あの日のことは忘れない。
梅雨明け間近の6月後半のことだった
仕事が終わり愛する妻の待つ自宅マンションへと車を走らせる。
雨雲が垂れ込め外は雷雨。帰宅ラッシュが重なり道は混雑気味。
そしてやっと混雑を脱し自宅マンションへと着く。
駐車場に車を停め共用廊下へと走るがそれだけでびしょ濡れになった。
そして自宅玄関に着き鍵を開け中へ入る。
「ただいま。」
・・・しかし何の返事も無い。
いつもならリビングかキッチンから「おかえりなさい。」と元気の良い返事が帰ってくる筈だ。
「〇〇?」妻の名を呼びかけて見るが返答が無い。
妻の車は駐車場に停まっていたはずだ。
明かりも点いている。
胸騒ぎを感じた。
神経を尖らせ耳を澄ませてみるが何も聞こえない。
一際大きな雷鳴で不安が増幅される。俺は勇気を出してゆっくりとリビングへと向かった。そしてリビングを恐る恐る覗き込む。
妻が硬い表情でフローリングの上で座布団も敷かずに正座をしていた。
非日常的な光景を目の当たりにして俺は頭が真っ白になった。
そして妻と目が合った。続きます。
「俺君おかえり・・・。」
何かに怯えているような声で嫁が答えた。
嫁の右手にはハエ叩きが握られている。
俺は何があったのかを聞いたら「部屋の中に大きな蜘蛛が居る。多分オーディオラックの陰に隠れた。」と言った。
「ハァ?大きな蜘蛛?そんなもん俺が追い出してやる。」とホウキを手にとってラックの隙間を突いた瞬間、
「うおわっ!?」予想を超える大きさの掌大の蜘蛛が出て来て思わず俺は逃げてしまった。
その直後、「キャーーーーーーーーーーーッ!」「バッチーン!」
「ガサガサガサガサガサガサ」「ダダダダダダダダダダダダ」
「ガチャッ」「ザーーーーー」
そして嫁が呆然としながらトイレからリビングに帰って来た。
本当に一瞬の出来事だった。
俺が逃げた後、蜘蛛が嫁に向かってきたらしく反射的にハエ叩きで撃破。
ティッシュをこれでもかってくらい出して蜘蛛を掴み
すかさずトイレに流したらしい。
嫁、男前だ。
終わり。
間違い無く軍曹殿でした。
見た目は厳ついけど頑張り屋さんの功績を称え、
2階級特進の上、水葬にて送らさせていただきますた。
ゴキブリ、ヤスデ等捕食してくれるのに
たぶんこの後ゴキがどっと増えるから気をつけてね
後日、ネットで検索したら害虫を食べてくれるありがたい蜘蛛って分かったんだよな。
嫁と蜘蛛さんの冥福を祈りながらバルサン焚いた。
それじゃあ嫁も死んだみたいだな。
ティッシュ流すとトイレは詰まるぞ
あ~最高のGハンターなのになぁ…
しかもG狩り尽くしたら追い出さなくとも勝手に出て行ってくれるスグレモノ。
ムカデもGを狩ってはくれるけどアイツ等バカだから人間にも噛みつくんだよなぁ
ぐんそうー!!
大学の時に住んでたアパートが結構ボロで柱の横とかに穴があいてて、そこから鼠とか蜘蛛とかでてきたことあったな。
新聞紙をつめてふさいだけど。
それこと手のひら大の蜘蛛だったよ。
箒で窓から掃き出したが。
嫁がゴキなんだろ
確かに嫁とアシダカグモが同列に語られていると読めなくもない。
益虫をそんな惨い扱いをして・・・
最近自宅内で子蜘蛛を頻繁に見かけて困ってるんだ
まあこの子蜘蛛は巣作るやつなので見つけ次第駆除し続けてるけど
んで先日階段に、直径2cm位のちっちゃい軍曹がいたので放っておいた(軍曹は益虫だからね)んだけど、ちょっとボケ入ってる親父がうるさいので、仕方なく凍らせて近所の汚家に放しておいた
凍らせるタイプの杀殳虫剤は杀殳虫成分入ってなく凍らせて動きを止めるだけなので、自然解凍で再び動き出すから近所の汚家で育って下さい
北関東なんでアシダカグモむしろありがたいんだが……
北関東は軍曹が冬越せないので居ない。まれに北関東でも見つけたとかいうSNSやブログみるけどコアシダカグモと高確率で間違ってる
そして冬は寒いくせにむしろ、夏は暑苦しいまであるので当然Gも居るという……
(軍曹まず越冬できないのでG対策で逆にそれを利用して通販などで毎年の春か夏頃購入するという手もあるにはあるんだが)
ティッシュをトイレに流したらダメだろう。詰まるよ。
「二階級特進の上で水葬した」
なんという物は言いよう