が下手なくせに
俺くんは〇〇が好きらしい
頑張って作ってみようや
嫉妬し過ぎで俺くんに嫌われちゃったかも
リストカットももう二度としない
などの反省の内容も

彼女は彼女なりに努力してたんだな…
そう言えばいつも俺の事気にかけてくれてたな…

読み進めていくと
俺くんの誕生日プレゼントを買った
当日までバレないようにしないと
と言った事が書かれていた
日付は
やけに彼女が嬉しそうにしてた日だ…

尚も読み進めると
別れの言葉のようなものが書かれていた

お父さんお母さんごめんなさい
もし俺くんから連絡があったら
彼にこのノートを渡してください

俺くん今までありがとう
私が生きてきた今までで一番好きだし愛してます
本当はずっと一緒にいたかったんだけど
無理そうなので…
束縛や嫉妬も重すぎたね
少しずつ直してたんだけど
たくさん傷付けてごめんなさい

私の事忘れて好きな人を作ってください
なんて言いません
だって私が一番俺くんを好きになれると思うから
けど、私は俺くんの隣に立つ資格は無いです
俺くんは優しいからそんな事ない
俺の方が悪いって思って自分のせいに
しそうだけど
そう言うのは嬉しくないからやめてね

それでも悪いと思うなら
これから先
俺くんが本当に好きになれる人を探してください
そして見付けたらこのノートを燃やして
私の事も踏ん切り付けて
私の最後のお願いです

色々
恥ずかしい事も書いちゃったけど
バカにされないから平気かも

 

55: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 08:27:55.590 ID:bMUEE5j/d.net
自然に涙が流れ出る
「彼女は…」
少し間を置いて
「睡眠薬を飲んでね、練炭だよ…
けどね、私達は俺くんを恨んじゃいないから
俺くんも自分をあまり責めないでね」
「すみません、俺のせいです…」
「いや、違うんだよ
娘は顔に大きな傷を負ってね」
顔に傷?どういう事だろうか
「どういう事ですか?」
「顔を刃物で切り付けられてね
娘に犯人の特徴を聞こうにも錯乱しててね
犯人は数日後見付かったんだが…
その子は責任能力無しで入院になった」
「犯人の名前はなんて言うんですか…」
「佐藤A子、忘れたくても忘れられない名前だよ」
俺はその名前を聞いた瞬間
サーっと血の気が引いた
あいつだ、A子だ…

 

56: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 08:41:32.986 ID:bMUEE5j/d.net

彼女の両親と話は終わり
ノートは俺が貰うことになった

そこからは彼女だけがいない日々が続き
3年が経った
その間も時間を見つけては
彼女の家に行き
彼女の両親と話線香を供えていた
自分勝手な贖罪だ
許してもらうとかそういった事じゃなく
ただ自分がしたいからそれだけ

3年も経つのに彼女との日々は
昨日の事の様に思い出す
これじゃ、好きな人なんて
当分出来そうもない

そんな事を1人考えて過ごしていると

ピンポ-ン
インターホンが鳴った

ドアを開けて出てみると
帽子を深く被った女性が立っていた

なんだこの人と思いながら
俺は女性に声を掛けた
「どうしたんですか?」

すると女性は顔を上げ
ニヤニヤした顔でこう言った

「やっぱり運命の人だ」

 

58: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 08:50:52.764 ID:bMUEE5j/d.net

気が付くと俺はベッドの上で寝ていた
やけに体が重い
腕には数本の管が通っており
腕を動かしにくい

すると看護師が現れて
「俺さん気が付きましたか?」

そこから警察も来て話を聞いていくと
どうやら俺は玄関で血を流しながら倒れていて
それを通行人が見つけて
救急車を呼んでくれたらしい

調べてみると
左腹に2cm程の刺傷があったらしいが
内臓までは傷付いてなかったらしい

傷から見てカッターや
それに似た刃物で刺されてる事などを聞き
犯人はどんな人だったかなどを聞かれた

覚えてる事を話てその場で話は終わった

 

59: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 08:56:42.218 ID:bMUEE5j/d.net

それからまた数年経ったが
未だに心と体には傷跡が残ってて
ノートは未だに燃やせずにいる

今では県外に出て
別の所で暮らしてるんだが
最近駅の中の人混みを歩いてると
遠くの方からこちらに歩いてくる
帽子を深く被った女性が目に付いた
そしてすれ違いざまに
「やっぱり運命の人だ…」
はっきりとそう聞こえ振り返ったが
もうその女性はどこにも居なかった

そして昔の事を思い出して
2ちゃんに書いてみたんだ
そうあの時もこんなに暑い夏の日だった

おわり

 

57: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 08:44:55.131 ID:NH0i15Qo0.net
こえーよ

 

61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 09:02:42.713 ID:wA2Xb/gw0.net
メッチャ怖かった
メンヘラとやって追跡されたとき思い出した

 

64: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 09:06:07.584 ID:bMUEE5j/d.net
>>61
メンヘラは感がいいのか鼻がいいのか
教えてもないのに家バレするからな…
付けられてたのかもしれないが

 

60: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 08:56:58.309 ID:BBs/7BiVp.net
創作な上怖くない

 

62: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 09:03:48.604 ID:bMUEE5j/d.net
実話なんだが
信じれないならそれで構わない
証拠もノートと傷跡くらいしか無いし
ノートは見せたくないから
ほぼ証拠もなしだしな

 

63: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 09:05:20.460 ID:vgmA0xgOa.net
そのA子はどうなったの
まさか野放しじゃねーだろうな

 

66: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 09:08:27.409 ID:bMUEE5j/d.net
>>63
俺を刺した後、俺の証言で
警察に捕まったらしいが
やっぱり責任能力なしで入院になったらしい
その後は分からない
出てきてるかもしれないな

 

65: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 09:06:25.277 ID:NH0i15Qo0.net
読み終わったから寝るわ

 

67: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 09:09:56.370 ID:bMUEE5j/d.net
>>65
遅レスに付き合ってくれてありがとうな

 

68: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 09:18:36.788 ID:M4i1v6280.net
下手な心霊なんかより生きてるキチガイのが怖いといういい例

 

69: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 09:24:02.551 ID:C5XV42WUd.net
メンヘラと付き合ったことはないがこれが実話だとしたら凄いな…

 

71: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 09:28:33.653 ID:bMUEE5j/d.net

メンヘラが全部当てはまるかは
分からないが
案外最初はめちゃくちゃいい子が多い気がするな
付き合ったらとか付き合ってくうちに
本性が出てくる

大前提だけどリスカ跡あるような子は
メンヘラが多い
まぁA子みたいに腹や太ももを
切ってる子は気付きにくいが

 

75: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 09:38:38.097 ID:0GlcVgK30.net

全部読んだら昔付き合ってたメンヘラ思い出した

俺の場合は別れ話きりだしたら台所から包丁持ってきて
俺の首に突きつけ「滅多なこと言うもんじゃないわよ」って凄まれた

 

77: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 14:21:41.248 ID:XqpmG9sF0.net
乙乙

 

76: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/16(水) 13:44:33.120 ID:Wd6OyGea0.net
面白かったし創作でも実話でもどっちでもいいや
引用元:http://2ch.sc/

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